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写真速報:「板橋高校事件」控訴審で不当判決 | ||||||
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04年3月、都立板橋高校卒業式において、会場内で式直前に週刊誌のコピーを配るなどの行為が、「威力業務妨害」にあたるとされた「事件」の控訴審判決が5月29日、東京高裁であった。第10刑事部は、被告の藤田勝久元教員に、控訴棄却・一審支持(罰金20万円・求刑懲役8月)の不当な有罪判決を言い渡した。弁護団は即刻、上告の手続きをした。 冷たい雨が降る高裁前には早くから支援者らが待機し、判決が伝えられると口々に抗議の声をあげた。閉廷後、多数の報道陣とともに弁護士会館に移動。記者会見と簡単な報告集会が行なわれた。 弁護士会館5階の一室で記者会見が行なわれた。約70人が集まった。会見前に藤田さん(写真上)が怒りのコメント。 「予想通りの判決だ。裁判官は生涯で一度か二度しか無罪判決を出さないという。私などは罰金20万円で済むが、冤罪で苦しんでいる人はいっぱいいる。日本の司法はつくづく恐ろしいものだ」。
記者会見が始まると、弁護団は次々と今回の判決を批判した。藤田さんは、「都立高校の校長は、まさに『名ばかり管理職』だ。都教委からの指示が彼らのパソコンに入ってくる。それに従っているだけだ。都教委は『日の丸・君が代』のカルト教団だ」と怒りをあらわにした。 本件判決は、立川反戦ビラ事件、葛飾マンションビラ入れ事件判決とまったく同種・同根の政治判決だ。法に照らした実行行為そのものの軽微さより、その内容が、支配者にとって見過せなかったのである。配られたビラが「イラク戦争反対」でなかったら、「サンデー毎日」のコピーが不動産広告だったら、まったく問題にはならなかったはずだ。 こうした社会のなかでは日常茶飯事の、ほんのささやかな表現行為すら、刑事事件として逮捕拘留され、家宅捜索され、有罪を言い渡される時代に突入したということである。「言論・表現の自由」はまた一歩、死の淵に近づいた。藤田さん、弁護団とともに、上告審を全力で闘い抜こう。(レイバーネット会員・Y) Created by staff01. Last modified on 2008-05-30 08:00:56 Copyright: Default |