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地面を踏んで初めて迎える双竜車汎国民大会

[寄稿]申し訳ない気持ちでいっぱいだが、仲間たちを待ちます

ハン・サンギュン(双竜車解雇労働者) 2013.08.21 11:47

5年の歳月が過ぎた双竜車闘争、ようやくきちんと地面に足をつけ、仲間たちと会う双竜自動車解雇労働者のハン・サンギュンです。

政府と双竜車資本が共謀して犯した双竜車の計画倒産と会計操作は、3000人の 労働者を工場の外に追いやり、もう5年という時間がたったのにまだ解決の兆し は見えません。2009年、われわれはくやしく工場から追い出されるわけにいか ず、孤立した工場でおにぎりで空腹を満たしながら死闘を繰り広げ、整理解雇 だけは防ごうと抵抗しましたが、申し訳ないことにわれわれは整理解雇を防げ ず、辛い敗北を味わいました。

民主労組破壊と労働者弾圧の道具として悪用された整理解雇は双竜車で24人の 死を呼び、生死の境がどこなのか分からないほど、今も数千、数万の労働者が 苦痛の中で暮らしているのが現実です。しかしこれ以上死なずに生きて戦おう というこの土地の良心と正義、連帯の叫びが絶望を打ち破って立上がる力になっ てくれています。だから仲間たちの手をとって戦えることが、何にも代えがたい 幸福であることも知りました。

全国の仲間の皆さん、そして連帯している多くの市民の皆さん! 仲間の皆さん が吹雪と悪天候を突破して、平沢工場と送電塔、大漢門に何度も駆け付けてく れたのに、また来てほしいと言うことが限りなく恥知らずで申し訳ない気持ち でいっぱいです。ところがもう終わらせたくて、工場に戻りたい気持ちで、 また仲間たちを呼びます。

幸い、双竜車汎国民大会を力強く開く大会組織委員の応募が1万人に迫っていて とても喜んでいます。こうした結果は「民主主義の蹂躙も、労働者の蹂躙も同 じ」と言って大漢門と市庁広場で列を作り、応援してくれて、市民、宗教界、 社会団体、各進歩政党と民主労総が形式を越え、積極的に組織された結果です。 われわれはこの力に基づいて挫折と屈従の時間に終止符を打ち、大反撃の開始 を知らせようと思います。同時に労働者、市民社会が24日、ソウル駅双竜車汎 国民大会を力強く成功させ、双竜車事態の解決を越えて監獄にいるキム・ジョ ンウ支部長の釈放と鐘塔、そして九天をさまよう烈士の恨みをはらす全労働者 の自信を回復させる大会にすることができればと望んでいます。

私たちの望みは小さなものです。それぞれの持ち場に戻り、生活ができるよう にしてくれということです。一日も欠かさず大漢門でミサを上げ、祈祷をする 多くの宗教界、忘れずに来てくれる多くの市民、解雇と損賠仮差押えという鎖 にしばられた解雇労働者が、今こそ自分の持ち場に戻り、正常な生活をしなけ ればなりません。そして双竜車が整理解雇と死という汚名をそそぎ、また国民 に愛される工場になれるように、社会的責任を果たしてほしいということです。

それでも朴槿恵(パク・クネ)政権は、国民と労働者の叫びを無視して、大統領 選挙の時の双竜車の国政調査の約束も破り、解決方案を出しません。このよう な国民大統合と幸福時代は、労働者は弾圧の対象でしかない財閥のためだけの 政府であることを自ら要望したも同然ですから、われわれは闘争しか選択できる 方法がありません。

時代の痛みになった整理解雇、非正規職撤廃のために双竜車の労働者が躊躇す ることなく前進していきます。その道に共に力を貸して下されば、本当に有難 いです。

8月24日(土)ソウル駅双竜車汎国民大会に、胸をときめかせて待っています。 みんな難しい条件に置かれていて、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、手に 手をとって、下半期闘争の砲門を共に、そして堂々とひらきましょう。

紙面を借りて大きな連帯と、愛をくれたその心に感謝し、笑いながら仲間たちを 待っています。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-08-22 20:07:08 / Last modified on 2013-08-22 20:07:08 Copyright: Default

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