本文の先頭へ
LNJ Logo 自由報道協会賞の小沢一郎氏のノミネート騒動について畠山理仁氏に聞く
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1329659834483mu...
Status: published
View


自由報道協会賞の小沢氏ノミネート騒動について。

ことの発端は自由報道協会が創立一周年を記念した「自由報道協会賞」が設けられ、「大賞」「3.11賞」「報道賞」「マイクロジャーナリズム賞」「自由賞」などの公募、(自薦・他薦)を行い、それぞれに賞を授与しようというもだった。授与式は2012年1月27日。
その中で政治家の小沢一郎氏が「記者会見賞」にノミネート、すぐに受賞予定が発表された。(2012年1月25日)

ノミネートの理由は、「自由報道協会が2011年に開催した67回の記者会見のうち、最多の6回、ゲストスピーカーとして登壇し、当協会の活動に大いに寄与した。また、『取材』『報道』を目的とする者であるならば誰もが参加できるオープンな記者会見システムへ理解を示し、言論の自由のために著しい貢献をした」という物だった。

すぐに報道対象者に賞を与えるのは如何なものか、とネット上で異論がわき起こった。

この発表直後、江川紹子さんは会の退会を宣言。
非会員のジャーナリストの高田昌幸氏は賞のノミネートを辞退した。

その後、賞の選考委員会は2012年の1月26日に小沢氏の授与予定を取り下げると発表した。

その騒動の経緯を自由報道協会の広報担当の畠山理仁氏に聞いた。

__小沢一郎氏ノミネート騒動について、経緯を教えて下さい__

畠山「小沢一郎さんがノミネートされた事を会員に対する説明もしてなくて会員の人も発表された段階で『えっそれは可笑しいよ?』と思われた方も沢山います」

__会員から問い合わせのメールが来ましたか__

畠山「はい『ええ、どうして?と』

__賞の辞退者も出ました__

畠山「高田昌幸さんの仰ってたのは取材をする側と取材をされる方の緊張関係が疑われるから止めた方が良いよ『なんでそんな事をするんだ』という意見がありました。それを受けて、運営委員会は延長審議しました、で取り下げになりました」

__小沢一郎氏のノミネートの理由は__

畠山「記者会見賞に関しては機械的に年間に一番多くした人にあげようかという運営委員会で話してたんですけれども皆で会って後々話しましょうという事にして小沢一郎さんのノミネートを取り下げたという事ですね」

__何が起きてるのかよく解らない__

畠山「自由報道協会賞の中身をしっかり固めないままに会員に対する説明もなく、会員に説明をすれば賞の選定に係ったと言う事で公平性が疑われてしまうので説明が出来なかったという部分もあるのですが」

__内情がよく解らず、オープンでないと言われた事に対しては__

畠山「一般の公募される方にも説明しなくてはならなかったけれども、やってしまった事は事実なのでこれは次回以降生かして行かなければと思っています、江川紹子さんが退会されるという事もそうですし、高田昌幸さんは会員ではないですが皆さんにその辞退の説明と言う物が全く足りなかったと反省しています」

__次回に期待します、有り難うございました__



 聞き手 上田眞実 


Created by mu07. Last modified on 2012-02-19 22:57:19 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について