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原子力ムラのデタラメ判決!〜「高浜・大飯原発再稼働差止め裁判」全関西報告集会開かれる

    正木斗周

 高浜原発の再稼働停止の仮処分が先月福井地裁判決で取り消された問題。1月9日、「キャンパスプラザ京都」で報告集会があった。正式タイトルは「福井地裁『高浜原発差止め仮処分異議審、大飯原発差止め仮処分裁判』全関西報告集会」。参加者210名+スタッフで会場は満杯となった。

 前半は鹿島啓一弁護士(写真)による異議審の内容説明と分析。淡々とした語り口ではあったが、いかにこの裁判がデタラメであるかが如実に示された報告になっていた。

 事実誤認はもとより、自らの論理の矛盾、牽強付会の稚拙な論理等々。最高裁民事局の経験がある超エリートコースを歩んだ林潤裁判長。もしこの人物がただのバカであれば、このデタラメぶりはわかりやすい。そうではないとすれば、国策に沿った判決を出せという政権の圧力が司法を抑えこんだ、あるいはすでになぁなぁの癒着の結果としての判決だということができる。

 判決が出る2日前、西川一誠福井県知事は記者会見で、高浜原発3、4号機の再稼働への同意を表明した。判決直前のこのタイミングでの会見! 国、自治体、司法の見事な連携プレイというしかない。

 報告会の後半は「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」のテーマでの討論集会で、公募に応じた8名から熱のこもった発言があった。

 原子力ムラは手段を選ばない。今回の判決による危機感をバネとして、ますます反対運動に力がこもる集会となった。


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