フランス : マクロン政権による社会運動弾圧はますますエスカレート | |||||||
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フランスの飛幡祐規(たかはたゆうき)です。
先日のコラムで触れましたが、マクロン政権による社会運動の弾圧はますますエスカレートしています。 3月25日の「巨大貯水池」反対のデモの弾圧で、参加者側に200人以上の負傷者、そのうち2人が生死をさまよい、何十人もが生涯にわたる負傷を受けました。 ところが、主催環境団体の「大地の蜂起」を内務大臣は暴力集団と決めつけ、解散させる手続きを開始しました。 そこで「私たちも大地の蜂起だ」という声明が出され、ノーベル文学賞作家アニー・エルノーや、文化人類学者フィリップ・デスコラなどを含む、多くの有名無名市民がもう65000人以上署名しています。 ATTACの人に頼まれて日本語訳をつくりましたので、関心のありそうな方にお知らせください。日本語版は以下ですが、英独その他数ヶ国語に訳されているので、日本語以外のスピーカーにもご紹介ください。https://lessoulevementsdelaterre.org/ja-jp/blog/nous-sommes-les-soulevements-de-la-terre 年金改革反対運動がマクロン政権の反民主主義的なやり方への大きな批判に拡大し、1月中旬から統一労組のデモ・ストも11回を数えて続いていますが、 反対者・運動を「武力」と警察国家のやり方で封じ込めようとする現在の状況は、フランス民主主義の大危機です。 内外の人権NGO、国連人権委員会、欧州評議会の人権担当官のみならず、欧米のメディアでもその状況が頻繁に指摘されるようになっています。 今週末のしんぶん「赤旗」から3回、短い記事で簡単に様子を紹介します。 より詳しくは、コラムで追って紹介する予定です。 Created by staff01. Last modified on 2023-04-08 21:49:41 Copyright: Default |