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レポート : 脱原発・地域のセンター、教職員組合郡山支部 | ||||||
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脱原発・地域のセンター、教職員組合郡山支部 原発震災以来、原発関連の情報をファックス通信「どんとこい」で組合員、学校に発信し続けている福島県教職委員組合郡山支部(郡山市、桑野)を訪ねた。 郡山支部では、組合員・学校にだけでなく地域の一般人向けに放射線測定器の貸し出しをしている。組合事務所のある郡山教組会館には、毎日のように地域の人が訪れてくる。 その測定結果はストックされ、市民による放射線測定情報が蓄積されていく。市民から寄せられてくるものの中には、行政が測定していない「マンションのわきの公園の草木」(意外と高い数値がある)や「部屋の中:窓際、天井、床、廊下、各部屋など」という細かな放射線情報も集まってくる。 また郡山支部では、学校が校費で購入できない「高圧洗浄機」を購入し学校に貸し出している。このようなガイガーカウンター、高圧洗浄機等の購入は「主任手当拠出金」で賄っている。郡山支部は、組合活動を通して地域、学校の要請に応えていくという教職員組合の原点に立った取り組みをこの震災時にもやり通しているのだ。 書記長の鈴木浩行さん(写真上)は、組合が購入した「霧箱(きりばこ)」という実験器具(写真下)を紹介してくれた。これは、高校の理科の実験でも使われているものだが、一般にはよく知られてはいない。 鈴木さんは、組合事務所の前に落ちていた小石を「霧箱」のビーカーの中に入れ、ビーカーの底にアルコールを浸して加熱スイッチを押した。しばらくすると、小石の周辺に白いもやのようなものが、ひんぱんに立ち始めた。これは、加熱され気化したアルコールに小石から発する放射線があたり、液化することで飛行機雲状の線が生まれるのだそうだ。つまり、目で「放射線」を確認することができる装置が「霧箱」である。 さらに小石の横にアルミ箔を置くと、「放射線(アルファ線、ベータ線)」はアルミ箔を突き抜けることができないこともわかる。郡山支部では、ガイガーカウンターを借りに来た来訪者にも「霧箱」実験を見せたり、「霧箱」そのものの貸し出しも行っている。鈴木さんは、「放射線を実際に目で見ることで、実感することが必要なんです」と力説した。 郡山支部は、来る9月19日の「さようなら原発1000万人アクション(東京・明治公園)」に郡山からバス数台で参加することを計画し、組合員だけでなく市民にも参加を呼びかけている。(湯本雅典・取材:8月22日) Created by staff01. Last modified on 2011-09-02 17:25:21 Copyright: Default |