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東部労組新着動画 : 連続学習会第1回「階級闘争(資本主義)」講師 須田光照 | ||||||
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皆さんへ 東部労組の長崎です。 新動画・<連続学習会第1回「階級闘争(資本主義)」 講師須田光照>を紹介しま す。 https://youtu.be/x92ICMiXM2k 2019年5月26日、東部労組の今期連続学習会第一回が開催されました。テーマは、 「「階級闘争(資本主義)」、講師は須田光照書記長です。 是非ご覧ください。 ************************************************************************* レジュメ(概要) テーマ:階級闘争(資本主義) 1 派遣労働者として働いて、見たこと、考えたこと (1)階級は厳然と存在する 〇だれがベルトコンベアの速度を決めるのか・・・生産性か人間か 〇仕事にありつけるかどうかは会社次第・・・「寄せ場」がスマホに 〇「安全第一」と書いているが・・・強制される「自発性」 〇数々の違法・不当 〇資本家のやりたい放題(巧妙に) これまでのすべての社会の歴史は階級闘争の歴史である。 自由民と奴隷、貴族と平民、領主と農奴、同職組合の親方と職人、要するに、 抑圧するものと抑圧されるものとは、つねに対立して、ときには隠れた、ときに は公然たる闘争をたえまなくおこなってきた。そして、この闘争は、いつでも社 会全体の革命的改造に終わるか、あるいは、あいたたかう階級の共倒れに終わっ た。…… 現代、すなわちブルジョワジー(資本家階級)の時代は、階級対立を単純にし たという特徴をもっている。全社会は、敵対する二大陣営に、直接に相対立する 二大陣営に、すなわちブルジョワジーとプロレタリアート(労働者階級)とに、 ますます分裂していく。 (マルクス・エンゲルス『共産党宣言』) ……この近代労働者は、仕事にありつくあいだだけしか生きられず、そして彼ら の労働が資本を増殖するあいだだけしか仕事にありつけない。自分の身を切り売 りしなければならないこれらの労働者は、他の売り買いされるどんな品物とも選 ぶところのない一つの商品であり、したがって、同じように競争のあらゆる浮き 沈み、市場のあらゆる変動にさらされている。 (マルクス・エンゲルス『共産党宣言』) プロレタリアートはさまざまな発展段階を経過する。ブルジョアジーにたいす る彼らの闘争は、彼らの存在とともに始まる。 (マルクス・エンゲルス『共産党宣言』) (2)労働者の分断と管理・・・すべては団結させないために ○帽子の色、テーブル、湯のみの置き場まで正規と非正規で違う 〇翌週には「同僚」ががらりと代わる職場 〇へとへとで働く姿を腕組みして見ている派遣先の労働者 〇職制監視のもとで黙々と弁当を食べる 〇脱兎(だっと)のごとく退社する労働者の群れ ときどきは労働者は勝利するが、それは一時の勝利にすぎない。彼らの闘争の ほんとうの成果は、その直接の成功にはなく、労働者の団結がますますひろがっ ていくことにある。 (マルクス・エンゲルス『共産党宣言』) プロレタリアが階級に、それとともにまた政党に組織されていくこの過程は、 労働者そのもののあいだの競争のために、たえずくりかえし打ち砕かれる。だが、 この組織は、いつでもいっそう力づよく、強固で、有力なものとなって復活する。 (マルクス・エンゲルス『共産党宣言』) (3)階級闘争の担い手はだれか 〇ビラまき後の職場の風景 ○解雇撤回を求めている子会社の労働者から相談 〇「ビラに書いてある通りです」とパート女性から電話 ○時給は上がったけれど(1100円→1300円) 〇労働者自身が立ち上がるために・・・労働者の中へ入ろう! これまでのあらゆる運動は、少数者の運動か、あるいは少数者の利益のための 運動であった。プロレタリア運動は、大多数者の利益のための大多数者の自覚し た自主的な運動である。現代社会の最下層であるプロレタリアートは、公的社会 を構成している諸層の上部構造全体をけしとばさないかぎり、起きあがることも 背をのばすこともできない。 (マルクス・エンゲルス『共産党宣言』) ……プロレタリアは、この革命によって鉄鎖のほかに失うものを持たない。彼ら の獲得するものは全世界である。 万国のプロレタリア団結せよ! (マルクス・エンゲルス『共産党宣言』) 2 階級的労働運動の実際 (1)東部労組に入ったころに印象的だったこと 〇労働者が大手を振って職場を歩く 〇「よってたかって(寄って集って)」経営者を攻撃 〇黒スーツ姿の大久保製壜支部・・・味方の規律 〇内定取り消された学生が決起に至るまで 〇動員費も交通費も出ない (2)「めちゃくちゃだ」と「すばらしい」・・・どっち側に立つのか 〇ストライキを使用者が「暴挙」と非難・・・労働者の動揺と決断 〇社長を警察署まで追いかけ回した3.4キロ 〇障害者が「パップ」と会社側に言い返す・・・ドレイから人間へ! 〇仲間が敵の胸ぐらをつかんだ時にどうするか 〇職場の風景を労働者が変える・・・労働者にとって本当の自由とは ……第一に、さきにのべたようなことは、いずれも土豪劣紳や不法地主が、いま までその勢力をたのみにしてのさばり、農民をふみつけてきたからこそ、農民は、 このように大きな反抗をするのである。反抗がもっともはげしく、騒ぎがもっと も大きかったところは、みな土豪劣紳や不法地主の悪事がもっともひどかったと ころである。農民の目には、少しのくるいもない。だれが悪らつで、だれが悪ら つでないか、だれがもっともひどく、だれがそれほどでもないか、だれはきびし く処罰し、だれは軽くてよいか、それを農民は非常にはっきり計算しており、不 当な処罰をするようなことはめったにない。第二に、革命は、客をごちそうに招 くことでもなければ、文章をねったり、絵をかいたり、刺しゅうをしたりするこ とでもない。そんなにお上品で、おっとりした、みやびやかな、そんなにおだや かでおとなしく、うやうやしく、つつましく、ひかえめのものではない。革命は 暴動であり、一つの階級が他の階級をうちたおす激烈な行動である。……あやま りをただすには、度をこさなければならず、度をこさなければ、あやまりはただ せないのである。 (毛沢東『湖南省農民運動の視察報告』) (3)階級観点と情勢 〇労働者民衆の怒りと「冷笑主義」 〇いわゆる「バイトテロ」問題 〇「会社を辞めさせてくれない」相談・・・「退職代行」問題に 〇本部「ゼネスト」方針・・・ひとりの決起が次の人の決起に伝染 一つの工場でストライキが起こりさえすれば、たちまち非常に多数の工場で、 一連のストライキがはじまるという場合が、しばしば起こる。ストライキの精神 的影響力はそれほど偉大であり、一時的にもせよ奴隷たることをやめて金持ちと 平等の権利をもった人間となっている自分の同僚たちの姿は、それほど労働者に 伝染的に作用するのだ! (レーニン『ストライキについて』) (4)階級観点と組合活動 〇「きょうで店舗閉鎖と全員解雇。店のカギ返せ」と社長に言われたら 〇なぜ「不当判決」の旗を掲げたか 〇退職しようと思った時、だれにまず相談するか・・・「習慣」を変える 〇「受けた支援は支援で返す」と「受けた支援は運動で返す」 〇労働者の闘いを持続するために *1 渡辺政之輔『組合を離れるな!』(1925年) 「労働組合なんというものくらいつまらないものはない。出銭が多い。会社側 には睨まれる。マゴマゴすると監獄にブチ込まれる。タマにストライキを起すよ うなことがあると、十五日も一カ月も妻子を泣かせなくてはならない」なんぞと いって、資本家やその下廻りの事務員や、職工長とか部長とかいう奴等は、労働 組合の切崩しにかかる。――もしそんな宣伝によって一度組合に加入したものが 組合を脱会したり、未だ組合に加入しない人が、加入を躊躇したりすることがあ るとすれば、実に大きな不幸だ。ただにその人のみの不幸でなく、労働階級全体 の不幸だ。 なぜならば、大正五、六年頃より我国の労働組合の運動が、燎原の火のごとく 各地に勃興して来た、その現象に一番大きな驚愕を感じたものは、資本家階級の 奴等だ。自分の工場に組合が出来ないように、待遇を少しばかり改善してお情を 振りまきながら、他方、組合の起らないように、はいる人間に注意し、組織的に あるいは威嚇し、あるいは暴力をもって組合の切崩しに日夜勉めている。 かかる現象は組合というものが、いかに資本家にとって都合の悪いものであっ て、その反対に労働者に利益であるということが、立証出来得る事実である。 労働者は団結すれば何ごとでも出来ると、ただ漠然と考えてはならない。その 団結は完全な組織の下に、訓練され得た組合でなくては駄目だ。 組織がない、訓練がない、資金がないということは、ストライキの場合、その 他組合の活動のすべてにおいて、良い結果を得られないことがあきらかだ。 労働組合は我々労働者が組織しているものであるゆえに、組織の細胞たる我々 が自覚してこそ組合は強大になる。ストライキに負けたりする唯一の原因は、労 働組合そのものが力が弱い、何にもならないということではなくて、組織してい る労働者の不断の訓練と心得とに不備な点があるからだ。 我等は資本家の宣伝に乗って組合を離れ、または組合に加入することを躊躇し てはならぬ。 我等は進んで組合に加入し、より以上の充実したる力を備えることに心掛けね ばならぬ。そうなってこそ初めて、我等の生活は幸福に満ちる! *2 マルクス『労働組合 その過去、現在、未来』(1866年) (a)その過去 資本は集積された社会的支配力であるのに対して、労働者が使うことができる のは自分の労働力だけである。したがって、資本と労働の間の契約は決して公正 な条件で取り決められることはありえない。一方の側に生活および労働の物質的 手段の所有を、反対の側に、生きている生産力を対置している社会という意味に おいて、決して公正ではありえないのである。 労働者がもつ唯一の社会的な力は、その数の力であるが、数の力は不団結によっ て挫(くじ)かれる。労働者たちの不団結は、彼ら自身のあいだの不可避的な競 争によって生み出され、持続される。 労働組合は、労働者の奴隷状態を少しでもよくするような契約条件を闘いとる ため、労働者同士の競争を排除するか、少なくとも制限することを目指した労働 者の自然発生的な努力から生まれた。したがって、労働組合の当面の目的は、日 常的な必要、資本による絶え間ない侵害への防止手段ということに、すなわち一 言でいえば、賃金と労働時間の問題に限られていた。労働組合のこうした活動は、 正当であるだけではなく、必要でもある。現在の生産のしくみが続くかぎり、こ の活動なしに済ますことはできない。それどころか、この活動は、すべての国々 における労働組合の結成と統合をつうじて、広めなければならない。 他方で、労働組合は、ちょうど中世の都市やコミューン(自治行政区域)が中 間階級(ブルジョワジー)の組織化の中心となったと同じように、自らはそれと 意識せずに、労働者階級の組織化の中心になってきた。労働組合は、資本と労働 のあいだのゲリラ戦にとって必要であるとしても、労働組合は、賃労働と資本の 支配という制度そのものを廃止するための組織された手段としての方が、はるか に重要である。 (b)その現在 労働組合は、資本との局地的な、当面の闘争に、あまりにも没頭しきってきた ため、賃金奴隷制そのものに反対して行動する自らの力を、まだ完全には理解し きっていない。したがって、労働組合は、一般的な社会的及び政治的運動からあ まりにも遠ざかっていた。 しかし、たとえば、イギリスの労働組合の、近年の政治的運動への参加、合衆 国の労働組合の、自らの役割についての見解の拡張、さらに最近のシェフィール ドで開かれた大規模な労働組合代表者会議が行った次の決議から見てとれるよう に、近頃、労働組合が自ら偉大な歴史的使命に目覚めつつあるように見える。 「本会議は、すべての国々の労働者を、一つの、共通の、兄弟のような親密な 同盟に結集するための国際協会の努力を高く評価し、協会が、全労働者階級の進 歩と繁栄にとって必要不可欠なものであることを確信して、本会議に代表を送っ た各種の組合に、国際協会への加盟を心から勧告する。」 (c)その未来 労働組合は今や、その当初の目的以外に、労働者階級の完全な解放という遠大 な事業のために、労働者階級の組織化の中心として意識的に行動することを学ば なければならない。 労働組合は、この方向をめざすあらゆる社会的および政治的運動を支援しなけ ればならない。全労働者階級の闘士および代表者を自認し、そうしたものとして 行動している以上、労働組合は、非組合員を組合に獲得することに成功しなけれ ばならない。 労働組合は、異常に不利な環境によって無力化されている農業労働者のような 最悪の支払いを受けている職業の利益に注意深く配慮しなければならない。 労働組合は、労働組合の努力が視野の狭い、利己的なものとは無縁であり、ふ みにじられた幾百万大衆の解放を目標とするものであることを、世界中の人々に 確信させなければならない。 ************************************************************************* 新動画・<連続学習会第1回「階級闘争(資本主義)」 講師須田光照> https://youtu.be/x92ICMiXM2k 東部労組動画一覧 https://www.youtube.com/user/The19681226002/videos Created by staff01. 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