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過去に立ち向かうこと〜「戦後70年 東アジアフォーラム」開かれる

               尾澤邦子

8月14日、日本教育会館において、「戦後70年 東アジアフォーラム―過去・現在・未来―」がありました。恵泉女学園大学名誉教授の内海愛子さんが基調報告を行いました。

「日本の植民地支配を韓国では「日帝強占」という。日本との認識の違いは大きい」「戦後70年、東アジアに位置する日本がアジアの国と共に生きるのは、歴史修正主義に逃げ込むのではなく、過去に立ち向かった文字通りの「深い反省」をアジアの被害者に語り、謝罪し、補償することである」など話されました。

記念講演として、韓国の国際基督教大学のソジェジョンさんから「戦後秩序70年、新たなる道を見つけよう―国家から地域へ、安保から平和へ」と、ドイツの「記憶・責任・未来」財団理事会アドバイザーのウタ・ゲルラントさんから「ドイツにおける過去との取り組み」というお話がありました。

午後3時からは課題別のシンポジウムがありました。_坦下圓「和解」を語れるのか?−被害者が望む解決をめざして、▲キナワ―そもそもの歴史から―、5憶の継承と教科書、ぁ崟儷謀平和主義」で失うもの、という4つの分科会に分かれて行われました。 私は、「加害者が『和解』を語れるのか?」の分科会に参加しました。

教育会館8階の300名の会議室は満杯でした。日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表の梁澄子さんが、「朴裕河「帝国の慰安婦」批判―被害者支援をしてきた立場から―」と題して報告しました。リベラル派知識人たちにもてはやされている「帝国の慰安婦」ですが、内容は「慰安婦」問題を日韓関係に閉ざし、被害者の支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」を叩くものであり、「和解のために」と被害者に寛容を求めるものです。朴裕河さんが「帝国の慰安婦」のなかで「本書で試みたのは「朝鮮人慰安婦」として声を上げた女性たちの声にひたすら耳を澄ませることでした」として引用する「女性たちの多様な声」は、挺対協と挺身隊研究所が編纂・出版した「強制的に連れて行かれた朝鮮人軍慰安婦たち」に収録されているものだとのこと。直接被害当事者と話して書いたものではなく、挺対協を批判するために被害者の言葉を利用していると思いました。

閉会集会では内海愛子さんがまとめの発言を行いました。「現場に立つ、被害当事者と共に歩むことが大事。沖縄、教育など、被害者の思いをどれだけ共有できるか。安保闘争に敗れた後、これからは草の根の運動、市民運動が大事と現場に立った。それが今の私たちの強み。現場から見ると安倍のウソが見えてくる。現場の運動を積み重ねながら、連帯していこう!」と話しました。同感です。

集会の後、戦時性暴力問題連絡協議会主催で、8.14日本軍「慰安婦」メモリアルデーキャンドルデモが行われ、約200人が参加しました。途中雨に降られながらも、最後まで元気よく「戦争反対!」の声を上げました。


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