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LNJ Logo 大阪 : 12.10南京の記憶をつなぐ「安全でなかった“南京国際安全区”」集会のご案内
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大阪の「南京の記憶をつなぐ会」の志水です。

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毎年恒例の南京大虐殺に関する集会、2022年集会もいよいよ明日となりました。
ご都合がつけば、ぜひともご来場ください!!

◆12月10日(土)14:00開演
◆ドーンセンター7F・ホール(地下鉄・京阪天満橋)
◆資料代 1000円

🎦映画「ミニー・ヴォートリン・南京よ、とこしえに」
(日本初公開/日本語版制作:日中平和研究会)

📼ビデオメッセージ
笠原 十九司さん(都留文科大学名誉教授・歴史学者)
『南京国際安全区について』

□講演
松岡環さん(銘心会南京/日中平和研究会 代表)
『国際安全区で命をかけた人たち』

私が、「南京の記憶をつなぐ会」に参加するようになったのは、
中国滞在中、自分がいかに日中戦争の歴史を知らないか、また、中国の若者と日本の若者
の歴史認識の落差を知ったことによります。

侵略された国と侵略した国の歴史は、それぞれの国家によって「教育」に反映しています。

中国で“南京大屠杀”を知らない人はいない歴史は、今、日本では、どの教科書にも政府
発行物にも“南京大虐殺”と記載されることはありません。
それは見事なまでに“南京事件”と統一されているます。

南京大虐殺は、当時南京にいた外国人の手記や日記、また証言によって歴史的事実は明ら
かにされ、世界的にも知られています。
ところが肝心の日本人が知らなさ過ぎます。戦争がどのようなものであるか、南京大虐殺
とは何か、次代に伝えることこそ必要です。

2022南京の記憶をつなぐ会主催のドキュメンタリー映像
「ミニー・ヴォートリン 南京よ、とこしえに」は、1919年当時の金陵女子文理学院に招
請され同院の教師となったアメリカ人女性ミニー・ヴォートリンを取り上げています。

1937年日本軍の首都攻略が迫り、金陵女子文理学院は国際安全区の中の難民収容所の一つ
として主に女子と子どものみの避難所となりました。
12月13日の南京陥落の日から、日本兵は、昼夜を分かたず安全区の同大学内にも侵入し女
性を連行し同校内に性暴力が頻発しました。
彼女は寝る間もなく、危険も顧みず女性の救助に走り回りました。

今回のミニーの映画を観た時、アイリス・チャンのことを思い出しました。

2018年、南京の記憶をつなぐ会は、『レイプオブ南京』の作者である中国系アメリカ人ア
イリス・チャンをモデルにした、
その名前をそのままタイトルにした『アイリス・チャン』という映画を上演しました。

中国系アメリカ人であるアイリスは、南京大虐殺展を観て、このことを書こうと心に決め
る。
映画は、アイリスチャン自身の残された映像と、ドラマ構成で進んでいきます。

そして、南京について調べていけば調べていくほど、アイリスの心が傷ついていくのが伝
わってきました。
「アイリスもまた、南京大虐殺の最後の犠牲者だった」と、言った人がいましたが、まさ
にその通りかもしれません。
正視できない歴史を彼女は真正面から追い続けたわけです。
それほど南京大虐殺は、日常では想像を絶する人間の行いであったわけです。

その南京大虐殺が起こった時、まさにミニー・ヴォートリンはそこにいました。
そしてアメリカに帰国を促されても帰ろうとはしませんでした。

アイリスもミニーも女性であるだけに、南京であったことは、言葉では言い表せないほど
の傷を心身に受けたということかもしれません。

『アイリス・チャン』の映画同様、この『ミニー・ヴォートリン 南京よ、とこしえに』
はぜひ観ていただきたいと思っています。
彼女がどれほど中国を、南京を、中国人を、南京の女子学生たちを愛していたか、伝わっ
てきます。

Created by staff01. Last modified on 2022-12-09 10:39:08 Copyright: Default

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