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LNJ Logo 「週刊金曜日」ニュース:『Black Box Diaries』何を問い、何が問われるのか
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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メール ニュース >>             2025.3.21
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】売れ行き良好書のご案内

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【1】注目の記事

■ドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』何を問い、何が問われるのか

性暴力の被害者がカメラを手に取り、告発に出たとき、何が起こるのか。
伊藤詩織さんが、自身の受けた性暴力を追及する過程を記録し、作品化した『Black Box 
Diaries』が議論を巻き起こしている。作品は性暴力や社会の不正義を告発するだけでな
く、世間が思い描く被害者像とはかけ離れたリアルな人間の姿が映し出されていた。
海外では米アカデミー賞にノミネートされるなど高い評価を受ける一方、日本では許諾を
得ていない映像・音声の使用などをめぐる倫理的な問題が指摘され、公開に至っていない
。議論は多岐にわたるが、本誌では伊藤さん本人の作品に寄せる思いと、ドキュメンタリ
ー作家である想田和弘さんの指摘を紹介したい。

●伊藤詩織監督に聞く
「日本へのラブレター」届くと信じて
聞き手/石橋学

国内では未公開ながら、その手法も含めて作品はさまざまな議論の只中にある。2015
年4月のあの日からもうすぐ10年──。パリからリモートでいまの思いを語ってもらった
。

◆インタビューを終えて
この国を覆うブラックボックスを開けるには、作品の日本公開が必要だ
石橋学

◆2月20日に伊藤詩織さんの代理人である師岡康子、神原元両弁護士が発表したコメント
 (要約)

●被写体の声に真摯に耳を傾ける
ドキュメンタリー映画と倫理的責任
想田和弘

ドキュメンタリー作家であり、本年度ベルリン国際映画祭ドキュメンタリー賞の審査員も
務めた想田監督は、映画が持つ力の大きさゆえに、作り手には高い倫理、誠実さ、透明性
が必要だと語る。

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【2】編集長コラム

卒業式のあり方

 強制は調教──。卒業式での「君が代・不起立」処分の取り消しを求めて裁判を闘った
大阪市立中学校の元教員、松田幹雄さんら(「君が代」不起立処分撤回!松田さんととも
に学校に民主主義を!)が「『卒業証書授与式』を使わないで」と訴えている。

  ホームページによると、戦前の「卒業証書授与式」や「卒業式」は、天皇、日本国家に
忠誠を尽くす意識を刷り込む行事であったことと、式の主役が卒業生ではなく学校長であ
ったこと(『学校禮法 儀式編』川島次郎著、1942年より)が理由だという。

 大阪市教委とは「君が代」の指導なども含めて何度も協議を重ねた上で、すべての大阪
市立小・中学校に「『卒業証書授与式』のことばを使わないでください」と2月にメール
を送付した。これを契機に卒業式のあり方について論議が起きることが狙いだ。

 くわしくは、東京都の卒業式での状況とともに誌面で報告したいと思う。東京ではあた
たかい日が続いたせいか、もうサクラが咲き始めた。(吉田亮子)

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【3】次号予告

★次号予告:2025年3月28日(第1514)号

【今、知っておくべきPFAS】|植田武智
●Q&Aでよくわかる! PFASって何だろう
●日本初の住民健康影響調査はどう進む?     PFOA汚染に見舞われた岡山県吉備中
央町リポート
●アメリカの抜き打ち検査で日本企業のアサリ缶詰が輸入停止に

【戦後80年】
●国籍の壁で将来を閉ざされる外国籍教員 戦後の始まりに埋め込まれたレイシズム「当
然の法理」|中村一成

【絶滅危機のゾウを救え!】
●日本の象牙市場の違法な国際取引が明らかに JWCS理事・事務局長鈴木希理恵さん
に聞く|秋山晴康
●国内市場閉鎖を拒む正当な理由はない「ゾウより象牙」の日本政府|坂元雅行

【好評連載】
●「働く」からいまを見つめる(35) 「賃上げ春闘」がはらむ格差拡大春闘の萌芽|竹
信三恵子
●新龍中国74 フジサンケイグループと日枝久、スキャンダルの裏側でみる「台湾コネク
ション」|野嶋剛 

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【4】売れ行き良好書のご案内 

★増補版 ひとめでわかるのんではいけない薬大事典

浜六郎 著  2750円(税込) 四六判並製・448頁

その薬は本当に必要ですか?

医師として薬害と闘い続ける著者が、さまざまな薬の危険度と効用を分析して解説する。
ベストセラー『新版のんではいけない薬』の後継本で2017年発行の『ひとめでわかるのん
ではいけない薬大事典』を増ページ、大幅改訂して新版化。
(2024年5月刊)

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