9条世界会議・初日 一体となった大集会 | |
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5月4日の9条世界会議・初日に私も9条改憲阻止の会の皆さんと一緒に参加した。すでにレイバーネットに湯本雅典さんが写真・ビデオ報告を提供しているので、私はそれをいくらか補足したい。 会場(7千人収容の幕張メッセ・イベントホール)、参加者1万4千人、たくさんのスピーカーやアーチストなど華やかなゲスト、ともかく規模の大きさに私は圧倒された。開会30分前の午後1時過ぎに会場に到着した私は入場できて、幸運だったことを後で知った。 午後1時半に開会して、第3部のUA(ウーア)と加藤登紀子などナイン・アライブ(9 Alive)が終わったのが午後10時過ぎだった。スピーチと音楽・パーフォーマンスが交互に9時間近く続いた。ゲストも聴衆も9条を大事にしよう(戦争のない社会を作ろう)という合言葉で一体となった大集会であった。 たくさんの著名な人が話したが、開会あいさつ(吉岡達也・ピースボート)の後に以下の二人が基調となるスピーチを行った。第1部の司会は女性落語家の古今亭菊千代さん。 まず最初に、マイレット・マクワイアさん(北アイルランドのノーベル平和賞受賞者)は、「北アイルランドで武力衝突の後、平和が訪れて初めて人びとの自由と人権が確保できた。日本でも9条が守っている平和こそ自由の基礎だ」と訴えた。 2番目のゲスト・スピーカーはコーラ・ワイスさん(アメリカのハーグ平和アピール)は、インターネットのWWWは、”World Without War 戦争のない世の中”と読み変えようと聴衆を笑わせた。 さまざまな国と衣装の9条ピース・ウオーク代表たちが壇上に登場し、その内一人の若者が「全国を歩いて、9条が私たちの生活を支えていることを初めて知った」と報告した。 パーフォーマンスの最大の呼び物は、3千人の大合唱団による世界をつなぐ平和の歌「ねがい」の演奏だった。指揮・池辺晋一郎 2つ目の合唱は、9条を守ろうとする数百人の弁護士たちがコーラスに加わってベートーベンの「第9」を演奏した。 第2部(司会:堤未果さんと川崎哲さん)が始まる。 ベアテさんはGHQ(連合国司令部)で通訳として働いていたが、1946年2月に日本国憲法の草案の起草者の一人に指名された。当時22歳だった。それを命じたマッカーサー司令官は日本人の起草した憲法案が民主主義が徹底されず、不満だった。日本国憲法の女性の人権の部分を彼女は起草した。 ピースボートの若者たちのダンス、高橋竹山さんの津軽三味線、ナターシャ・グジーさんの歌、アイヌ・レブルスのダンス、普天間かおりさんの歌、亀渕友香さんのゴスペルなどの演奏があった。 最後に5人(アン・ライト、高遠菜穂子、カーシム・トゥルキ、エイダン・デルガド、雨宮処凛)トークセッション「イラク、アメリカ、日本」があった。一人だけ発言の一部を紹介する。 高遠さんは、彼女はイラクでNGOで活動していて誘拐され、後に解放されたが、「自分が救われたのは憲法9条のお陰だ」と話した。それは、憲法9条を持つ日本がイラクに派兵することが間違いだと主張したからだ。「だから、私の命は9条の賜物だ」と話した。 <写真13 ↑> 報告・写真・高幣真公 Created by takaheims. Last modified on 2008-05-05 22:49:22 Copyright: Default |