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LNJ Logo FM局側は「タモリは労働者でない」と反論〜DJの労働委員会報告
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投稿者: 愛知連帯ユニオン
10年5月28日 FM Radio−I @不当労働行為 愛知県労働委員会調査

 FM Radio−I(愛知国際放送)は、DJだったMB氏について、「カルチャークラブとい
う派遣・請負会社と『委託契約』を結んでいただけなので、自らはMB氏と何の契約関係もない」と
しました。

 オーディションでMB氏を採用し、カルチャークラブに紹介したのはFM Radio−Iでした
。カルチャークラブの方は「エージェント」として、時間で定めたRadio−I からの出演料よ
り5%の手数料を控除して払う、という話でした。そして、ナマ放送である番組については、Rad
io−I のプロデューサーからMB氏へ細かな指示やチェックがあったのでした。もし、FM R
adio−IとDJ MB氏の間に何の契約もないとしたら、FM Radio−Iは、何に基づい
てMB氏に指示をしていたのか、不明です。MB氏はこの仕事に関して、何の契約書も結んでいませ
ん。

 Radio−I の代理人弁護士は、「ビートたけしやタモリは労働者でないから、MB氏も労働
者ではない」と主張しました。しかし、Radio−I のDJはそういった有名人とは違います。
Radio−I はそのホームページでいつも、「バイリンガル、トライリンガルのDJ」を募集し
ています。

http://www.radio-i.co.jp/news.php#bailingual

 MB氏の場合も、オーディションの後、空いている曜日のDJが決まったのは1ヶ月もたたないう
ちでした。普通の労働者と何ら変わらない採用過程だったのです。

 日本では、労働者については、労働法で様々な権利が保護されています。労働契約を回避すれば使
用者に責任が発生しない、というのは脱法行為と思われます。今後、ユニオンではカルチャークラブ
の責任追及も検討していきます。

Created by staff01. Last modified on 2010-05-29 10:03:14 Copyright: Default

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