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脱原発テント新春コンサート〜野瀬正彦さんがチェロ演奏

1月3日(土)、第72回「霞ヶ関の中心で愛を叫ぶ」コンサートが開かれ、経産省前テントひろばに重厚なチェロの音が響き渡った。世界的に著名なチェロ奏者である野瀬正彦さんが、脱原発のための経産省テントを激励にきたのだ。野瀬さんは「原発がすべてなくなるまで闘っている、このテントの人たちに敬意を表します」と語った。

野瀬さんはドイツのカイザースラウンテルンにあるラインラントプファルツ州立歌劇場専属オーケストラ第一主席ソロチェロ奏者(コンサートマスター)として30年間近く活動してきたが3.11の大震災後、帰国し、東北特に福島の人たちを応援する演奏を続けてきている。

この日は野瀬さんは、カザルスの鳥の詩を始めクラシックの曲のみならず、歌詞を配って、福島に関わる歌や、沖縄を応援する歌の演奏で、集まった人たちに心にしみる感動を与えた。

その後、午後2時から7時まで、浦邉力の歌から始まり、わかち愛の詩の朗読(写真上)、乱鬼龍やボケ丸の歌など、18組のパフォーマンスが披露された。ジョニーHの歌のあとではブルースセッションで盛り上がり、寒さを吹き飛ばした(写真下)。最後は室生祥の歌「世直しサンバ」と浦邉力のリードで、集まった人全員で夜空にコールを響かせた。

この日はアカペラの替歌にドラムが絡むなど、他に、アルトサックス、クラリネット、ブルースハープ、バイオリン、チェロ、ウクレレ、ギターなど多種な個性的な楽器が揃った。いろいろな人たちがそれぞれの立場から「経産省前テントオキュパイ」を支えている。 (ジョニーH)


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