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LNJ Logo 在日韓人歴史資料館で「1円訴訟」と崔昌華牧師の写真展
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*転載情報

ピアニストの崔善愛さんのお父様である崔昌華牧師にまつわる写真展が、
在日韓人歴史資料館で開催中です。

崔昌華牧師は、戦後、北九州・小倉において、
戦争中は強制的に「日本人」とされながらも
戦後は「外国人とみな」されて、社会保障の枠外に置かれた在日朝鮮人の
人権獲得のため、さまざまな闘いをされました。

医療保障や住宅権などのほか、遺骨の調査・返還、指紋押捺拒否など、
いろいろありますが、ひとつには、名前の訴訟があります。
「サイショウカ」と、日本語読みし続けるNHKに対し、
1円の損害賠償をもとめたものです。

裁判では負けましたが、判決を伝えるNHKのニュースでは、
アナウンサーが「チォエ チャンホァ」と読み、また、そのようにテロップも出ました。

「慣例だから」と崔牧師の訴えを拒みつづけてきたNHKを、
思想転換させることに成功したのです。実質大勝利です。

損害賠償金額を「1円」とした崔昌華牧師は、裁判をすることによって、
問題はお金ではなくて、この苦しみをもたらしている根本の原因は、
日本社会のすみずみに残存し続ける差別意識であると告発したのでした。

このところ「君が代」裁判も、ひどい判決続きで気持ちが萎えがちですが、
崔昌華牧師の闘い方から学ぶところはあると思います。

写真展会場では、6月22日(土)に、崔昌華牧師の生前の講演模様の上映と
次女の崔善恵さんのお話があります。
7月17日には、崔牧師とさまざまな闘いをともにされた犬養牧師のお話があります。

崔昌華牧師の著書には、『かちとる人権とは 人間の尊厳を問う』(新幹社)
『金嬉老事件と少数民族』等があります。

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【以下、転送歓迎】


     在日韓人歴史資料館 企画展
◆◇◆1円訴訟・名前はチォエ チャンホァ◆◇◆
    ――人権獲得運動と崔昌華牧師――

日 時: 2010年5月11日(火)〜8月21日(土)
会 場: 在日韓人歴史資料館 企画展示室
入場料: 無料 
      (常設展示室は有料、大人200円・学生100円、65歳以上と18歳未満は無料)
協 力:崔聖植・崔善愛・崔善恵


◎関連企画「アボジ(父)を語る」

・「『かちとる人権とは』と参政権」  語り手:崔聖植(チォエ ソンシク)
日 時: 5月22日(土)  15:30〜17:30
会 場: 在日韓人歴史資料館 3Fセミナー室
参加費: 500円

・「アボジの遺したもの」 語り手: 崔善恵(チォエ ソンヘ)
上 映: 「人間の尊厳と在日朝鮮人」(崔昌華牧師講演DVD、1991年2月5日)
日 時: 6月26日(土)  15:30〜17:30
会 場: 在日韓人歴史資料館 3Fセミナー室
参加費: 500円


◎記念セミナー

日 時: 7月17日(土)  14:00〜16:00
テーマ: 「セッピョル(明星)を見上げつつ−『在日』の『今』を生きた崔昌華牧師」
講 師: 犬養光博(日本基督教団福吉伝道所牧師)
会 場: 在日韓人歴史資料館 3Fセミナー室
参加費: 1,000円(会員・学生800円)

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Created by staff01. Last modified on 2010-06-25 14:28:09 Copyright: Default

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