愛知連帯ユニオン : 日立物流の4月賃金支払いは、非正規労働者への人権侵害だ！

日立物流の4月賃金支払いは、非正規労働者への人権侵害だ！！
非正規労働者の賃金は半分に！　正社員は1.5倍へ！

　日立物流グループは、本年4月より、賃金の締日を一方的に15日〆から月末〆に変更しました。支払日は25日で変わらず。

　その際、正社員の固定賃金は当月払い、変動賃金（時間外賃金等）は翌月払いとしましたが、「非正規労働者の基本給（日給）は変動賃金」だとしました。

その結果、4月25日支給の賃金は、正社員は通常の約1.5倍支払われた一方、非正規社員は通常の約半分しかありませんでした！

非正規労働者の多くはその収入で生計をたてている長期雇用の労働者です。

労働者の皆さん、その月の賃金が突然半分になったら、どうしますか？　

日立物流は、非正規労働者を人と思っていないようです。日立物流に弾劾の声を集中し、日立物流が非正規労働者の4月分基本給を正規労働者の基本給と同じ締日で支払うよう是正させましょう。

2017年5月

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2016年3月18日

日立グループ連合　殿

（東京都千代田区岩本町２－９－６）

全日建運輸連帯労組関生支部名古屋ブロック

　　　　　　　　　　　　　　　愛知連帯ユニオン

要請書

　お世話になります。私たちは日立物流グーループの中部日立物流サービス　株式会社（4月より日立物流中部に社名変更）で有期雇用のトラック労働者を組織する労働組合です。

　貴労組にあっては、春闘真只中の時期と思いますが、日立グループの非正規労働者の地位向上のため、また、日立グループのCSRとして、以下の点について、団体交渉や労使協議で取り上げて頂けるよう要請致します。よろしくお願いします。

一、日立物流グループは、トラック労働者の日給を1日1万円以上とすること。

＜要求根拠＞

①円安によるインフレ、消費増税の状況で、輸出企業である日立グループの利益を、非正規労働者を含めたグループ内労働者に還元すべきこと。

②運転労働者の劣悪な労働環境が事故や人手不足といった社会的問題を引き起こしていることに、業界のリーダーが率先して対処すべきこと。

二、5年以上継続雇用している非正規労働者を無期雇用とし、夏冬ボーナスを支給し、雇用開始日から遡って退職金の支給対象期間とすること。

＜要求根拠＞

①労働契約法20条では、無期雇用労働者と有期雇用労働者の不合理な差別を禁止しているところ、長期の雇用される「契約社員」は専門性及び部署での責任が問われて査定を受けている存在であり、ボーナスや退職金が支給されないのは不合理であること。

②労働契約法18条の5年以上契約を継続した有期雇用労働者の無期雇用への転換の効力が2018年4月から発効するにあたって、日立グループなど大企業が率先して取り組みを始めるべきであること。