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LNJ Logo 韓国:[5信]希望バス、独立門に『文化の夜店』
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[5信]希望バス、独立門に『文化の夜店』を作る

[02:30] 『希望のトークショー』と写真館、公演、上映館など文化イベント進行

合同取材チーム 2011.08.27 18:21

約5000人の希望バス参加者が独立門公園に『文化の夜店』を作った。清渓広場 からデモ行進を始めた参加者は、日をまたいで8月28日00時30分頃、独立門公園 に到着した。

[出処:合同取材チーム]

彼らは独立門で、上映館、民芸総のマダン劇、写真作家の『塩の花写真館』、 『整理解雇と非正規職のない世の中は可能だ』という主題の希望トークショー、 絵本作家の団扇絵イベントなど、さまざまな文化イベントを進めた。

『整理解雇と非正規職がない世の中は可能か』という主題で進められた『希望 のトークショー』では、各界各層の参加者が参加して、多様な話をした。

[出処:合同取材チーム]

金属労組のキム・ヒョンウ副委員長は、「非正規職と整理解雇撤廃が可能かど うかは別として、事実上、以前はこの非正規職や整理解雇が存在しない世の中 だった」とし「すでにそれが可能だった社会が存在していた以上,今の戦いは 元に戻す戦いであり、もし不可能だといえば私たちが社会をひっくり返すしか ない」と主張した。

韓進重工業のパク・ジェグン組合員は、整理解雇と非正規職の導入は資本家と 政府以外にも、我々自らの誤りによるもので、これを克服する努力をしていか なければと強調した。

彼は「民主労総は97年の労使政合意で整理解雇法と非正規職法を通過させ、こ れにより900万非正規職と毎年90万人の整理解雇者が量産されている」として 「だが今、民主労総はこの問題を解決できず、民主労総をはじめ私たちは責任 を感じ、一生懸命闘争しなければならない」と強調した。

また参加者は整理解雇による社会的な痛みと、それでも『希望バス』で生まれ た希望を話した。

2次希望バスから絵本を配ったり、団扇に『希望の絵を描く』等のイベントをし てきたキム・ヘウォン絵本作家は、整理解雇があたえる社会的な痛みを強調し た。キム作家は「2次希望バスで解雇者の子供たちに絵本を配るためにリストを もらったが、双竜車解雇者の子弟の中にお母さんとお父さんが自殺して、おば あさんと暮らしている子供を発見した」と述べた。

続いて彼は「われわれはどんな大事故でも、大規模整理解雇でも、そこに『人』 がいるということを見ることができなかった」とし「整理解雇によって家族と 子供たちがどんな痛みを味わうのか、整理解雇が彼らにとって殺人になるのだ ということを知らなければならない」と声を高めた。

キム・ギュハン『コレガクレッタ』編集人は、希望のバスがあたえる社会的な 意味について話した。キム編集人は「希望のバスは、市民と呼ばれる人が労働 運動とストライキを『食扶持争い』と皮肉った過去を克服して、市民自身が まさに労働者であり、整理解雇問題は自分と子供たちの問題だと認識する歴史的 で根本的な分岐点になった」と定義した。

[出処:合同取材チーム]

[出処:合同取材チーム]

『希望のトークショー』以外にも、独立門公園の多様な空間では文化イベント をはじめ、後援販売ブース、飲食物の広場、自由公園、治癒と遊びなど多様な 連帯イベントが行なわれている。彼らは28日の午前まで文化夜店を行い、休息 を取った後、午前10時頃に青瓦台に近い仁王山(インワンサン)登山をする計画だ。

希望のトークショー

  • 整理解雇、非正規職ない世の中は可能か?

28日午前1時頃、独立門の前に集まった希望バス参加者は、 希望のトークショーを進めた。

[出処:合同取材チーム]

キム・ヒョンウ (金属労組 副委員長) この2週間、双竜車、韓進重工業、 ヴァレオ空調コリア、コルトコルテック労働者と共同闘争団を作り、2週間野宿 をして闘争した。希望バスを見て、組織された労働者に見えないことをたくさ ん見た。自発性、予測不可能性、創意性を見た。労働組合が集会をすれば警察 に『退け』と言い、整理解雇を撤回しなければ『ストライキする』と言ったが、 行動に移せなかった。希望バスはしっかり実践をしてきたようだ。今日の主題 は『整理解雇と非正規職のない世の中は可能か』だが、可能性は別として、以 前にはなかった単語だ。整理解雇と非正規職をなくすのは損も得もない。資本 主義社会で、どのようにして整理解雇、非正規職をなくすかと言うが、それで は負けてしまいます。『搾取に抵抗しないことは、搾取に同意することだ』と ガンジーが話したそうです。私は労働組合をしているので、当然闘争して抵抗 しなければなりません。労働者の武器はストライキです。最近労働者がストラ イキをしたという話は、なかなか簡単には聞けません。ストライキの代わりに 自分の指を切っています。またその武器を持ち出さなければなりません。

パク・ジェグン (韓進重工業支会 前委員長) 私は整理解雇、非正規職のな い世の中は可能だと思います。誰が、なぜ非正規職が生まれ、整理解雇を乱発 するのかを考えてみます。第一に資本家がやったことで、二番目に資本を保護 する政権、三つ目は私たち自分だと思います。整理解雇法が通過した時、非正 規職法が通過した時、私たちが何をしたのか考えてみます。97年に民主労総が 派遣勤労法と整理解雇法を民主労総の合法化とバーターして、労使政の合意で 通過しました。それでは誰が責任を取るべきでしょうか。民主労総が責任を取 らなければなりません。非正規職900万ができたのに、民主労総は何をしている のですか。10年ぶりに復職して見ると、こんな世の中になっていました。非正 規職、整理解雇のない世の中は可能です。希望バスに乗る人々は、またこんな 世の中を作らないための闘争をすれば、整理解雇、非正規職のない世の中は必 ずくると思います。私たちのように力強く闘争しましょう。力強く闘い、本当 に私たちが望むように、キム・ジンスク同志が安全に、私たち4人の同志が共に 希望に向かって走れる世の中を作っていきましょう。

キム・ヘウォン (絵本作家) 子供たちに夢と希望を与えようと少しは考え てきた子供の本の作家です。韓進重工業、双竜車、ヴァレオ、ユソン企業の労 働者の子供たちに本を与えようと、1000冊の本を持って希望バスに乗りました。 子供たちの住所録を受け取ったのですが、双竜車解雇労働者の中にお母さん、 お父さんが自殺して、おばあさんと暮らしている子供がいました。その時に悟 りました。私たちが新聞で死に接した時は、そのままやり過ごします。皆理由 があります。整理解雇の家庭に子供がいたんだなあ。この子供たちにどんな痛 みがあるのか、本を持って希望を与えられるのかと考えました。その中で人を 見ました。整理解雇は殺人です。果たして非正規職と整理解雇のない世の中、 可能なのかはよく分かりません。その可能性をこの席で得たいです。

パク・ソンミ (映画監督) 事実この席にきて、話すことになった理由があ ります。光化門に集会申告を出したのに警官が四方を取り囲み、ここに追い出 されました。なぜ住宅街に追い出すのか分かりません。これまで私は少し恥ず かしかったです。カメラを持てば、傷ついた者を対象化し、カメラに入れるこ とに罪悪感がありました。希望バスに乗って、カメラを下ろして参加しました。 35メートルのクレーンで孤独に戦うキム・ジンスクを応援しに行って、助けに 行こうという趣旨でした。私もまたツイッターでキム・ジンスク先生を知りま したが、その難しい状況で人をまとめて助けるユーモラスな姿に惚れました。 あんな状況に置かれながら、なぜこんなに明るいのか気になって、韓進重工業 に行きました。人が好きになると、この人たちが苦しまないでほしいし、キム・ ジンスク先生を助けたいと思いました。希望バスに搭乗し、さまざまな非難も 受けましたが、正しいと感じることが一つありました。人を助けようという考 えと、隣人を苦しませたくないという気持がある限り、正しい道に行くでしょう。

チョン・シンジェ (市民) 私は平凡な市民で失業者です。以前は写真を撮っ て教えていました。神学の勉強をして4年の2学期の中間考査まで受けて中退し ました。すべての牧師様を否定するのではありませんが、聖書が話す牧師にな ろうとすれば、牧師になってはならないという気がしました。制度圏の外に出 て牧師になってみよう、しもべになってみようという考えで暮らしています。 そうしたら、同時代の出来事に気を遣うようになりました。『人々が体験して いる問題を無視することは、社会人としての役割を放棄することだ』という言 葉を再確認しました。職場に通っていた時、働いて金を稼ぐのもおもしろかっ たのですが、それ以外には自分の生き様がありませんでした。教えるていまし たが、それは詐欺のようなものでした。他の人より少しよくできるからと言っ て金を受け取って先生という呼称を聞くのが詐欺のようなものでした。出勤に バイクを使う労働者を見て、私が彼らより豊かに暮らしているということが恥 ずかしくて、職場を止めました。偶然、韓進問題を知って、韓進重工業の工場 に入りました。私は労働者ではないと思いましたが、私も労働者でした。韓進 重工業の労働者と会い、『私が軽薄な考えで誰かを助けると考えていたんだ』 と悟りました。われわれは勝ちます。

(公演) 解放のための道で多くの人が死んでいった。(キム・ナムジュ詩人の声 のように)烈士が戦士にの歌。(マイム)-舞踏家イ・サモン先生

チョ・ヨンソン (前民弁事務局長) 昔、洪吉童がいました。今でもこの土 地には多くの洪吉童がいます。社長を社長と呼べない非正規職労働者がいます。 ある現代自動車労働者が書いた『左側の車輪は正規職が、右側の車輪は非正規 職が作ったのに、なぜ賃金は違うのか』という文を読みました。多くの企業が 労働者を働かせて莫大な富を蓄積して、数千億を配当しても、経営上の理由で 労働者を追い出しました。韓進重工業も正規職問題ですが、企業の社会的責任 を問うのではないのでしょうか。非正規職問題が解決可能かという論争があり ます。可能ではないという現実論と、敗北主義が持たらした虚無主義、私は生 き残るという指向を持つようになる考えます。普遍的平等、共同体文化が解体 しています。過去を見れば、4.19、80年の5.18、87年の6月抗争という巨大な流 れがありました。その時に挫折していれば、今日もなかったでしょう。民主主 義は少しずつ前進します。当分は公企業で、地方自治体で非正規職を減らして いくこと、法律で非正規職を制限すること、整理解雇を法律で制限すること、 少なくとも法だけでも変えなければなりません。また正規職、非正規職連帯が 最も急がれると考えます。

キム・ギュハン (『コレガクレッソ』発行人) いわゆる進歩的と分類され る学者が『資本主義社会で非正規職と整理解雇はどうしようもない事だ』と話 しましたが、非常に無知だと思います。それは資本主義社会が一つしかないと 感じているのです。資本主義をちょっと変えても共産主義だ、非人間的な社会 だと言います。世界中ほとんどすべての社会が資本主義社会なのに西欧や北欧 などは市場の自由や資本の凶悪質を制御する社会だと理解しています。韓国よ り豊かな生活を送っています。それでも先進国の資本家は人間的だというわけ ではありません。カルフやヴァレオも韓国に来れば全く違うのです。労働者が どれほど連帯し、抑制し、制御するかが問題です。ですから希望バスは大きな 意味があります。市民のほとんどは労働者ですが、労働運動をしてストライキ をするのは他人事だと考えてきました。しかし希望バスに参加する人は『キム・ ジンスクのことは、私たちのことだ』と話します。多くの市民が自分が労働者 だと自覚して、連帯して戦わなければならないと言っています。子供たちの多 くも労働者になりますが、子供たちに労働者になることを避ける教育をしてい ます。これは資本の戦略です。それにずいぶん振り回されましたが、今回の希 望バスでよくわかりました。母さんお父さんが労働者だということを誇らしく 思うことが重要です。

[4信]希望バス、独立門まで奇襲デモ行進

[28日00:20分] 4次希望バス平和にデモ行進

万民共同会の後、4次希望バスの参加者は100年前に万民共同会が開催された 独立門へと、夜10時頃デモ行進を始めた。

集会源泉封鎖方針を明らかにした警察は、清渓広場を包囲して封鎖したが、 参加者は清渓川周辺から広橋までデモ行進をした。しかし広橋で車道でデモ 行進をしようとした参加者を警官が止め、小さな騒乱があった。

[出処:合同取材チーム]

[出処:合同取材チーム]

しかし希望バスの参加者は「警察は退け」と叫んで警察兵力を突破、明洞側の 車道でデモ行進を始めた。

警察の鉄桶封鎖を突破してデモ行進を始めた4次希望バス参加者のスローガンは 明らかで鮮明だった。彼らは「整理解雇撤回しろ」、「趙南鎬を拘束しろ」、 「非正規職撤廃しろ」を叫び、あちこちでデモ行進を試みた。

市庁に向かったデモ行進団を警察が止めると、後に回って南大門に向かったり、 南大門側を封鎖すれば、まとまって西大門側に動いてデモ行進を試みた。

色とりどり、自発的に集まった市民

しかし心はすべて一つ...希望

4次希望バスに参加した全国の市民は旗を高く上げ、声を大きく叫び、力強く手 を叩き、一緒に来た同僚と楽しく話をしながらデモ行進をした。

遠く清州から来た民主労総の常勤者は「警察と保守言論は希望バスを絶望バス だと非難するが、希望バスの真正性を一度も疑ったことはない」と、民主労総 忠北本部の旗をデモ行進中、ずっと高く上げていた。

全北地域代表的な長期闘争事業場の全北高速労働者は、「4次希望バスには全北 高速の多くの仲間たちと共に参加した」とし「満腹感を感じる」と興奮した気 持ちを伝えた。

彼は「市民と労働者が共にソウル市内を歩きまわることは本当に興奮する」と し「こうした連帯があちこちで行われ、労働者すべてが幸せになる世の中にな ればいい」と話した。

現在、闘争1年目の全北高速労組は、社長の粘りと地方自治体の無関心で9か月、 稼ぐこともできず金もなく闘争をしている。彼らは生計が極端に追い込まれた 中でも、同じ境遇の韓進重工業解雇労働者と連帯するために、3次希望バスに乗っ ている。

ある女性市民は「希望バスが指導部もなく、長く続くかと批判されるが、今日 のデモ行進はそんな批判が間違っていることを見せる」とし「自発的な市民の デモ行進を警察は封鎖できない」と伝えた。

▲警察の盾で殴られて倒れた参加者[出処:合同取材チーム]

デモ行進の初期に警官は、希望バス参加者を孤立させるために東奔西走したが、 「整理解雇撤回しろ」という終始一貫したシュプレヒコールをあげて動く参加 者を防ぐことはできなかった。希望バスの参加者と警察は明洞と市庁、警察庁 前でしばらく対峙状況を演出したが、希望バス参加者の柔軟な動きで大きな衝 突もなく独立門に到着できた。

希望バスに乗って全北から来た市会議員は「希望バスの意味が保守言論では伝 えられず、労働者が闘争する現場が公権力の権威の前で、雰囲気がとても悪く なっている」が「こうした市民の自発的な参加による希望バスが労働弾圧問題 を労働者自身が解決できるようにしてくれる」と期待した。

続いて「政治家は、自分の地方区にしか関心がないことが多いが、本当につら く苦しい状況に置かれた人の横で政治をすることが本当の政治家」とし、政治 家が先頭に立って整理解雇問題を解くべきだと明らかにした。そして、警察が いくら不法だと言っても、政治家は市民と共にこうしたデモ行進に連帯しなけ ればいけないと、思いを伝えた。

[出処:合同取材チーム]

子供も皆知っている。MB様が整理解雇問題を解け

この日のデモ行進は、子供たちも多数が参加した。デモ行進隊伍の中間で、誰 よりも声を張り上げて「整理解雇撤回しろ」と叫んだ大邱から来たある小学生 は、「ここにくるのが恐かった」と話した。

その一方で「警察が催涙液をまくかと思うと恐かっですが、こんな楽しいデモ 行進をすると、そんな気持ちは消えた」と話した。そして希望バスに賛同する ことにした理由を「整理解雇は殺人だと思う。多くの労働者が整理解雇で自殺 するのだから、明らかに悪い」と話し、市民と共に大声を張り上げて行進した。

警察庁でデモ行進隊伍さらに多く

4次希望バス、「趙南鎬を拘束しろ」と大声

11時20分頃、しばらく行進していた希望バスの隊列が警察庁の前に達し、その 数はさらに増えた。彼らは江汀(カンジョン)村と労働者闘争の現場で弾圧の先 頭に立つ警察庁に「趙南鎬を拘束しろ」と大声でシュプレヒコールをあげた。

ある参加者は「警察庁は希望バス弾圧だけでなく、趙南鎬のように自分の腹を 肥やすために労働者を解雇する人こそ、拘束して捜査しろ」と叱った。

ここで自分を中学校先生だと言う参加者は「田舎の学校で子供たちを教えてい るが、子供たちの半分以上は将来、非正規職になる」と残念がった。その理由 を先生は、「子供たちが悪いからではなく、社会構造がそうしている。だが、 無邪気な子供たちは自分のせいだと考えるのではないかと心配だ」と話した。

約2時間デモ行進をした4次希望バス参加者は12時20分頃、独立門にある西大門 刑務所広場に到着した。彼らは文化祭を開いて野宿をする予定だ。

16日前からソウルに来て、光化門KT社屋で座り込み闘争をしていた韓進重工業 の労働者は「多くの市民が積極的に参加してくれて、とてもありがたい」とし 「ソウルで他の闘争事業場の労働者と共に闘争すると、整理解雇問題が韓進重 工業だけの問題ではないことを感じられる」と伝えた。

続いて「整理解雇と非正規職問題は、全労働者の痛みだ」とし「非正規職と整 理解雇のない世の中を一緒に作りたい」と話した。そして「希望バスが4次まで 来るとは思わなかった」とし「こうした自発的な市民の力を見て驚いて、いろ いろ勉強した」と所感を伝えた。

一方、ある市民は清渓川に行進する希望バス参加者を珍しく思って、デモ行進 に入ったとし、「デモ行進で、いろいろな人に会った」とし「彼らの叫びのよ うに、非正規職と整理解雇のない世の中がきたら良い」と暖かい心を伝えた。

[出処:合同取材チーム]

警察と保守言論がかたくなに叫ぶ「絶望バス」

しかし希望バスは「平和と連帯がはためき、希望が夢を見る現場だった」

デモ行進に参加した市民の表情は、絶望も、恐ろしさも、暴力的でもなかった。 4次希望バスに乗った市民の表情には笑いがいっぱいだった。

彼らは「整理解雇撤回、非正規職撤廃」というスローガンは素朴だが、この力 では難しいと話しながら、こうした連帯が続けば必ず成功すると希望を語り、 デモ行進を終えた。

[3信]「自ら道を開こう」希望バス、独立門へとデモ行進

清渓広場で万民共同会を開催...整理解雇非正規職撤廃主張

午後8時頃、清渓広場で希望バス参加者のキャンドル、ペク・キワン先生の発言 と共に万民共同会が始まった。

[出処:合同取材チーム]

万民共同会の舞台に上がったペク・キワン先生は、「キム・ジンスクを救い、 整理解雇、非正規職をなくそう。経済の主人は資本ではなく働く労働者だ」と 叫んだ。続いてペク・キワン先生は「希望バスはもう4回目だ。それでも李明博 は返事をしない。こうして叫んでも返事をしないのは、キム・ジンスクを殺す ということだ。李明博は答えろ」と青瓦台に向かって叱り飛ばし、「李明博は すぐ希望バスがある所に出てこい。キム・ジンスクを殺そうとする趙南鎬と李 明博は退いて、キム・ジンスクは生きて出てこなければならない」と訴えた。

[出処:合同取材チーム]

次に済州の江汀(カンジョン)村で住民と共に海軍基地建設反対でたたかってい るムン・ジョンヒョン神父が舞台に上がり「平和の島、済州の江汀からきた。 住民と村対策委が私をここに送った」とし、「江汀は生態系の宝庫であり宝石 だ。ところが国防部と海軍は、海軍基地を作ろうとしている。住民千余人を追 い出そうとしている。金を払って出て行けというが、応じる住民はいない」と、 江汀村で起きている平和闘争の便りを伝えた。

続いて万民共同会の参加者に「済州江汀村は平和飛行機が希望だ。平和飛行機 はもう満員だ。希望バスと平和飛行機は同じだ。あの資本を押し倒して庶民が 豊かに暮らせる国を作る希望だ」と、韓進重工業整理解雇撤回闘争と江汀村の 海軍基地建設反対闘争は同じだと訴えた。

[出処:合同取材チーム]

警察の解散放送と共に、韓進重工業家族対策委の家族が舞台に上がった。家族 対策委は「今日は私たちがソウルにきた。1年以上たたかってきた趙南鎬を見に ここにきた」とし「皆さんと楽しく戦いたい。笑いを差し上げたい」とし、歌 に合わせて律動公演をして、参加者の歓呼を受けた。

家族対策委の公演が終わり、85号クレーンの上にいるキム・ジンスク指導委員 の声が電話機の向こうから聞こえてくると、参加者は大きな喚声で答えた。キ ム・ジンスク指導委員は「今日はクレーンにいる、ある組合員の話をしたい。 子供と妻は家族対策委にいる。はやく整理解雇闘争で勝利して、家族と会えれ ばいい」と伝え「私は無事に過ごしています。勝利の喜びを希望バスと一緒に 分けあいたい。最後まで闘争しよう」と参加者に訴えた。

[出処:合同取材チーム]

キム・ジンスク指導委員と希望バスに連帯するため、日本から来たなかまユニ オンは、「昨日、85号クレーンの前に行ってキム・ジンスクと通話して集会も した。希望バスは日本にも大きな影響を与えている」と挨拶し「日本に帰り、 希望バスのような運動をしたい。整理解雇撤回、非正規職撤廃のために韓国と 日本を越え、世界が共に戦おう」と連帯の声を伝えた。

なかまユニオンは、韓国語で『朝つゆ』を歌った。続いて障害者歌グループ 『視線』とリュ・グムシンの歌が参加者と共に一つになった。

[出処:合同取材チーム]

万民共同会の舞台には、ツイッターを通じて申請した参加者の発言が続いた。 そのうち、今日結婚式を挙げた夫婦が舞台に上がり「子供たち未来のために、 頑張って世の中を変えよう。希望バスと明日は江汀に行って、新婚旅行を楽し む」と述べ、参加者から大きな拍手を受けた。

続いて希望バスを企画したソン・ギョンドン詩人は、電話で「全身に塩の花を 咲かせた労働者を忘れられない。こうして連帯することしかできない」と挨拶 し、「キム・ジンスクひとりから、ここにいるすべての人の夢として広がった 整理解雇のない世の中、非正規職のない世の中のために、キム・ジンスクとク レーンで座り込みをしている5人のために私も戦う」と参加者に伝えた。

[出処:合同取材チーム]

万民共同会の参加者は「私たちが釜山影島ではなく、ここに集まった理由は、 整理解雇、非正規職問題はキム・ジンスクと韓進重工業の問題ではなく、私の 問題、私たちの問題だからです」と4次希望バスの意味を伝えた。キム・ヘジン 活動家は「われわれはイベントに集まったのではない。私たちは仁王山に登り、 整理解雇撤回、非正規職撤廃を叫ぼうとしているのに、この清渓広場に追い込 まれた」と警察の過剰対応を批判し「私たち自ら道を開こう。朝ハハハと笑い ながら仁王山に登ろう。迷わず道を開こう。独立門公園に行進しよう」と希望 バスの参加者にデモ行進をすると叫んだ。

万民共同会を終えた希望バス参加者は、独立門に向かってデモ行進を始めた。

[出処:合同取材チーム]

第1信と第2信

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-28 16:05:45 / Last modified on 2011-08-28 16:06:09 Copyright: Default

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