性暴力被害者、「柳時敏はチョン・ジヌ議論の虚偽事実流布の責任を取れ」

民主労総性暴力被害者、柳時敏に直接携帯メッセージを送って抗議

『民主労総キム某性暴力事件』の被害者が3月14日午後に統合進歩党の 柳時敏(ユ・シミン)代表の携帯電話に強い抗議の携帯メッセージを送ったことが 確認された。

被害者を支持する会のある関係者によれば、被害者は柳時敏代表に「民主労総 性暴力事件の被害者です。昨日の100分討論での言葉に責任を取ってください。 被害者である私の言葉を直接聞きもせず、(統合進歩党代表団を)訪ねて行った 支持する会の言葉も正しく聞かず、明白な事実だと虚偽事実を流布したことの 責任を取ってください」と携帯メッセージを送った。

柳時敏代表が100分討論で統合進歩党のチョン・ジヌ候補の公認議論に終止符を 打ったかのように認識され、被害者が直接立場を明らかにしたわけだ。

続いて被害者は「力がなく、あなたのおかげで今また悲しく絶望で死にそうで すが、私は生きて、いや死んでもあなたを容赦しません...私の胸の深い恨みを はらすために、私は死力をつくしてあなたと統合進歩党を呪います。血の涙を 流す音があなたの耳元から離れないでしょう」と、この携帯メッセージで柳時敏 代表を非難した。

被害者と支持する会は、「チョン・ジヌ候補は全教組委員長だった時に性暴力 事件の隠蔽を助長して、被害者を警察の捜査網から逃した性暴力2次加害者たち を免罪する役割を果たした」とし、比例代表公認を撤回しろと要求してきた。

統合進歩党のある関係者は3月14日、「柳時敏代表の100分討論でチョン・ジヌ 候補についての議論はすべて釈明された」とし「代表団が各種の資料を検討し、 問題がないと結論した」と強調した。この関係者はまた「党は被害者の苦痛を 抱いて行く。チョン・ジヌ候補も公認されたからには、今後も立場を出すべき ではないか」と話した。

▲去る13日国会記者会見場で柳時敏代表(右)とチョン・ジヌ候補が統合進歩党教育政策を発表して握手を交わしている。

柳時敏代表は事実関係と違う言葉で話題になったが、被害者は嘘をついた形

柳時敏代表は3月13日夜、MBCの100分討論で、ある保守指向の市民論客が「統合 進歩党は性暴力事件を揉み消そうとしていた委員長を当選可能圏に公認した」 と提起し、これをカリスマ的に圧倒してチョン・ジヌ候補の議論を正当化した 場面で話題になった。

しかし被害者を支持する会側は、柳代表のほとんどの発言は事実ではないか、 歪曲だという立場だ。柳時敏代表が保守指向の市民論客のいい加減な政治攻勢 的な質問に逆攻勢をかけ、インターネットで話題になりチョン・ジヌ関連の議論 で圧勝したと認識されたため、被害者と支持する会は嘘をついた形になった。

特にこの日の討論で柳時敏代表の主張に圧倒された市民論客が、「被害者中心 主義をご存知ですか。被害者に聞いて欲しい」とまたいい加減な提起をすると、 柳時敏代表は「私たちは被害者を支持する会の人から各種の文書も受け取り、 支持する会の関係者たちとも直接会って対話もしてした」と述べた部分も事実 関係の歪曲だという指摘だ。

支持する会は、柳代表が被害者を支持する会の関係者と直接会って事実関係を 確認したかのように表現したが、支持する会が代表団会議を奇襲抗議訪問し、 6-7分話したことについて、統合進歩党が乗り出して対話したように表現したと 反論した。

支持する会のある関係者は「柳時敏代表の100分討論での最大の誤りは国会議員 バッジを目前にしたチョン・ジヌ候補の言葉は100%信任し、被害者と支持する 会の話は全く受け入れなかったこと」とし「高い認知度でマスコミの力を借り、 事実関係にもあわない言葉を事実として固めた」と批判した。

この関係者はまた「柳時敏代表が私たちと会ってたくさん話したように言った が、私たちが代表団会議の場所に奇襲抗議訪問してやっと会ったのを、会った と表現した」とし「10分も会えず、代表団がその日は討論はせず訪問の趣旨だ けを聞くといった。それを会ったと表現するのは問題がある」と指摘した。 続いてこの関係者は「その場は意見交換もなく、訪問の趣旨だけを短く話した」 とし「支持する会が帰る途中で話しても、李正姫(イ・ジョンヒ)代表がむやみに 言葉を遮ったので、きちんと話せたのは6-7分ぐらいしかなかった」と付け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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