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たんぽぽ舎です。【TMM:No2858】
2016年8月18日(木)地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします
                             転送歓迎
━━━━━━━
★1.瀬戸内海全域を死の海にしかねない、危険極まりない
   MOX燃料原発・伊方3号機の再稼働強行を許すな!
   8/10-12ゲート前闘争、伊方町内デモで断固糾弾
              木原壯林 (若狭の原発を考える会)
★2.全ての原発廃炉まで決してあきらめない 闘いはこれからも続く
   全国の皆さんとの共同行動としてハンストを実行
   伊方原発ゲート前は熱い思いで満ち満ちた
   8月10日より12日伊方原発動かすな!現地行動報告
               沼倉 潤(東京都多摩市在住)
★3.「日本会議」と憲法
   狙いは「憲法24条改悪」と「緊急事態条項創設」
   伝統的な「家族」の復興=先祖から子孫まで「縦の関係」重視
   女性の心情に迫る「見事な」戦法に騙されるな!
   8/22(月)島薗 進さん学習会のご案内
             渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆チェルノブイリから30年、福島から5年、広河隆一写真展
   9月2日(金)より4日(日)  *入場無料
          会場:東京都品川区民ギャラリー
★5.新聞より2つ
  ◆節電定着 供給に余裕 「原発必要」説得力薄れる
   今月上旬、本紙調査   (8月18日東京新聞朝刊1面より)
  ◆「原発必要」揺らぐ根拠 電力大手 需給に余力・業績も回復
   伊方再稼働 かさむ事故対策費
                 (8月13日朝日新聞4面より見出しのみ)
━━━━━━━
・脱原発川柳【再稼働 お魚さんも 悲しかろ】松岡チカヨ
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※8/22学習会にご参加を!
 「日本会議と安倍政権の思想史−国家神道の戦前・戦後・今」

 お 話:島薗 進さん(宗教学者・上智大学特任教授)
 日 時:8月22日(月)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━
※8/24学習会にご参加を!
 「東京湾に浮かぶ2つの原子炉 米核空母の危険性」

 お 話:呉東正彦さん(弁護士)
 日 時:8月24日(水)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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┗■1.瀬戸内海全域を死の海にしかねない、危険極まりない
 |  MOX燃料原発・伊方3号機の再稼働強行を許すな!
 |  8/10-12ゲート前闘争、伊方町内デモで断固糾弾
 └──── 木原壯林 (若狭の原発を考える会)

◯熊本・大分大地震とその余震は、中央構造線の活動の始まりを示しています。その中央
構造線の真上にある伊方原発3号機の再稼働を、四国電力と原子力規制委員会は一体とな
って、8月12日に強行しました。
 しかも、この原発はウラン燃料使用を前提として建設され、再稼働審査されたにも拘わ
らず、極めて危険なプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用しているので
す。

◯電力会社にとって、原発再稼働は命運をかけた作業であったはずです。それでも、伊方
原発3号機は、再稼働準備中の7月17日、1次冷却水系ポンプで水漏れを起こしました。
昨年8月に再稼働した川内原発1号機は、再稼働10日後に早速、復水器冷却細管破損を起
こし、高浜原発4号機は、再稼働準備中の今年2月20日、1次冷却系脱塩塔周辺で水漏れ
を起こし、2月29日には、発電機と送電設備を接続した途端に警報が鳴り響き、原子炉緊
急停止の事態を招いています。何れも、重大事故に繋がりかねない深刻なトラブルです。
 電力会社は、一度ならず四度も、それも再稼働を進める全ての電力会社でトラブルを起
こしているのです。
 これは、原発の点検・保守や安全維持の困難さを示唆し、配管の腐食や減肉(げんにく
:管の厚みが減ること)、部品の摩耗などが進んでいることを示すとともに、傲慢で、安
全性を軽視することに慣れ切り、緊張感に欠けた九電、関電、四電が原発を運転する能力
・資格を有していないことを実証しています。
 なお、関電の関連企業は、今年3月以降、運搬中の鉄塔工事用の資材1トン近くをヘリ
コプターから落下させる事故を2度も起こしています(3月1日福井県美浜町および8月
5日奈良県十津川村)。

◯一方、規制委が適合とした全ての原発が再稼働前後にトラブルを起こした事実は、原発
の再稼働にお墨付きを与えた新規制基準が極めていい加減な基準であり、規制委の審査が
無責任極まりないことを雄弁に物語っています。
 原発は万が一にも重大事故を起こしてはならない装置です。そのことは、福島やチェル
ノブイリの事故が、計り知れない犠牲の上に教えています。
 とくに、伊方原発が、福島第一原発級の重大事故を起こせば、閉鎖水域である瀬戸内海
全域が高濃度放射性物質によって汚染され、死の海になる危険性は極めて大です。
 したがって、愛媛県のみならず、大分県、広島県など瀬戸内海に面する自治体の住民の
多くが、市民運動を通して、裁判闘争を通して、伊方原発再稼働に反対しているのです。

◯伊方原発再稼働にあたって、全ての原発の即時廃炉を求める「若狭の原発を考える会」
の11名は、滋賀県、京都府、大阪府などから現地に結集し、ゲート前で再稼働阻止闘争を
貫徹し、伊方町の中心部および九町地区でデモ行進を行い、原発廃炉を訴えました。


┏┓
┗■2.全ての原発廃炉まで決してあきらめない 闘いはこれからも続く
 |  全国の皆さんとの共同行動としてハンストを実行
 |  伊方原発ゲート前は熱い思いで満ち満ちた
 |  8月10日より12日伊方原発動かすな!現地行動報告
 └──── 沼倉 潤(東京都多摩市在住)

○ 四国電力は12日午前9時、伊方原発3号機を再起動させた。3号機は7月12日から15
日にかけ3台ある一次冷却水ポンプがトラブルを起こした。1台は直後に回復したものの
、それぞれのトラブル原因が同一のもではなく、四電による説明もあいまいなまま、再稼
働には支障がないという判断でスイッチが押された。8月15日には伊予灘で震度3の地震
が発生。地元住民にとってこれほど恐ろしい事態はない。
○ 日程が再三ずれ込むという中で、8月8日から12日にかけて様々な抗議行動が全国各
地で取り組まれた。10日には高松や高知、関西のグループにより「高松四電本店前行動」
が行なわれ、私たちハンストグループも申し入れ書を読み上げ3日間のハンストに突入し
ました。
 四国各地でも住民が「伊方原発動かすな」の行動に立ち上がり、9日には宇和島四電支
社に対する宇和島市民の抗議行動、10日には大洲市で講演会。11日は三崎軽トラパレード
。伊方町パレードなど多様な抗議行動が行われています。
 東京では、10日の四電東京支社抗議、12日の起動日には、1000万人アクションの皆さん
による四電東京支社抗議。郡山でもゲート前抗議に連帯する行動。京都でも金曜行動が取
り組まれ、伊方再稼働NOの声が沸き起こった。
 川内原発ゲート前で抗議行動を行った「3.11鹿児島実行委」の皆さんは翌日、伊方ゲー
ト前に駆けつけ、熱烈なコールで集会を盛り上げました。
 私たちハンストグループは、3名の実行者(熊田汎、外京ゆり(高知)沼倉)と福島や
広島からの支援者の協力を得て、県庁や松山市駅前などで、路上ライブも行いながら、伊
方原発再稼働の危険性を訴えるチラシを若者が行き交う駅前で配布しました。
○ 8月12日9時、3号機のスイッチが押された。起動したこと事態、悔しい限りですが
ゲート前抗議のコールが40分以上続いた後、斉間淳子さんを始めとした伊方現地の皆さん
が菅直人、福島みずほ両議員とともに固いスクラムを組み、両手を挙げ今後の健闘を誓い
合った姿は、これからの闘いに勇気が湧く一シーンとして参加者の胸に刻まれました。
 また、今回のハンスト行動を通じて福島や青森、若狭など全国原発現地からもメッセー
ジが多数寄せられています。たとえ現地へ来れなくとも、それぞれの居住地で、全国の皆
さんが共同の闘いとして運動を作り上げることができた3日間でした。
○ 12日午後からは、再度、九町漁港でアメーバデモを実行。松山では「伊方原発をとめ
る会」の皆さんが申し入れ行動を行い、「民間規制委いかた・東京」の運動とともに裁判
闘争と大衆運動が一体となった闘いが各地で展開される陣形が出来つつあります。
 闘いは続く。再稼働の嵐は、玄海、泊、そして柏崎刈羽へ襲ってくるが、私たちはひる
まない。声をあげよう。行動しよう。「原発なしで暮らしたい」はすべての人々の想いだ
!。
 最後に路上ライブに協力して頂いた皆さん。カンパにより支援して下さったみなさん。
車で搬送して下さった皆さんにお礼を申し上げます。


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┗■3.「日本会議」と憲法
 |  狙いは「憲法24条改悪」と「緊急事態条項創設」
 |  伝統的な「家族」の復興=先祖から子孫まで「縦の関係」重視
 |  女性の心情に迫る「見事な」戦法に騙されるな!
 |  8/22(月)島薗 進さん学習会のご案内
 └──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

○憲法24条が大嫌い、の「日本会議」
 安倍政権を根底から支える日本会議は、憲法24条が謳う「個人の尊重」、「両性の合意
のみに基づく婚姻」に大反対している。
○国民投票で勝つために、女性をターゲットにせよ
その理由:女性は「平和」に関心が高く、9条改正には消極的だとみられているためだ。
→女性票を得なければ、勝ち目がない。
○「心理作戦」
 まず不安にさせ、その不安を解消する代替え案を出す。
 例えば、東日本大震災のような災害や、テロが起こった場合に、自分の家族を守れるの
か、などと問いかけて興味を惹く。その時「緊急事態条項」がないから支援物資が届かな
いからなどと煽られれば不安になるし、「家族の崩壊」を強調され「家族を守ろう」とか
「家族の絆」とか言われれば、それを否定するのは難しい。
○「9条」「緊急事態条項」「家族保護条項」の3点を憲法改定の重要課題として掲げる
。
 第二次安倍政権:日本会議国会議員懇談会の会員が続々と閣僚入りし、改憲論議は本格
化していく。
○「サザエさん」家族が理想
○「日本会議」が目指す家族像→戦前の家族国家観
 戦前の家制度のような、家長があって絶大な権威を誇る制度の復活。だから日本の歴史
や伝統を教える学校教育の適正化と共に、家庭が重要になってくる。
 (既に2006年には「改定教育基本法」が成立し日本会議の希望通り、教育基本法に家庭
教育の規定が入る)。
○ 「行き過ぎた個人主義」の原因は24条
 「少子化」の原因は「未婚化」、結婚しない男女が増えるのは13条や24条の個人主義が
原因だという論理だ。
  (週刊金曜日1099号・8/5-12合併号より抜粋・要約)

○「この道なかば」
 この言葉、今は「まだ半ば」。だから先がありそうな(希望?)気がしませんか?
 安倍さんの言葉(ブレーンの力?)は実に上手い!と思いませんか?

☆8/22学習会のご案内

 「日本会議」と安倍政権の思想史―国家神道の戦前・戦後・今

 お 話:島薗 進さん (宗教学者、上智大学特任教授)
 日 時:8月22日(月)19:00より21:00(開場18:30)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円

  バブルが崩壊するあたりから急に、国体論的な政治体制、そして「和の文化」が世界
的に見てすぐれたものだ、というような議論が増えていきます。
 1991年の湾岸戦争の影響も大きい。自衛隊を派遣しなかったことで「日本が取り残され
た」という意見が流され続け、かなり国民の意識が変わりました。
 保守中道が主流だった自民党が「日本会議」、というより日本青年協議会的なものに引
っ張られて、次第に右寄りになり、自民党議員の質も変わりました。戦前的なスローガン
を掲げることで自分たちの弱い立場を回復したいという面はあるでしょう。
 今は自民党そのものが日本会議みたいなものになってきて非常に危うい。


┏┓
┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆チェルノブイリから30年、福島から5年、広河隆一写真展

日時:9月2日(金)12:00〜20:00 9月3日(土)10:00〜20:00
   9月4日(日)10:00〜16:30
会場:東京都品川区民ギャラリー(イトーヨーカドー大井町店8F/
   JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線大井町駅徒歩2分)
 4日は14:00から福島から避難している方のトークがあります。
 *入場無料
連絡先:電話 03-3783-3370(FAX兼用)090-2433-0102(加藤)
メール: < nonukesshinagawa@yahoo.co.jp > 
Web: < http://wind.ap.teacup.com/nonukes-shina/ >


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┗■5.新聞より2つ
 └──── 

 ◆節電定着 供給に余裕 「原発必要」説得力薄れる
   今月上旬、本紙調査

  全国で猛暑日が相次いだ8月上旬、電力各社が供給力に余裕をもって乗り切ったこと
が、本紙の調べで分かった。今年は2011年3月の東日本大震災後、初めて政府が節電を求
めない夏になったが、各社が準備した発電所の供給力のうち、実際に使用した割合(使用
率)が97%を超えて、余力が「非常に厳しい」とされるような日はゼロだった。
 電力各社は「電力の安定供給のために原発は必要」と説明しているが、原発がなくても
停電は起きない計算だった。節電が進み定着する中で、各社の説得力は薄れている。
 8月上旬は例年、盆休みを控え工場生産が盛んになるうえ冷房の使用が増えるため、電
力消費が1年で最も増えることが多い。昨年の最大需要日は8月3〜7日に集中した。
  今年も昨年に続き全国的に猛暑日が多く9日には全国929の観測地点のうち東京都心
で37.7度を記録するなど、198カ所で最高気温が35度以上の猛暑日となった。猛暑日が100
カ所を超えたのは14日までに8日間あった。
  本紙が1日から14日までの大手電力九社の管内の使用率を調べたところ、東京電力ホ
ールディングスで最大になったのは5日の89%で90%に達した日はなかった。中部電は5
日の94%が最大だが、事前の需要予想で一部の火力発電所を休ませていたため、使用率が
伸びた。
  九州電は10日に1527万キロワットを記録したが、供給力に10%(185万キロワット)
の余裕があった。稼働する川内(せんだい)原発1、2号機(計178万キロワット)がな
くても停電は回避できた計算だ。12日に伊方原発3号機(89万キロワット)を再稼働した
四国電は、9日の516万キロワットが最大。原発なしでも使用率は94%だった。
 生産活動が再開する8月下旬や九月上旬に電力需要が伸びる可能性はあるが、節電は定
着しており、電力の需要は震災前より14%ほど減る見通しだ。全国で猛暑日が101カ所を
数えた17日も、電力9社管内で余力があった。
   (8月18日東京新聞朝刊1面より)


 ◆「原発必要」揺らぐ根拠 電力大手 需給に余力・業績も回復
  伊方再稼働 かさむ事故対策費   (8月13日朝日新聞4面より見出しのみ)

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