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現代車社内下請交渉案に反発してストライキ

「前倒しで採用」、しかしせいぜい500人の追加

イ・ジョンホ記者 2012.12.14 18:47

現代車非正規職支会は12月14日午前8時30分から6時間のストライキに入った。 蔚山では、第1工場、第2工場の第2ライン、変速機工場の稼動が全面的に中断した。 全州工場でも生産が中断した。代替人員を投入しようとする会社と、これを 防ごうとする組合員の間で衝突が起き、10数人が負傷して病院に運ばれた。

[出処:蔚山ジャーナル]

解雇された組合員たちは、送電塔近くのミョンチョン中門から工場に入ろうと 試みたが、会社の警備員と衝突した。この過程で解雇者闘争委員会議長の朴某氏 など2名が負傷し、病院に運ばれた。

10時30分頃蔚山を訪問していたキム・ソヨン(無所属)大統領候補が負傷者と 会うため、ミョンチョン中門から会社に入ろうとしたが、会社側の警備員が 阻止した。警備の一部がキム候補と選挙運動員を押し、そのためキム候補が 倒れてメガネがこわれた。

キム候補側が警察に抗議すると、警察が暴行に加担した警備の1人を警察署に連 れていこうとした。しかし警備約20人が突然警察に駆け寄り、警察を取り囲ん で強く抗議し、結局該当警備は工場に帰った。

[出処:蔚山ジャーナル]

これに先立ち、8時30分頃には非正規職労組のエンジン変速機事業部副代表パク 某氏と第4、第5工場代表のイ某氏が使用者側により強制的に車に乗せられ、工場 の外に捨てられた。

現代車労使の不法派遣本交渉(協議)が13日の午後3時20分から開かれた。交渉の 前、現代車蔚山工場では前日から会社により、採用人員は既存の3000人から破 格的に増やし、全員を採用完了する期間も前倒しにする案を提示するいう噂が 広まっていた。

ある正規職代議員は「会社が採用完了期間を1年ほど前倒しにし、採用の規模を 千人以上増やす修正案を出すと聞いた」と話した。非正規職のある代議員は 「採用規模を600人から800人まで増やすという噂が工場の中に広まっていた」 と話した。

しかし実際にはこの日の本交渉で会社が提示した案は「2016年上半期までに 3500人を新規採用する」という内容だった。

これに対して現代車非正規職支会は立場を出し、絶対に受け入れられない修正 案だと明らかにした。パク・ヒョンジェ現代車非正規職支会長は「会社が一番 先にするすべきことは『不法派遣』を認めることで、こうした方法で一か月の 交渉で500人ずつちびりちびりと出すのなら、交渉期間だけ限りなく長びき、 会社のイメージが傷つくだけだ」と話した。

現代車は今回の交渉で「新規採用は司法的判断の前に社内下請勤労者のための 先制的措置という意味がある」と話した。こうなれば裁判所の判決に前に不法 派遣の証拠がなくなる。会社は裁判所の判断を見て追加措置を取るという発言 も続けた。

会社は解雇者復職問題では、ストライキ当時、責任者級の労組幹部14人の復職 は不可と明らかにした。

一方、建国大法学専門大学院のハン・サンヒ教授など法学者35人は12月13日、 鄭夢九(チョン・モング)現代車会長を派遣法違反でソウル中央地検に告発した。 彼らは現代車が社内下請業者勤労者を法で派遣が禁止された業務の自動車製造 生産作業に投入し、大法院がこれを不法と確定判決した後も続けられていると し、明白な犯罪行為だと主張した。

大法院は2010年7月、現代車社内下請労働者チェ・ビョンスン氏による不当解雇 救済訴訟で「現代車の指揮監督下に2年以上派遣労働をしたので、現代車が直接 雇用した労働者とみなすべきだ」と判決した。

現代車はこれをめぐりチェ氏1人に限られた判決で、他人には拡大適用されない と主張している。(記事提携=蔚山ジャーナル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-12-17 15:52:16 / Last modified on 2012-12-17 15:55:33 Copyright: Default

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