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MBCストライキ2か月目に...放通委は無策傍観

放通委全体会議に報道機関ストライキ解決の案件は上程もされず

ソン・ジフン記者 2012.03.29 20:14

報道機関ストライキが長期化し、次第に闘争の程度が強まっている。『社長退陣』 を要求して始まったMBCのストライキ60日目になり、放送通信委員会と青瓦台に 矛先を向けている。

MBC労組は3月29日、光化門放通委の前で記者会見を行って、キム・ジェチョル 社長解任案を否決した放文振の理事を解任しろと要求した。放通委はこの日の 午後2時から全体会議を開く。言論労組は、この会議で放文振理事の解任を 決めなければ放通委解体闘争を始めると宣言した。

言論労組のイ・ガンテク委員長は記者会見で、「MBCニュースの混乱が何か月 にもなるのに、放通委は何をしているのか」と、放通委は報道機関ストライキの 解決に何の役割も果たしていないと批判した。彼は続いて「私たちはなぜ、 放送局のストライキは放送局の内部事情だという李明博の言葉をオウム返しする イ・ゲチョル放通委員長に血税で月給を払うのか」と放通委員長の無責任を強く 批判した。

言論労組国民日報支部のチョ・サンウン支部長も記者会見に参加して、「公営 放送の社長の椅子に資質が疑わしい人が座っているのは結局政権の問題」とし 「インターネットの流行語のように、『これはみんな李明博のため』に起きた」 と明らかにした。

言論労組は記者会見に続いて、2時に開かれた放通委会議を傍聴した。会議には 放送局ストライキに対する議題がなかったため、言論労組のタク・ジョンニョル 組織争議室長が抗議発言をし、しばらく会議が中断した。再開した会議では、 野党推薦委員の非難が続いた。民主党推薦のヤン・ムンソク委員は、放通委員長に 「ストライキからもう2か月になるのに放通委は何の役割も果たさない」と 指摘した。民主党推薦のキム・チュンシク委員も「視聴権の被害が出ているのに 放文振理事長を呼んで、詳しい経緯と真相を聞くことが必要だが、そのような 基本的なことも無視するのは放通委の職務遺棄」と批判した。

しかしイ・ゲチョル放通委員長は「放送局社長と労組との問題、内部問題だ」 と放通委の役割を一蹴した。野党推薦委員の攻撃が続くと、与党推薦委員の ホン・ソンギュ副委員長が会議終了を要求し、イ・ゲチョル委員長がこれを 受け入れて、会議が終了した。

放文振は、28日に開かれた臨時理事会で、『キム・ジェチョル社長解任案』を 否決した。その後、与党推薦放文振理事のチャ・ギファン理事は「4時から6時 までは若い層の投票が多い。その時間に投票を促すと誰が見ても誤解の素地が ある」と話して、議論を起こした。

一方、市民社会の元老も報道機関のストライキを支持し、政権の責任を要求した。 この日の午前、プレスセンターの記者会見場にはペク・キワン、ペク・ナクチョン をはじめとする社会各界各層の市民社会元老が集まって「言論掌握に対する ストライキ闘争は、民主主義回復闘争」と各報道機関のストライキを支持する 声明を発表した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-30 02:58:15 / Last modified on 2012-03-30 02:58:18 Copyright: Default

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