本文の先頭へ
LNJ Logo JR東日本、今度は『週刊現代』の吊り広告を拒否
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1152970720082st...
Status: published
View


松原です。

安全問題を「週刊金曜日」で訴えた社員を処分した非常識巨大企業・JR東日本が、 今度は「週刊現代」(7/29付・最新号)の吊り広告を拒否する事件を起こしました。 「テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実」と見出しが気に入らないらしく「『 鉄道事業に支障や不利益を及ぼす広告は掲示しない』とするガイドラインに基づき 判断した」ということです。

これまでもJR東はメディア批判を徹底的につぶしてきましたが、今回もその延長戦 上の傲慢な行為です。で、さっそく「週刊現代」を購入して読んでみました。

見出しは

「現役最高幹部が命をかけて内部告発! テロリストに乗っ取られたJR東日本の真 実」で

リードは

「政界・財界・官界・マスコミ界を巻き込む平成ニッポンに残された最大にして最 後のタブー。一日の利用客1600万人、社員6万5000人を擁する“世界最大級の公共 交通機関”は、盗聴、盗撮、住居侵入から殺人まで目的のためには手段を選ばない 非合法集団に、いかにして侵されていったのか。われわれは乗客の生命すら脅かさ れかねないその病巣を抉る、驚愕のノンフィクション連載がここにスタートする・・・ 」です。

記事は8ページにもわたるもので、ジャーナリストの西岡研介さんが、JR東の現役 最高幹部に話を聞く形で展開されています。内容はずばり「革マル問題」。革マル 派がいかにJR東の経営に入り込んでいるか、というものですが、「実質的に支配し ている」とまで言い切っています。また1987年の国鉄分割・民営化で国労をつぶす ために革マル派をどう利用したかという、JR発足時の影の歴史にもふみこんでいま す。これまで国会質問などで明らかになっていることが多いですが、それをまとめ て世の中に提出した意味は大きいと思います。次号からはより突っ込んだ「実態」 を明らかにするということです。

1994年に「週刊文春」が「JRの妖怪」を特集し、革マル問題を取り上げたとき、キ ヨスクが販売拒否をするという事件がありました。この時のJRのやり方にメディア はビビッて、その後JR批判はタブーになってしまいました。今回12年ぶりに「週刊 現代」がタブーをやぶったわけで、同誌の並々ならぬ決意を感じます。また他のメ ディアがどう扱っていくのかも気になるところです。なお「共同通信」「読売新聞」 は広告拒否の事実報道をしていました。

ぜひJR東・広告拒否の「週刊現代」を読みましょう。

なお、7月25日には佐高信講演の「JR東日本の非常識を問う市民集会」(飯田橋SK ホール)があり、JR東の「安全と人権」を徹底批判する予定です。 ↓ http://www.labornetjp.org/news/2006/1152159497763staff01/


Created by staff01 and Staff. Last modified on 2006-07-19 09:39:51 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について