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オ・スヨン・ヨ・ミニ、解雇者が送った白い運動靴を履いて鐘塔から降りた

才能労使調印式...使用者側、「2013年の団体協約締結合意は記者の前で公表した約束」
「2075日前に使用者側の暴行で痛む横腹を押さえ、ビニールをかぶって明かした夜が生き生き」

キム・ヨンウク記者 2013.08.26 22:31

2013年8月26日午後3時、202日間の鐘塔座り込みを行ったオ・スヨン、ヨ・ミニ才能教育解雇者が白い運動靴をはいて鐘塔から降りてきた。二人が履いた白い運動靴は、双竜車解雇者のコ・ドンミン氏が座り込みを解除する日に履いて降りてこいと上げて送った。

▲双竜車解雇者が座り込みを終わらせて降りてくる時、一緒に履いて降りてこいと送った白い運動靴を履いて座込場に降りる準備をするオ・スヨン、ヨ・ミニ才能教育解雇者

二人は座り込み解除30分ほど前からリュックサックに荷物を詰め込み、解雇者の 仲間たちが送った靴だと言って新しい運動靴の靴紐を縛った。ヨ・ミニ組合員は 鐘塔から降りる直前に「とにかく故イ・ジヒョン組合員と故ユン・ジュヒョン同志 のところに行きたくて、人々の関心がない所でちょっと休みたい」と言った。 オ・スヨン組合員は、個人的に一番したいことは何かと尋ねると「まず病院に 行かなければならないが、一番先にしたいのは入浴」と述べた。

そして二人はそれぞれリュックサックを持って日差しがあふれる鐘塔の一番上の 小さな穴の下に続く小さな鉄筋のはしごを慎重に降りた。巨大な鐘が吊るされた 階の下まで無事に降りてきた二人は、待っていた民主労総サービス連盟の カン・ギュヒョク委員長と民主労総ソウル本部のイ・ジェウン本部長、カトリック 人権委員会のキム・ドクチン活動家を見て、いきなり涙を流した。「お疲れさま」 という激励の挨拶を受けて、二人はすぐ恵化洞聖堂の入口に降りてきた。

聖堂の前では記者の他にもオ・スヨン組合員の息子のチェウン君がお父さんと 一緒に待っていたが、二人は記者に囲まれ、合意書調印式が終わった後に きちんと対面した。民主労総のシン・スンチョル委員長と双竜車のコ・ドンミン 解雇者の花束を受け取り、記者のフラッシュの洗礼を突き抜けて才能本社前に 移動する途中、労組のユ・ドッキュ執行委員長に会った二人はユ・ドッキュ 執行委員長を抱いて泣いた。ユ執行委員長も涙を流した。やっと高空から降り、 地面を踏んだことを実感した瞬間だ。

「不十分な成果だが、現場に戻り、2013年の団体協約を必ず締結」

続いて3時30分から座り込み解除記者会見、4時の調印式までのスケジュールが 一気に進められた。

記者会見で才能教育組合員として解雇され、12年目に原職復帰を約束された 学習誌産業労組のファン・チャンフン委員長は「合意内容に関して、勝利だ 敗北だというように決めつけはしない。だが学習誌産業労組は苦しい中、 粘り強く戦った」とし「不十分な成果だが、この成果に基づいて現代車で今年、 残された期間に2013年の団体協約を必ず更新締結して、特殊雇用者と偽装された 個人事業者の汚名を脱し、堂々とした労働者として活動する才能教育現場を作る」 と約束した。

民主労総のシン・スンチョル委員長は「民主労総は今日の闘争をステップとして 下半期の特殊雇用、非正規職労働者闘争を労組法第2条を改正する闘争に集中し、 突破していく」と明らかにした。

イ・ジェウン民主労総ソウル本部長は「6年間、団体協約なしで道端でビニール 一枚で一日も欠かさず闘争し、200日が越えて鐘塔委で座り込みをしなければ、 労働者の要求が貫徹できない悲しさを禁じえない」とし「もう才能会社は労使 関係を敵対視せず、本当のパートナー関係を維持しつつ、労使関係を率いて行 かなければならない」と要求した。また、「会社の真摯な配慮と協力で労使が 共生できるようにしていくことを会社の方針にしなければ、このようなことは また再発する」とし「会社がさらに労働者に近付いて、社会的な責任を果たせば 本当の労使関係は解決ではなく、労使協力と対等な関係に進む」と付け加えた。

「故イ・ジヒョン組合員に『才能教育先生』の名称を取り戻すことができてうれしい」

オ・スヨン組合員とヨ・ミニ組合員は記者会見で感想を語りながら、涙を 流し続けた。

オ・スヨン組合員は「2月6日の朝、暗い鐘塔の階段を上がりながら、汗が雨の ように流れ、足がぶるぶると震えた」とし「必ず勝利したくて鐘塔に上がったが、 闘争をした2075日間ずっと、この闘争が終わるのか確信できなかったが終わった」 と話した。

オ・スヨン組合員は「今回の合意文は、2076日間毎日毎日積み上げた傷と怒り、 連帯と闘争の結果」とし「202日間、日常の全てを捨て、すべての非難と不名誉 を甘受して、一言の弁解もせず、悔しさを飲み込みながら我慢してがんばった 結果」と述べた。

また「合意書の不足している部分は現場で先生と共に組織し、闘争しながら満 たし、必ず2013年の団体協約を更新締結する」とし「苦しいたびに力を貸して くれた大切な仲間たちの連帯を決して忘れず、これからの時間も一歩ずつ闘争 しながら共に歩いていく」と明らかにした。

ヨ・ミニ組合員は「2075日前、皆さんが立っているここで才能教育使用者側の 暴行を受け、痛い横腹を押さえてビニール一枚を覆って夜を明かした。201日前、 あの聖堂の鐘塔で寝袋一枚をかぶり、ホットパックを付けてまた夜を明かした」 とし「もう解雇者ではなく、才能先生の名前で現場に戻るんだなあと思いながら ときめきつつも、現場に戻って私がすべきことと、私に与えられた課題が責任 だと感じた」と話した。

彼は「故イ・ジヒョン同志に才能先生の名前を必ず取り戻すと言った約束を守 れて、とてもうれしい」とし「組合員たちと現場に戻り、才能先生の役割を 果たして、労組の旗を掲げ、労組の名で労組を再建し、頑張って現場活動をする」 と強調した。

梁炳武社長、「7階の会長室、9階の社長室で毎日座り込みの姿を見た」
使用者側、「対外的に公表した今年末までの団体協約締結の約束を信じてくれ」

記者会見の後、午後4時からは才能本社6階の会議室で労使合意書調印式が開かれた。

この席でファン・チャンフン委員長は「12月末に団体協約を更新する日も今日 のように笑いながら労使が一緒する場になるように、労使が共に努力したい」 と述べた。

サービス連盟のカン・ギュヒョク委員長は、「才能本社は業界で難しい位置に あるが、会社が共生に動き、労使が力を合わせて、また業界1位の出発点になる ことを希望する」と強調した。

才能教育の梁炳武(ヤン・ビョンム)社長は「昨日の夜、労組の組合員賛否投票 の通過を緊張しながら待っていた」とし「この問題を決めるにあたり、会社側 は鐘塔に上がった女性組合員の安定と健康を一番重要と考え、決断に大きく 作用した」と話した。

梁炳武社長は「私も今朝は特別な日だった。これまでの歳月を考えながら、ソ・ ジョンジュ詩人の菊のそばでという詩が思い出された」として「オ・スヨン、 ヨ・ミニ先生が鐘塔に上がったのは会長室が7階で社長室が9階だからというが、 本当にうまく一番よく見える場所を選んだと思った。最長期座込場解決という 菊の花を咲かせるために多くの努力をしたから可能だった」と話した。

使用者側は、その後の記者懇談会で、今年末までの団体協約締結合意条項について 「対外的に多くの記者の前で公表したので、12月31日までに何があっても 締結しなければならない」とし「交渉に困難があれば特定の項目を除き、残る 項目について優先的に団体協約を締結すると約束をしたので、31日までに締結 するという合意を信じてほしい」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-08-27 01:59:19 / Last modified on 2013-08-27 02:01:20 Copyright: Default

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