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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2018.8.10
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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     ★『日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う』★
      戦後を終わらせないために向き合い続けたい     
               
      http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php        

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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
  
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【1】注目の記事


■敗戦特集2018 誰もが何かを忘れたがっている。

都合の悪いことは消し去りたい。そう思うことは人として自然な感情だ。しかし、だから
といって記録や記憶を改竄したり隠蔽したりすることは、次世代や歴史に対する冒涜に違
いない。安倍政権下、公的記録に行政が手を加えていたことが、白日のもとにさらされた
。さまざまな民主主義国家の歴史を繙いても、異常な事態といえるだろう。8月15日を前
にして、私たちは記録や記憶を手がかりに、戦争の歴史に向き合うことにする。たとえ拙
く、ささいなものであっても、それらを共有していくことの大切さを、改めて噛みしめた
い。


●「特攻兵」と「国体」の視点から
「二度目の敗戦」をどう生きるのか
鴻上尚史×白井聡

いまの日本は、「1945年の敗戦」時に匹敵する悲惨な状況ではないのか。はたして希望は
あるのか。9回出撃して生還した特攻兵を描いた鴻上尚史さんと、米国への従属構造を解
き明かした白井聡さんが語り合う。


●韓国の絵本作家、クォン・ユンドクさんに聞く
「慰安婦」被害者を描いた絵本『花ばぁば』が日本で出版
玖保樹鈴

韓国の絵本作家、クォン・ユンドクさんが日本軍「慰安婦」被害者をテーマにした『花ば
ぁば』を発表したのは2010年。それから8年、紆余曲折を経てようやく日本でも出版され
ることになった。


●植民地支配の責任と被害女性たちの“沈黙”を考える
日本軍「慰安所」がもたらした台湾の「軍中楽園」
熱田敬子

中国大陸の厦門(アモイ)からフェリーで30分の台湾・金門島。かつては中台の砲撃の応
酬がつづく最前線の基地の島だった。1969年にここに配属された青年と、「特約茶室」と
呼ばれる台湾軍「慰安所」の女性たちの「恋愛」を描く台湾映画『軍中楽園』が、日本で
公開中だ。日本の私たちが映画における女性の声の不在を理解するには、映画から抜け落
ちた帝国日本の性の統治、植民地後の状況、台湾フェミニズム運動の構造などを見なけれ
ばならない。


●作家 早乙女勝元さんインタビュー
「伝わりにくい時代」に戦争と敗戦をどう語り継ぐのか

10代から書き出し、東京大空襲・戦禍の継承と研究に力を注いできた早乙女勝元さん。戦
争体験者がいなくなり、偏狭な愛国主義を煽る政権下で、新たな「戦前」を食い止めるた
めに、何をどう伝えられるのか。継承の現状とこれからを聞いた。


●マライ・メントラインさんに聞く
ドイツ人はいま、戦争責任・戦後責任とどう向きあっているのか
境分万純

戦争責任・戦後責任の取り方において、ドイツは日本にとって「手本」のような国だ。し
かし近年、右派台頭のように懸念される動きもある。知日家のマライさんが解説する、現
代ドイツ人の「過去の克服」とは。


●『唱歌の社会史 なつかしさとあやうさと』共著者・中西光雄さんと考える
「唱歌」と「戦争」その知られざる関係とは?

唱歌──学校教育用として1881年に発行された『小学唱歌集初編』以来、さまざまな歌が
、私たちの中に今も息づく。しかし、そこには戦争、そして敗戦との逸話も数多いのをご
存知だろうか。『唱歌の社会史 なつかしさとあやうさと』(メディアイランド)の著者
の一人に、そのフシギを聞いた。


●金子兜太と戦後俳句
日本社会の戦後史と深く熱く血を通わせた
神野紗希

俳人、金子兜太の残したものはなにか。
その格闘の軌跡と、創作の根本姿勢に迫る。


●国が不問にしてきた蛮行の責任を問う
何を語る、731部隊の留守名簿
伊豆百合子

「731部隊員らの実名開示」というニュースが今年4月に流れた。国立公文書館が3607
人分にあたる留守名簿を開示したのだ。現在、家族らが閲覧を希望し、11月末まで予定が
一杯という。


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 【2】  編集長後記

 
 ニュージーランドでは首相が6週間の出産休暇があけて公務に復帰した。パートナーが
育児に専念するという。かたや日本では、女性の医学生・医師の数を抑えるよう、医学部
入試で点数操作が行なわれていたことがわかった。

 東京医大の女子受験者に対する一律減点操作の記事には目を疑った。いい悪いはともか
く大学入試は点数だけが支配する世界と思ってきたからだ。このニュースに北原みのりさ
んが同大学の前で抗議のデモを呼びかけ、多くの女性たちが声をあげた。ジェンダー・ギ
ャップ指数が144国中114位という悲しい状況は、こういうところで着実に作られて
きたのだと呆れながら合点した。その後、3浪、4浪以上の受験生もそれぞれ減点されて
いたことがわかった。どういう価値観か?

 医師の働く職場の劣悪さが問題になって久しいが、女性医師がもっと増えていたら、働
き方改革はおのずと進んでいたに違いない。翻って自分たちの職場では……。それぞれの
業界での問い直しが始まっている。(小林和子)

(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/



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 【3】8月24日(1197)号予告



【特集】動物愛護管理法と動物福祉
ペットの気持ち 知っている?

●族議員の抵抗で難航する動物愛護管理法改正  宮尾幹成

●ペットにマイクロチップを埋め込んでいいのか   本誌取材班

●相次ぐ動物虐待はなぜなくならないのか

●あなたは大丈夫? 知っておきたい動物の飼い方、接し方Q&A

●元ブリーダーに聞く 劣悪ブリーダーの見分け方 片岡伸行


【沖縄】●翁長知事急逝で混迷を深める沖縄知事選     本誌取材班

【誌面トーク】● シリーズ私たちは黙らない! 個を認めない政策に草の根で対抗 打
越さく良×濱田すみれ

【教育】●東京医大、女子受験生を一律減点の波紋       香山リカ

【教育】●城西大学?乗っ取り事件?(中)
「官製クーデター」に政府答弁書 片岡伸行

【ロシア】●プーチンのロシアの6年後 ジョレス&ロイメドヴェージェフ兄弟

【ぶんか】自由と創造のためのレッスン 
左派政権下ポルトガルでの住宅要求運動      廣瀬純

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計      佐高信
●初めて老いった!?    石坂啓
●俺と写真                本多勝一
●エシカルに暮らすための12条 古沢広祐
●話の特集  矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等
●新宿2丁目ブルボンヌママの虹の向こうへ



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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に
亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の
田中優子さんの対談を中心にブックレット化。



★新装版 電通の正体

『週刊金曜日』取材班 1400円+税 46判並製・218頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002587.php

広告漬けになった現代社会の暗部をえぐる!
国内最大の広告会社。企業広告に依存するテレビ・新聞ともたれあう既得権益。政財界・
メディアの陰でうごめく巨大企業──それが株式会社電通。マスコミ最大のタブーを暴い
た不朽の名著が装い新たによみがえる。
※本書は2006年9月初版『電通の正体 増補版』 に加筆改訂したものです。



★沖縄は孤立していない  世界から沖縄への声、声、声。

乗松聡子編 1800円+税 46判並製・320頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002550.php

世界の識者が「オキナワ」への責任と決意を語る!
ジョン・ダワー、ダニエル・エルズバーグ、ノーム・チョムスキー、オリバー・ストーン
、ピーター・カズニック、ガバン・マコーマック、アン・ライト、ハーバート・ビックス
、アレクシス・ダデン、ジャン・ユンカーマン、権赫泰、リチャード・フォークほか

日米の沖縄に対する不正義の本質は、面積あたり県外の約500倍もの米軍基地を押し付け
ているすさまじい不平等であり、「復帰」しても憲法を適用するどころか憲法とは矛盾す
る日米安保体制の維持強化のために沖縄を利用してきた差別構造にある──(本文より)
本書は2014年秋から2017年秋までの3年間、38回にわたって『琉球新報』に連載した「正
義への責任──世界から沖縄へ」を一挙掲載し、加筆したもの。



★孤高の法医学者が暴いた足利事件の真実

著者・梶山天 1400円+税 四六判並製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002513.php

足利事件の闇を解明する
「警察だ!」──日曜早朝の怒声に玄関を開けた瞬間から、菅家利和さんは"足利事件の
犯人"の汚名とともに17年以上、獄中に囚われた。その間、塀の外では本田克也筑波大学
教授がDNA鑑定によって菅家さんの無罪を証明した。だが、捜査機関は本田教授が挙げ
た冤罪の証拠をことごとく潰しにかかったのだ。北関東連続幼女誘拐殺人事件」解明に挑
んだ朝日新聞記者のルポ。



★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「
暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して
以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民とし
て、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の
来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方
原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために
必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材
していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて
焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必
要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿
名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた
。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わ
り23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因
で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに
励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動
であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得な
がら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



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