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事務局の河添です。
以下は、劇団・燐光群のウェブサイトからの転載情報です。

イギリスの鉄道民営化と事故をテーマにした演劇です。

以前にも紹介しましたが前売りが開始されたので、あらためて御紹介します。

http://www.alles.or.jp/~rinkogun/permanentway.html

デイヴィッド・ヘアー 新作連続上演 vol.1

パーマネント・ウェイ

11月20日(日)〜12月4日(日) シアタートラム

<民営化>と<安全>の、衝突。

劇作家が見た、鉄道事故の真実。

安全なはずの列車がなぜ脱線したのか?単純なことです。
列車は遅れていた。だからレイルトラック社は、速度を上げさせた。

あのシステムの問題は、誰もが責任転嫁できて、
誰も何の責任も感じないっていうことです。

作=デイヴィッド・ヘアー

訳=常田景子

演出=坂手洋二


<出演>

渡辺美佐子 中山マリ 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 鴨川てんし 江口敦子 樋尾麻衣
子 内海常葉 向井孝成 裴優宇 久保島隆 杉山英之 小金井篤 工藤清美 桐畑理佳
阿諏訪麻子 安仁屋美峰 市川実令 尾形聡子 坂田恵 椙本貴子 塚田弥与以 中川稔朗 
樋口史 樋口美恵 松山美雪 亀田ヨウコ

<STAFF>

美術=加藤ちか
照明=竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響=島猛(ステージオフィス)
衣裳=前田文子
舞台監督=森下紀彦
演出助手=吉田智久
演出部員=清水弥生・福田望
文芸助手=久保志乃ぶ・圓岡めぐみ
宣伝意匠=高崎勝也
制作=古元道広・近藤順子
制作助手=藤木亜耶・小池陽子・宮島千栄
コーディネート=マーティン・ネイラー
イラスト=石坂啓

提携=世田谷パブリックシアター

一般前売開始=10月10日(月)


指定席(当日座席指定引換)
前売¥3,500 当日¥3,800 ペア¥6,000(前売のみ)
大学・専門学校生¥3,000 高校生以下¥2,000 ※学生券は前売・当日共通料金 劇団のみ扱


<前売扱所>
■電子チケットぴあ TEL0570-02-9999
■燐光群/(有)グッドフェローズ
 TEL 03-3426-6294 FAX 03-3426-6594 e-mail:rinkogun@alles.or.jp

平成17年度文化庁芸術創造活動重点支援事業

デイヴィッド・ヘアー

今最も多く世界で作品が上演されているイギリスの劇作家。
日本でも「スカイライト」「ブルールーム」「エイミィズ・ビュー」といった代表作が上演さ
れている。今回上演される二本の新作は、昨年からロンドンのナショナルシアターなどで上演
され、大きな反響を巻き起こしている。

<概要>

 1994年の民営化以降、イギリスでは実に四件もの重大な鉄道事故が起きています。1997 年、
ロンドン西部サウソール駅付近で、急行列車と貨物列車が衝突し脱線。1999年にはラドブロー
ク・グローブで列車が急行列車に衝突。さらに2000年には、再国営化の話が持ち上がるきっか
けとなった、ハット・フィールドの事故が起こります。これは、事故の11ヶ月も前に亀裂を発
見していたにも関わらず線路を交換しなかったことにより、特急電車が脱線するというもので
した。その後2002年にも、ポターズ・バーで列車が脱線し、駅のホームに衝突するという事故
が起きています。
 演出の坂手洋二は、「この作品の上演は、昨年暮れから予定していたが、今年、尼崎でのJR
事故があり、はたしてその記憶の生々しい今、上演すべきなのかどうかを真剣に悩んだ。だ
が、逆に、今こそ、この<イギリスのケース>を、日本の観客に紹介すべきだと結論した」と
語っています。
 本作では、守られるべき「安全」が危機にさらされている現状を客観的にとらえ、その原因
を究明していく中で、より大きな社会全体の「ゆがみ」が明らかにされることでしょう。コッ
クピット・ボイス・レコーダーの記録を再構築し、大きな反響を巻き起こした『CVR チャー
リー・ビクター・ロミオ』(2002年初演・2003年全国14都市で上演)に続いて、燐光群の俳
優・スタッフチームが「事故」の真実にせまります。

 1999年、燐光群は今回の公演会場であるシアタートラムにおいて、『トーキョー裁判 1999』
(作・演出=坂手洋二)を上演、客席を含めた劇場空間すべてを「船底」に仕立てた斬新かつ
スケールの大きな美術により、加藤ちかが<第7回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞>を受賞して
います。今回の『パーマネント・ウェイ』でも、<美術=加藤ちか 照明=竹林功 音響=島
猛 舞台監督=森下紀彦>といった、かの作品と同じスタッフが集結、さらに衣裳に前田文子
(伊藤熹朔賞・読売演劇大賞優秀スタッフ受賞)を迎えます。シアタートラムの機構を存分に
生かした、これまでにない重厚な舞台空間を創出します。さらに、チラシ・ポスターのイラス
トを、石坂啓が初めて手がけています。
 客演には、『化粧』を始め多くの名作に出演し、紀伊國屋演劇賞個人賞、芸術選奨文部大臣
賞などを受賞、5月に坂手洋二の作・演出により上演された『いとこ同志』(まつもと市民芸術
館プロデュース)でも柔軟かつ圧倒的な存在感をみせた渡辺美佐子を迎え、燐光群の俳優陣と
の新たな出会いに期待が高まります。

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