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チョ・ジュノ、統合進歩党代表に...イ・ガビョン、進歩新党に入党

民主労総の前・現職委員長が交錯する政治的な動き...現職委員長は統合進歩に

キム・ヨンウク記者 2012.02.23 18:01

統合進歩党は、チョ・ジュノ前民主労総委員長を共同代表として選任した。 チョ・ジュノ前民主労総委員長は、2月23日午前、国会の記者会見場で李正姫 (イ・ジョンヒ)・柳時敏(ユ・シミン)統合進歩党共同代表、民主労総のキム・ ヨンフン委員長と共に、代表職受諾の記者会見を行い、「李明博政権審判と4月 の総選挙、12月の大統領選挙での勝利という歴史的任務を全うする」と述べた。

統合進歩党がチョ・ジュノ前民主労総委員長を共同代表に委嘱したのは、民主 労総に対する配慮という次元で、統合進歩党の労働現場の動きを本格化すると いうことだ。

同じ頃、イ・ガビョン前民主労総委員長とホ・ヨング前民主労総首席副委員長 は、3月4日に進歩新党と社会党が合党を予告している進歩左派政党(進歩新党) への入党宣言記者会見を民主労総の15階で開いた。この日の記者会見は、新し い労働者政党推進委員会(新労推)が進歩左派政党への入党を宣言する席で、 洪世和(ホン・セファ)進歩新党代表とアン・ヒョサン社会党代表が参加した。 進歩新党と社会党とも、4.11総選挙での民主労総の支持政党だ。

イ・ガビョン前委員長は「8年間、政治活動をして、民主労働党に身を置いてい たが、労働者を代弁できずにいると思い離党した」とし「個人的に政治活動を してきたと思っていたが、現実の政治の壁を実感したりもした。進歩左翼党が 労働者政治の中心になるために力を尽くしたい」と話した。

問題は、民主労総が政治方針をめぐり鋭い論議がおきている状況で、キム・ヨ ンフン現民主労総委員長が統合進歩党を中心として動いていることにある。

[出処:新労推]

民主労総は4.11総選挙選挙方針で、政党名簿比例代表への集中投票を実施する。 統合進歩党と進歩新党中で組合員の世論調査を通じ、一つの政党だけを比例代表 集中投票で支持するということだ。比例代表集中投票をする党としては、事実上 支持率が高い統合進歩党に決定する可能性が高く、進歩新党の反発は大きい。

この日の統合進歩党記者会見には、民主労総からは民主労総のキム・ヨンフン 委員長、チョン・ヒソン副委員長、イ・ヨンヒ政治委員長などが参加したこと をめぐり、進歩新党側が民主労総の動きを憂慮している。

シム・ジェオク進歩新党副代表は、「民主労総の組合員の意見が交錯している 状況で、現職の民主労総委員長が片側に偏る動きをすることは、民主労総が一 つの政党だけを排他的に支持するという誤解を生む。慎重な動きが必要だ」と 指摘した。

民主労総のキム・ヨンフン委員長は、統合進歩党記者会見で「多少遅れた感も あるが、統合進歩党がチョ・ジュノ前委員長を共同代表職に委嘱してくれてう れしい」とし「民主労総は、いつよりも多くの労働者候補が統合進歩党から、 新しい政治と福祉国家建設のために出る」と祝賀の言葉を伝えた。キム・ヨン フン委員長は「執行猶予期間なので、何の公職も引き受けられないチョ・ジュ ノ前委員長が代表職をひきうけたのは、難しい覚悟と決断」とし「労働政治が 必ず勝つよう最善を尽くして支援する」と明らかにした。

チョ・ジュノ、「進歩民主改革勢力野党圏連帯でMB審判」を強調

この日の統合進歩党記者会見で李正姫統合進歩党共同代表は、「チョ・ジュノ 代表は民主労働党の時に民主労働党が統合進歩党建設を議決する議論の過程で 党大会議長を引き受け、統合を決めるのに役割を果たした方」とし「共同代表 として労働者の言葉をはるかに生々し、さらに鋭く、積極的に政治に反映させ てくれるだろう」とチョ・ジュノ代表を紹介した。

チョ・ジュノ代表は入党受諾演説で、「韓国の国民は、総選挙と大統領選挙の 局面で、進歩民主改革勢力が李明博政権とセヌリ党を審判するため、力を一つ に集めろと厳重な命令を下している」とし「総選挙で議会権力を交替し、大統領 選挙では政権を交替し、進歩的民主改革政権を樹立することを命令している」と 強調した。

チョ・ジュノ代表はまた「私は野党圏連帯の相手である民主党が、党内の困難 を克服して国民の意思に誠実に従うものと信じる」とし「連帯の相手を尊重し、 決められた時間に責任を持って連帯交渉を終わらせてほしい」と要求した。

洪世和、「進歩政治、これまで労働者を動員対象にした」

だが新労推の記者会見に参加した洪世和(ホン・セファ)進歩新党代表は、今ま での民主労総の政治勢力化の方式を批判した。洪世和代表は「これまで、民主 労総の上層で決定すれば、組合員はそれに従わなければならないという構造の 進歩政治は、労働者を動員の対象にした」とし「民主労総の排他的支持は、ま さにこうした傾向を見せる適切な例」と指摘した。

ホ・ヨング常任代表は「民主労働党と進歩新党が分党した時期に離党し、4年間 にさまざまな活動をしたが、政党に入党して活動したことはない」とし「進歩 政治への不信と冷笑、憂慮があったためでもあり、当然、共に動くべきだと思 える政党もなく、政治的な疎外感もあった」と述べた。ホ・ヨング常任代表は 「労働者政治勢力化2期の時代を開くために、進歩左派政党が建設される時点に 合流するのは当然だ。進歩左翼党と共に労働者政治勢力化に努力する」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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