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安原です。

高遠菜穂子さんたちが、イラク占領を止めてくれの署名サイト を開きました。

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皆様ご存知のハディーサの事件でも見られたようにイラクの米軍占領は行くと ころまで行きついた感があります。一方、こうしている間にもラマディを中心 としたスンニ派への攻撃により多くのイラク人が殺されています。

私たちは、もうこれ以上この殺戮を見ていることが出来なくなりました。 あまりにもひどい…。その一言につきます。

そこで、ブッシュ大統領に署名をつけて申し入れ書を送ることにしました。 私たちの主張は、ただひとつ。「殺すなかれ」。
http://www.iraq-hope.net/moushiire-japan.htm

署名のサイトは
http://www.thepetitionsite.com/takeaction/507914513?ltl=1151424060

アメリカのサイトを使いましたので、すべて英文ですが、下記のイラク・ホー プネットワークに日本語説明をおきました。ご参考にしていただければ幸いです。
http://www.iraq-hope.net/

アメリカ人のお知り合いがいらっしゃる方には英語サイトもつくりましたので ご紹介ください。
http://www.iraq-hope.net/english.htm

皆様、よろしかったら、どうぞご署名をお願いいたします。

#なお、呼びかけにお名前を掲載してもかまわないという方は、 iraq_hope_net@yahoo.co.jp にメール(お名前・あれば所属)をください。 (呼びかけ人になってくださる方も同時にサイト署名をお忘れなくお願いしま す。)

以下、申し入れ書です。
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ジョージ・ブッシュ米国大統領へ

「これ以上の殺戮をどうかやめてください」

私たちは、米国政府に対し、イラク西部の町ラマディから兵を退き、これ以上 の殺戮をただちにやめるよう要求します。ラマディはバグダッド西方に位置す る人口40万人のアンバール州の州都です。

米国が批准しているジュネーブ条約では、民間人に対する攻撃、殺人、傷害、 虐待はジュネーブ条約の共通3条により禁止されています。この共通第3条は 国際慣習法化されています。また、ジュネーブ条約第4条約では、以下のこと を規定しています。

16条 病人の保護 18条 文民病院の攻撃禁止 32条 民間人に肉体的苦痛を与える行為や虐殺を禁止

ラマディの住民は以下のような状況に置かれています。また、ジュネーブ条約 追加第一議定書に米国は締約国になってはいませんが、以下に指摘した規定は 国際慣習法としての性格を認められており、仮に締約国になっていなくとも、 国際法上許されません。

● ラマディでは、ここ数ヶ月にわたり電気・水・食料・ガソリンスタンドな どのライフラインを断ち、人々の生活を困窮に落としいれています。

これはジュネーブ条約追加第1議定書54条に違反しています。

1 戦闘の方法として文民を飢餓状態に置くことを禁止する。

すなわち、住民の生活に必要不可欠なものを利用させないようにして、住民を 飢餓に陥れることは、いかなる理由をもってしても禁止されています。

● 家々を襲撃し、屋上を占拠し、道行く人を狙撃し、米軍はラマディの街を 恐怖と暴力で支配し続けています。

これは、ジュネーブ条約追加第1議定書第51条に違反しています。

2 文民たる住民それ自体および個々の文民は、攻撃の対象としてはならな い。文民たる住民の間に恐怖を広めることを主たる目的とする暴力行為または 暴力による威嚇は、禁止する。 4 無差別な攻撃は、禁止する。

すなわち、無差別な攻撃とは、軍事目標と文民または民用物とを区別しないで これらに打撃を与える性質を有するものをいいます。 過去、米軍は民家をミサイルで攻撃し、あるいは民家に押し入り住民を銃殺 し、多数の民間人を殺傷しています。

● 米軍は検問と称して、病人さえも通ることを禁じています。このため、治 療が間にあわず亡くなる住民が多数います。

これは同条約追加第1議定書第10条に違反します。 2 傷者、病者および難船者は、すべての場合において、人道的に取り扱われ るものとし、また、実行可能な限り速やかに、これらの者が必要とする医療上 の看護および手当を受ける。

すなわち、いかなる場合も、住民の生命をおびやかす行為は禁止されています。

● 米軍は市内にある病院を攻撃の対象として住民が治療を出来ないようにし ています。

これは同条約追加第1議定書第12条に違反しています。

1 医療組織は常に尊重され、かつ、保護されるものとし、また、これを攻撃 の対象としてはならない。

● 米軍はイラクでの占領を取材しているロイター通信社のイラク人記者 を含む、イラク人ジャーナリスト7人を、確たる理由もなく逮捕・拘束してい ます。

 これは同条約第1追加議定書第79条に違反します。

 1 武力紛争の行なわれている地域において職業上の危険な任務に従事する 報道関係者は、第50条1に規定する文民と認められる。

 ジャーナリストも文民としての権利を有し、保護され、暴力行為または暴力 による威嚇は禁止されています。

かようにイラクにおける米軍の占領は国際条約上からみても、あらゆる面から 許されるものではありません。

今、ラマディの街には、貧しくて街を出ることが出来なかった人、交通手段を 持たず出ることが出来なかった人、家を守るため、あるいは家族を守るために 出ることが出来なかった人々が閉じ込められています。即刻米軍はラマディの 街から占領軍を退き、ジュネーブ条約にのっとり適切な方法で住民と接するこ とを要求します。

米国政府およびイラク政府は2004年にも二度にわたりファルージャを攻撃し、 多くの人々を殺しました。ファルージャだけではありません。過去3年間にア ルカイム、ハディーサ、タルアファル、サマッラ、ナジャフ、バグダッドで、 繰り返し繰り返し行なっています。 私たちは何度このような殺戮を見なければならないのでしょうか。 この間、亡くなったイラク人の数は10万人を越え、米兵は2500人を越えました。

米兵がイラク人を殺せば殺すほど、彼らは、米国政府とイラク政府を敵とみな し、レジスタンスが増えていきます。

米軍が敵とみなしているのはイラクの民衆そのものです。 人々を殺すことをやめ、平和的創造に向けて、その力を発揮してください。

2006年6月25日

相澤恭行、菊地邦夫、キンバリー・ヒューズ、郡山総一郎、小坂祥司、志葉  玲、高瀬香緒里、高遠菜穂子、田村祐子、七尾寿子、西方さやか、原 文次 郎、布施祐仁、細井明美


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