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LNJ Logo 東京ふじせ企画労働組合 : 2・18判決報告集会、学研包囲デモへ!
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2・18判決報告集会、学研包囲デモへ!(東京ふじせ企画労働組合)

 学研の下請労組潰しを狙った業務総引き上げ=倒産・解雇攻撃の争議責任を追及する私たちの闘いに対して、学研経営は、2013年、サービス付き高齢者住 宅ココファンあすみが丘の居住者から寄せられた声を掲載したビラの記事につき、1320万円の損害賠償とウエブサイトの記事の削除を請求する訴訟攻撃をか けてきました。訴訟は約2年半の審理を経て、いよいよ2月15日(13:10東京地裁631号法廷)に判決を迎えます。

 地裁民事36部に対して公正な判決を求める全都・全国の237団体の連名署名を寄せていただきました。ありがとうございました。判決は、最近の司法の状況 を考えると予断を許しませんが、声を寄せていただいた多くの皆さんの連帯・共闘の力を背景に、15日の判決を受けた報告集会・デモを2月18日に打ち抜 き、今後へ向かう闘いを学研経営に示していきたいと考えています。地域・出版の仲間の集中闘争としても取り組まれます。全ての皆さんの結集を心から要請い たします。

2月18日(木)
18:15〜判決報告集会(大崎第一区民集会所第5第6集会室 五反田駅西口7分)
第5・6集会室は地域センター敷地内の五反田駅寄り高層住宅1階です
19:00〜学研包囲デモ
東京ふじせ企画労働組合
       ふじせ闘争支援共闘会議
品川区西五反田2-11-15-501 TEL 03-3490-0372

 長期の争議になっていますが、下にその流れを概観しますので、ご参照を。

1978年1月に東京ふじせ企画倒産で争議に突入し、80年1月 工藤ふじせ企画社長の逃亡を粉砕し、団交で、「業務契約解除は学研の指揮・命令によるもの。企業再開一解雇撤回を約束する」との確認書を獲得し、学研経営 に集中した闘いへ移行しました。本社の全学研労組との共闘も発展しました。85年の損賠判決(東京ふじせ破産管財人が、不法な業務打ち切りの賠償を学研に 求めたもの)では東京地裁が学研の争議責任・使用者責任を明確に認定する一方、派遣法制定の流れで87年東京地労委は、学研の使用者責任を免罪する(使用 者概念拡大への反動・切り縮め)不当命令を出しました。これと並行して学研は、学研社長・会長への自宅・社前行動に対して、仮処分攻撃、そして争議への初 の間接強制を頂点とした第1次の民事弾圧(86年〜92年)を仕掛けて闘争圧殺を図りました。

93年、間接強制決定を打ち破り、暴力労政が破綻し同年から赤字転落し、長期の停滞と経営危機を深めていく学研に対して現場攻勢の拡大と合わせ、リストラ 合理化に反発する社内の労働者と結んだ経営実態暴露・追及、株主総会闘争、イベント闘争等を展開していきました。94年末〜95年初頭には学研の大橋監査 役が学研の争議責任を認め解決へ向け接触を求めて来る動きもありましたが、会社は大橋監査役を解任、中労委に命令発出を促し、96年中労委は都労委不当命 令を追認する棄却命令を出しました。居直りと逃げ切りを図る学研でしたが、40億円の損失補填を受けて蜜月関係にあった山一証券が破綻(97年)に向かう 中、創業会長=古岡秀人のマネーゲームの穴埋め=飛ばしの受け皿としての疑惑の対象となった100億円のワラント債購入が紙屑同然となり、古岡神話が崩 壊、内部告発文書が組合に次々と届き、学研は山一証券への損賠提訴で泥仕合に突入、巨額赤字を計上し株価も暴落し200円を切る事態に陥っていきました (一時は100円割れ)。

2003年には最高裁決定が出て、労働委員会の不当命令が確定、学研はふじせ争議消滅を夢想しましたが、それまで7年連続赤字のつけを労働者に回し、代理 店へのしわ寄せ、また高額教材の押しつけ販売など、腐敗・荒廃を深める経営に対して、社内、学研関連、悪徳商法の被害者の若者らと結んで、ふじせ闘争はさ らに存在感を増していき、学研の消滅願望を打ち砕いて前進しました。株主総会での追及も質疑・応答の殆どの時間を圧倒的な質問攻勢で、経営側の質問中のマ イク電源切断など醜悪な対応と対峙して闘ってきました。

学研は2008年に年間3回もの希望退職募集を行うと共に、本社の五反田移転、さらに2009年持ち株会社=学研ホールでイングス発足により、起死回生を かけます。現場から使用者概念拡大の闘いを展開してきた学研・ふじせ闘争はあらためて闘いの意義を深化させ、持ち株会社支配を揺るがす闘いをスローガンに 掲げ、進学塾のM&Aの功績で2010年に一挙に社長の座に駆け上った宮原博昭(防衛大出身)体制の新自由主義的経営・労務政策と対峙、高齢者福祉事業 等々に延命を託す学研の企業戦略に迫る闘いに入りました。そして、 第一次民事弾圧の破綻から20年、最高裁決定から10年、学研HD経営は、巻き返し図って、争議圧殺と労働者への犠牲強要による乗り切りの道を守り、暴走 しようと第2次民事弾圧を仕掛けてき、攻防局面は大きく煮詰まっています。

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