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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>             2023.6.2
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】新刊本のご案内
 【5】協賛イベントのお知らせ

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【1】注目の記事
■「台湾有事」は本当にあるのか

安倍晋三元首相は亡くなる前年の2021年12月1日、台湾のシンクタンクが主催するシンポ
ジウムでオンラインによる講演をし、「台湾への武力侵攻は日本に対する重大な危険を引
き起こす。台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある。この点の認識を(中国
の)習近平主席は断じて見誤るべきではない」と語った。

同じ年の7月5日、麻生太郎・副総理兼財務相(当時)は、東京都内での講演で、「(台
湾で)大きな問題が起きると、存立危機事態に関係してくると言って全くおかしくない。
そうなると、日米で一緒に台湾の防衛をしなければならない」と述べた。

日本の自民党有力政治家が口にする「台湾有事」。そこには、さまざまな思惑があっての
ことだろう。ただ、麻生氏の発言の約4カ月前、米インド太平洋軍のデービッドソン司令
官(当時)が、中国が「6年以内」に台湾侵攻に踏み切る恐れがある、と米上院軍事委員
会で述べた証言とも重なり、「台湾有事」がさも起きるかのような言説が日本社会で広が
っている。

だが、その言説にはどこまで根拠があるのか。

私たちは今こそ、冷静に見極めなければならない。「台湾有事」を絶対に起こさないため
に。

●山本恒人・大阪経済大学名誉教授に聞く
つくられた「危機」を現実にしてはならない
聞き手・まとめ/本田 雅和

今や世界経済のトップレベルにある中国は、アメリカ一国支配の世界覇権に対峙するよう
になったがゆえに米国とこれに追随する勢力から包囲され、「封じ込め戦争」を煽られて
いると言える。東アジアで平和共存を図るべき日本がこの流れに乗ってしまうことは「本
物の戦争」を招来することになる──。40年以上にわたって中国経済を分析・研究してき
た碩学は、そう警鐘を鳴らす。山本恒人・大阪経済大学名誉教授に聞いた。

●実感に乏しい戦争への懸念
台湾での語られ方と住民の意識
本田善彦

台湾では「台湾有事」はどのように語られ、そこにはどのような政治的意図が込められて
いるのか。そして当事者である住民の意識は──。台湾在住30年を超すジャーナリストが
報告する。

●厳しい言葉を交わしつつも対話で対立をコントロール
対中関係に細心の注意を払う米国
三牧聖子

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【2】編集長コラム
憲法集会にて

 5月28日、千葉・市川憲法集会に参加し、『週刊金曜日』を販売してきました。最新号
(5月26日号)、河野洋平×中島岳志対談が載った憲法特集号(4月28日・5月5日合併
号)、そして坂本龍一さんの表紙が話題の4月14日号を持参しました。

「デジタルをとっているんだけど、紙もいいわね」と一冊購入してくれたり、「ちょっと
前まで定期購読してたんだけどやめちゃって」という方も最新号と憲法特集号をお買い上
げ。「内容が難しいのでなかなか読み切れないけど、勉強します」と言った方も。5月3
日の東京・有明で開催された憲法集会での販売に参加した際にも感じたことですが、直売
の良いところは読者の声を直接聞けること。読者との距離が近いことが『金曜日』の良さ
の一つだと改めて感じました。

 創刊30周年企画の一環として、読者モニター制度が今号から始まります。第1期は9人
の読者にお願いすることになりました。どんなご意見がいただけるのか、私もいまから楽
しみです。(文聖姫)

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【3】次号予告:2023年6月9日(第1427)号

【特集】
●国民にはデジタル化を迫る一方で 政治の世界ではアナログがまかりとおる

●トラブル相次ぐ「マイナ保険証」来年一本化で本当に大丈夫?

【問題点をあぶる】
●神社本庁が自民党県議選候補に「公約書」を送りつけ反発招く|金本裕司

【在日コリアン問題】
●大阪市生野区のコリアタウンに歴史資料館オープン|平野次郎

【不謹慎な旅】
●ラブホと遊郭と給付金|写真・文 木村聡

【くらし お金】
●リバースモーゲージとリースバック  その違いをバッチリ解説!|内藤眞弓

【国際】
●伏せられた産地  最後の植民地「西サハラ」|岩崎 有一

【好評連載】
●半田滋の新・安全保障論
●提携企画 Tansa新シリーズスタート

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【4】新刊本のご案内 

★黒沼ユリ子の「おんじゅく日記」 ヴァイオリンの家から

黒沼ユリ子著 1000円+税 A5判並製・124頁

【重版2刷決定!】世界的ヴァイオリニストからの平和へのメッセージ
高校在学中にチェコのプラハ音楽芸術アカデミーへ留学。以後世界40数か国で独奏者と
して活動するかたわら、「音楽と平和は、普遍的な人類共通の言葉と願い」をモットーに
メキシコ市に幼児から青少年を対象にした弦楽器のための音楽アカデミーを開設。演奏家
であり、教育者でもある著者の歩みを振り返る。(2022年11月刊)

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【5】協賛イベントのお知らせ

沖縄意見広告運動報告会
軍拡よりいのちと暮らしを女たちの一揆の時だ!

発言・報告
高里 鈴代・田中 優子・杉浦ひとみ・伊波 洋一

日 時: 6月11日(日)13 時半〜16 時半(予定)
場 所:日本教育会館8 階第1会議室
参加費:800 円
問合せ:03-6382-6537(東京事務所)
主 催:沖縄意見広告運動

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