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ユソン企業「私は犬だ」復唱、誓約書を強要

労組員「会社は狂っている」...会社交渉の後も「個別復帰」懐柔

特別取材チーム 2011.06.03 09:26

ユソン企業の労組(金属労組所属ユソン支会)が工場から追い出されて闘争して いる中、個別に工場復帰の懐柔をするばかりか、復帰しようとしている組合員 に「私は犬だ」を大声で三唱させた情況が確認され、問題になっている。

▲使用者側は個別の復帰者に工場正門で「私は犬だ」を大声で三唱するよう強要したという主張が提起された。

ユソン支会企業のほとんどの組合員は、「ユソン企業牙山支会の組合員が工場 正門から復帰しようとすると、用役チンピラの前で『私は犬だ』を3回叫んで入っ たと話した。また、いくつかの復帰者と通話できたが「復帰するには誓約書を 強要されるが、そこでも『私は犬だ』と書かされた」と主張した。

工場復帰した同僚と通話したある組合員は、「昨日、会社は復帰者を食堂に集 め、別名『歓迎式』をしたという。朝の労組活動拒否など、別名『忠誠誓約書』 を書いて仕事を始めたと言う」と伝えた。

組合員たちはこうした状況に怒りを表わした。ヨンドン支会のキム○○組合員 は、「会社は狂っている」と内心の不愉快を示した。キム氏は「私たちが工場 の中で窓を壊したわけでもなく、機械を壊したわけでもないのに、なぜ会社が こうまでするのか理解できない」と強調した。

ヨンドン支会のキム○○組合員は「嶺東工場の復帰者は、コンサルテタント業者 で4時間程度の教育を受けた後、仕事を始める」とし、「組合員の携帯電話を 使用者側が回収して管理しているようだ」と主張した。

また、復帰者の労働強度が強まり、遅く帰宅したり家に帰れず、工場で宿泊し ているという。

匿名を要求したある組合員は「工場内の同僚と通話したが、昼間組が夜9時〜 10時まで働いているという。本来、残業まですると昼間組は午後7時30分に仕事 が終わる」と話した。

牙山支会のイ○○組合員は「牙山工場を退職した同僚の母親の法事に復帰者が 弔問に行こうとしたが、使用者側が工場外に出ることを防いだという」と伝えた。

またノ○○組合員は「ある復帰者は工場には入ったが、会社の関係者から『君 は必要ない。なぜお前がきたのか』と送り返されたと聞いた」とし、「会社は 年上の組合員でも気に入らない組合員は送り返している」と説明した。

会社は2日、警察力投入後、初の交渉した後も組合員に携帯メールを送り、個別 復帰を懐柔した。『勤務の意思が確認される組合員の復帰は歓迎』するという 内容だ。

▲使用者側は交渉の後、全組合員にショートメールを送った。

これに関連して、会社関係者はメディア忠清との電話インタビューで「私は犬だ」 三唱と誓約書作成は「事実無根で、流言飛語」と話した。

一方、会社が選別復帰で労組組合員を『分断』している中でも、復帰者と 未復帰者の粘り強い同僚愛は注目される。ヤン○○牙山支会組合員は長文の 携帯メールで、復帰者への心配と残念さを表わした。

メディア忠清は携帯メッセージ全文をのせる。(記事提携=メディア忠清)

牙山支会のヤン組合員が工場復帰した同僚に送ったメール
○○今、警察から帰ってきたところだ
久しぶりに行ったけど本当にうれしかったよ
○○、今朝、知らせを聞いた
君がそうするまで本当にずいぶん悩んだと思う
君の選択は簡単ではなく、それまでにはずいぶん辛かっただろうと思う
初めて君の消息を聞いて、しばらく何も言えなかった
○○君の気持ちはわからないわけではないけれど
私は君がもう一度だけ、友人のことだけでも考えれてくれればと思うんだ
気味をこれ以上疲れさせる気持ちはない
だが○○君も分かるだろう
そんな君の選択が私達をさらに絶望で追いやり、二人の友人が職場も失って冷たい監獄に行かなければならないという
もう一つは、こうして手をあげて帰り、犬と一緒に暮したくない
この戦いが終われば、組合が負けたら、会社はまさに私達を非正規職にする作業を始めるだろう
いや、こんな話は止めて、残念なことは誰が勝っても君と私たちがどうなるか
○○君に言いたいことは多いが、一言だけ
私たちを憎んでも憎まなくても、それでも一緒に泣いて笑った友人だったことを忘れないでおこう
私は君を怨まない
どんな選択でも、それが人生なら受け入れるべきではないか
昨年、今年がなぜこんなに悪いかわからない
本当につらい、でもこうして我慢して笑う
○○、私は君に今後の人生をもっと考えてほしい
私はこのまま職場を失っても、汚いユ・シヨンと、冷たい監獄にいるソン・テヒョンとスンソックのために、そして友人たちのために、最後までやりたい
こんな私の気持ちも理解してほしいし
私の友人がどこにいても、私たちは友人だということ忘れるな
これが最初で最後の手紙だったらいいが
結末がどうなろうが、終わったら一杯やろう
この現実がとても嫌いで腹が立つが、友よ、元気で
▲牙山支会のヤン組合員が復帰者に送った長文のメール

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-07 01:30:24 / Last modified on 2011-06-07 01:30:25 Copyright: Default

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