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LNJ Logo レイバーネットТV150号放送報告〜都知事選直前!緊急ディスカッション
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レイバーネットТV150号放送報告 (2020年6月17日放送)
関西生コン/人種差別反対デモ/都知事選〜コロナ禍のもと未来を探る

 150号は、何となくドキドキして迎えた。三密を避けて必要最低人数でしていたスタジオに3ヶ月ぶりで入り、あの緊張の中のチームワークの中にいることは、この2か月以上に及ぶ蟄居を経た後は、格別の思いであった。
 しかも今回は何が飛び出すか分からない、都知事選告示前日のディスカッション。今回のハイライトは、宇都宮けんじさんのタクシーの中からのリモート参加で、山本太郎さんの立候補についての考えを聞けたことだった。(報告:笠原眞弓)

*アーカイブ録画(87分)

 司会は 北 健一・北穂さゆりコンビで、今回も息の合ったところを見せてくれた。

★動画ニュース *動画ココカラ

 動画ニュースは皆さんからのリポートが頼り。特に地方の方からの投稿をお待ちしています。

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 原告は石垣島ら30名の市民。昨年3月からはじまった基地建設。住民説明会を行った翌日に工事開始に異を唱えた市民の住民投票要求の署名を市議会は無視したというもの。自治基本条例で認められた民主主義の基本を踏みにじったものとしての訴訟である。判決は8月27日。注目を。

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 参議院会館で12日にあった新型コロナ緊急アクションの中間報告会。現場での活動を通して、あるいは、非正規、女性、外国人労働者らの生きた言葉が語られていった。コロナだから「仕方ない」という空気が強いが、それは違うと訴えた。

コロナに乗じたヘイトに反対する行動
 6月14日、池袋で行われたデモ。コロナがあぶり出したヘイトに対するNOを突き付ける。朝鮮系の幼稚園へのマスクの不配。それを抗議して支給されたら「外国人なのに…」などの抗議の電話。とはいえ、デモには若者の姿も多くみられ、飛び入りで隊列に加わる人もいた。このような差別は終わりにしたいと締めくくった。

★速報「関西生コン弾圧事件・武健一委員長の保釈後インタビュー〜コロナ禍の若者に期待する *動画ココカラ

 640日も不当拘留されていた関西生コンの労働組合(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)の武健一委員長に、大椿ゆう子(社民党常任幹事)さんがインタビューした。開口一番「外に出てきて最高だ」。留置所の中でも「推定無罪の人を罪人扱いするな」と、理不尽な指示には従わなかったと、さすがの反骨ぶり。弾圧の本質は、まともな労働組合の広がりを阻止するために、組合としてうまくいっているところを弾圧するという意図だろうという。
 最後に闘う労働者へのメッセージは?との問いに「あきらめない」で闘うこととはっきりと述べた。この言葉は、長年の闘争をしていらした方々の、心から湧き上がる気持ちと思う。

 インタビュー後、大椿さんは武さんが長期拘束にもかかわらず健康維持できていたのは、本人が精神面でもコントロールができる人だと思ったと印象を述べたあと、今の状況での続く人たちへのメッセージを次のように伝えてくれた。労働者に対するコロナで大量失業、倒産が予想される中で、団結をする必要性に迫られている。その手法を知らない若者に、知っている我々がサポートして武器にしてもらえたら、今の政治や経済の仕組みを覆すことができるということだった。

 大椿さん自身も世間に叩かれながらも、関西生コンはじめ社会に発信されているのは、自分の問題だからと。本人が非正規首切りにあって労働組合を知り、助けられた経験から、不当な労働問題は私たち(自分)の問題としてとらえているからとその信念を語った。

★海外レポート : 世界に広がる反人種差別デモ「Black Lives Matter」 *動画ココカラ

 5月25日にアメリカアメリカミネソタ州で起きたアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警官に8分46秒にわたって膝で首を圧迫され亡くなった。その事件に端を発した抗議行動「Black Lives Matter」が世界に広がっていることについて、根岸恵子さんがたくさんの写真を使いながら解説。
 根岸さんは「Black Lives Matter」にハッシュタグが付けられたのは2013年のフロリダで起きたトレイボン・マーティンさん射殺事件、その次の年ミズリー州で起きた18歳のマイケル・ブラウンさんの白人警官による射殺事件など、大きな抗議行動があったという。膝をつくポーズは、16年の女子サッカー大会での国歌の演奏中に膝をついて抗議したメガン・ラピーノ選手に連帯したもの。さらに欧米社会の中の人種差別に対する抗議行動の歴史にも触れる。それが、今回コロナの失業という経済問題、構造的な差別が絡んだという。つまり奴隷制度まで歴史をさかのぼる背景があり、ヨーロッパはじめ世界に広がったと分析した。

 その後サンフランシスコ在住の和美さんとお連れ合いのスティーブさんにインタビューした。スティーブさんは、今週ベイエリアでも2つの労働者のデモがあり…と話はじめる。和美さんは、新聞の写真を示しながら、ホームレスのテントがダウンタウンの25ブロックを埋め尽くしたと紹介する。
 失業率25%の大不況の中で資本主義のシステムが、人々を救済することはできないとスティーブさん。そこにコロナ禍が加わる。アメリカの健康保健制度は不十分なので、なんとコロナで入院したら2000万円を請求された人もいたとか。人種差別問題をきっかけに、人々はデモに立ち上がったが、そこには住宅、教育、学費、たくさんの市民生活に密着した問題があり、一気に爆発したという。
 「希望はないのか?」という質問に、「立ち上がった若者に希望を見る」と。気候、環境、雇用、学内への銃の持ちこみなど、今や11歳の子どもまでもデモに参加しているとか。
 そして、アメリカの現状は、ほぼ日本と同じ。両国の労働者が団結して闘うべきだといい「安倍やめろ!」とのエール交換で締めくった。

★特集 : 東京都知事選挙公示直前!緊急ディスカッション「マスコミが伝えない小池都政の忘れもの」 *動画ココカラ

 公示前日の秒読みスケジュールの中で、私たちのTVに特別出演を快諾してくださった宇都宮けんじさん。次の予定が迫る中、移動中のタクシーの中からのリモート出演となった。私たちですら、リモートでの発信はまだ3回目の素人なのに、移動中でもできる!というのが大発見でもあった。
 

 「東京なのに宇都宮 弁護士なのにけんじ」の歌を8年前に作ったジョニーHさんから話題がはじまる。

 北さんは単刀直入に、山本太郎さんが立候補することに対する気持ちを伺う。彼は2016年の経験からも民主主義の社会において、他の人が圧力をかける権利はないという基本から起こす。自分が立候補を決めた時点では、野党の中のいくつかの党の統一候補と山本太郎の出馬は想定内だった。お互いに正々堂々と闘えばいいという。

 森てるおさん(西東京市議会議員・2020都民政策会議)が公示前の手ごたえを問うと、自主投票の国民民主党の議員たちのうれしい応援について語る。また記者会見で「地味をどう克服しますか」と質問われ「地味を売り物にしていますから」と答えたと笑う。

 北穂さんから「若者に知名度が低いが、彼らへ一言」と問われ、「投票に行ってもらいたい。コロナの拡大などで、学生も政治が身近なものになったようだから、ぜひ選挙に行ってほしい」とのこと。

<休憩タイム> *動画ココカラ

 ジョニーHの歌は、その時々の状況を織り込んで歌う琉歌。「私があなたに惚れたのは ちょうど19の春でした…」。
 続いて川柳界の若手乱鬼龍。安倍アラート小池アラート鳴りやまず



 都民政策会議のメンバーの森さん(写真下)は五輪一色だったことを危惧して、その後の政策の方が大事と急遽この会を立ち上げ、都知事立候補しそうな人に提言をまとめ、この政策に対してどう考えるかのアンケートを送った。ところが戻ってきたのは、宇都宮さんだけだったという。

 4年前に小池ゆりこさんは、12のゼロの実現のための7つのゼロを打ち出した。一つ一つ検証していくと、すべて達成されてるとは言い難い。「待機児童ゼロ」というが、保育環境は悪くなっていること、預けたいけど働く場が決まっていない人は待機児童から外す等のトリックがある。唯一達成されているといわれている「動物(ペットなど)の殺処分ゼロ」もカラクリがあるという。


 柴田武男さんは「小池都政の歴史的位置づけは古典的なハコモノ行政で、その間違えをコロナ禍が証明した」と語る。1967年の美濃部都政は「福祉」が充実して、排ガス規制も進み、市民に寄り添った都政だったが、その後の市民生活が、限界にきている。今後は「わかちあい」が大切だという。

 大阪在住の大椿さんは、大阪は維新か自民という究極の2択だという。「都民は選べるだけうらやましい。宇都宮さんは、地道に反貧困の活動をされてきた。山本さんも今大変な思いをしている方たちにフォーカスしている」と語る。さらに「排外主義的な思想のある人を首長に置くのは、とても危険」と指摘。関東大震災で虐殺された朝鮮人たちの追悼式にメッセージを出さない小池もその仲間ではないかと危惧する私である。

 「勝てる候補を立てるのが常識といわれているが」という質問に対し森さんは「前回の選挙を踏まえて今回は、回答をもとに話し合いをおこない、お互いに理解しあっての選挙戦で、期待している」という。

 最後に韓国での選挙戦と日本の違いを柴田さんが解説。韓国はアメリカの大統領選に似ていて、候補者を決めるのに予備選挙をしているという。マニフェストをどう作るか、話し合い勉強して、時間をかけて政策を決めていく。徹底した議論の中で候補者は鍛えられ、選挙民は政策を理解していく。ところが日本は、多数決で決めるためのものでしかない。

 ジョニーHさんは、スーパーシティー法をはねのける力があるのは、首長と地方自治体だけなので、ぜひ都知事は導入を受け入れない人になってほしいと言う。

 森さんは最後の一言として、小池さんは国政に戻りたいのだから、この際戻られたらどうでしょうかと提案した。

・出演者 森てるおさん(西東京市議会議員・2020都民政策会議)/宇都宮けんじさん(弁護士)/柴田武男さん(会員)/大椿ゆうこさん(社民党常任幹事)/コーナー司会 ジョニーHさん(会員)

*写真=小林未来


Created by staff01. Last modified on 2020-06-22 14:21:21 Copyright: Default

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