
*レイバーネットMLから
札幌の名須川です。
独立非営利報道メディア Tansa が
「新シリーズ「人質司法 なぜ労組は狙われたのか」の連載を開始しました。
ぜひお読みください。そしてTansaを支えてくださるようお願いします。
〈下記転載〉-------------------------------------------------------------------
編集長の渡辺周です。
新シリーズ「人質司法 なぜ労組は狙われたのか」を始めます。関西の生コン産業の労働
組合「関生(かんなま)支部」への検察・警察の弾圧の深層を明らかにしていきます。
身柄を勾留して自白を引き出そうとする「人質司法」が、これだけ国際的な批判を浴びて
いるにも関わらず、湯川裕司委員長の644日をはじめ組合員たちは長期間勾留されました。
逮捕者は述べ87人に上ります。
捜査機関の権力濫用に加え、フェイク情報に基づく関生支部の人たちへのネットでの誹謗
中傷の双方が相まって、労働組合が追い込まれています。
関生支部は、所属する企業や正規・非正規を問わず労働者のために闘う、日本では稀な労
組です。ここで潰されてしまえば、日本は一部の大企業の正社員だけが特権を享受する社
会に堕ちていきます。
記事にも書きましたが、取調べで「警察と検察は何人もいる」と組合員を威迫した副検事
がいました。Tansaは専従者が5人、インターン2人、ボランティア1人という小さな組織で
す。それでも帆をいっぱいに広げ、Tansaを応援していただいている人たちの風を受けな
がら権力機構と対峙します。
今日はシリーズを始めるのに際し、ダイジェスト動画、Tansa一同のメッセージを込めた
記事、今回の弾圧での「人質司法」の事例を集めた記事の計2本をリリースしました。今
後も腰を据えて発信していきます。
関西地方への出張取材が多くなります。取材費用を募るクラウドファンディングも始めま
したので、ぜひご協力をお願いいたします。
記事1:新シリーズ「人質司法 なぜ労組は狙われたのか」/
労働者の声を封じる国家権力に切り込みます
記事を読む
https://tansajp.us17.list-manage.com/track/click?u=44d22318b32299b88140082b9&id=b3c217da97&e=b1802024ba
記事2:「組合削ったる」「組合を辞めてたら任意の事情聴取で済んだ」/
検察・警察が労組潰しでやりたい放題
記事を読む
https://tansajp.us17.list-manage.com/track/click?u=44d22318b32299b88140082b9&id=b5ad4d66cf&e=b1802024ba
ダイジェスト動画(YouTube)
動画をみる
https://tansajp.us17.list-manage.com/track/click?u=44d22318b32299b88140082b9&id=dc4b098985&e=b1802024ba
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り起こし報じます。従来は「調査報道」と呼ばれてきましたが、単なる調査ではなく、さ
らに膨大な労力と高度な技術が必要なため「探査報道」という言葉を使っています。
暴露するのは、政府や企業、犯罪集団組織などが隠蔽する不正です。問題の構造に切り込
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Last modified on 2025-02-06 07:47:34
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