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非正規職労働三権侵害、国際基準違反...国格損傷

ILO「間接雇用、特殊雇用労働者の労働三権を保証しろ」韓国政府に勧告

ソン・ジフン記者 2012.04.20 14:25

『全国非正規労組連帯会議』は4月20日午後、社稷洞の政府中央庁舎の前で特殊 雇用労働三権保障、元請使用者責任認定、労組法2条改正を要求して『ILO勧告 履行要求決意大会』を開いた。この決意大会には、建設労組、金属労組、公共 運輸労組などから非正規職労働者約100人が参加した。

3月末、国際労働機構(ILO)執行理事会は、韓国政府に対する勧告を含む結社の 自由委員会報告書を採択した。この勧告には専従賃金支給禁止、複数労組窓口 単一化制度、公共部門労働者の団体行動権を弱める必須維持業務制度、争議行為 への業務妨害罪適用、特殊雇用間接雇用などの非正規職の労働三権侵害などが 国際労働基準に反するという内容が含まれている。

特にILOは、社内下請労働者の間接雇用に関し、間接雇用労働者が元請を相手と する労組活動によって解雇などの被害を受けた場合、復職を含む補償が行われ なければならず、以後、似た形態の不正労働行為が発生しないような措置を取 るよう韓国政府に勧告した。またILOは、現代自動車社内下請労働者の間接雇用 の事例に直接言及し、彼らの解雇期間中の賃金相当額を補償し、原職復帰がで きるように措置し、彼らが受けた苦痛の補償を提供するよう勧告した。

彼らは決意大会で「われわれは、ポガン企業の自動車ではなく、現代自動車を 生産しており、第一ヒューマンのビルではなく延世大のビルを清掃する」とし、 元請業者の間接雇用、特殊雇用を批判した。彼らはまた「政府はこれ以上国際 的な恥さらしを助長せず、ILOの勧告を履行しろ」と要求した。

公共運輸労組ソウル京畿支部延世大分会のキム・ギョンスン分会長は、「清掃 だけをしていた時は知らなかったが、われわれは金属も、公共運輸も、みんな 同じ労働者」とし「非正規職労働者の力強い連帯で、特殊雇用職の労働者性と 元請使用者責任認定を勝ち取ろう」と述べた。

彼らは決議文で△政府がILOの勧告を履行すること、△特殊雇用労働の基本権を 保障して元請の使用者責任を認めること、△すべての労働者に労働組合と生活 賃金を保障することを主張した。

決意大会の後、参加者は政府に望む内容を書いた手紙を展示する象徴儀式を 行なった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-04-21 21:24:22 / Last modified on 2012-04-21 21:24:32 Copyright: Default

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