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佐々木です。

昭和天皇に仕えた卜部亮吾侍従の日記が4月26日の朝日新聞トップで紹介された。 天皇が靖国参拝をやめたのは、「A級戦犯合祀が御意に召さず」と記されている とのこと。これは、昨年夏日経新聞で発表された富田朝彦宮内庁長官メモとも符 合する内容だと記事には書かれている。

しかし、この種の情報に接するたびに思うのは、昭和天皇は自分の戦争責任につ いては棚上げしながらA級戦犯にはなぜこんなに厳しい態度をとったのかという こと。それは軍部の独走が戦争拡大の元凶だったとして、あくまで自分に責任は ないとする天皇の論理をつらぬくためだったとしか思えない。

この無責任な昭和天皇がA級戦犯靖国合祀に不快感を示していたという一事をもっ て、首相の靖国参拝を牽制したり、A級戦犯を分祀すれば靖国問題は解決すると いうような安易な世論づくりはもうやめてほしいと思う。

首相や閣僚の靖国参拝はそれが政教分離の原則に反するからしてはならないのだ し、A級戦犯が合祀されてもされなくても、靖国神社は国民を戦争に駆り立て戦 死者を「英霊」とした歴史から断罪されなければならない。

レイバーネットに掲載された花花さんの風刺マンガ「忘れまじ昭和」には、”今 年から4月29日が「昭和の日」と変えられることに。 国体護持に腐心する天皇の ために、国内外でたくさんの血が流されたことを忘れてはいけない。”とコメン トが書かれている。
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http://www.labornetjp.org/news/2007/1177574649585staff01


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