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李明博また労組アレルギー、ユソン企業労組を罵倒

民主労総、「レイムダックMBの情けない無駄騒ぎ...離れに退け」

ユン・ジヨン記者 2011.05.30 11:44

▲ラジオ演説中の李明博大統領

李明博大統領がユソン企業ストライキを『年俸7千万ウォンの勤労者による不法 ストライキ』とし、厳正な対処を口にした。

李大統領は5月30日午前、ラジオ演説で「年俸7千万ウォンを取る勤労者が不法 なストライキをしているのは残念」とし「まだ平均2千万ウォンも受け取れない 非正規職勤労者は多いが、その三倍以上稼ぐ勤労者がストライキをした」と 非難した。

続いて彼は「一か所の企業のストライキで全ての産業を揺るがそうとすることを もう国民は決して容認しない」と明らかにした。

また李大統領は、ヴァレオ電装と双竜自動車のストライキをユソン企業のストライキ と較べ、労使の共生を強調した。ヴァレオ電装慶州工場も、平均年俸が7千万 ウォンを越え、昨年は常習的なストライキで工場が閉鎖の危機に瀕したが、 工場閉鎖直前に労組は共生の方向を選び、昨年の売り上げはこの3年の平均より 36%も増えたという。

こうした説明と共に李大統領は「条件は似ていても、とても違う二つの企業の 事例が多くのことを語る」とし「ストライキで企業が閉鎖され、最悪の事態に なった後、協力と共生の重要性を理解するようなことを、もうこれ以上繰り返 してはいけない」と強調した。

また彼は、双竜自動車ストライキによる労使共生の重要性についても語った。 双竜車もストライキ事態までは自動車一台を生産するのに106時間かかっていたが、 労使関係が安定した後は38時間に減ったという。

そして李大統領は「これまで韓国への投資を敬遠する要素の一つとして、いつも 労使問題が指摘されてきたのは事実」とし「労使協力が生産性を上げ、投資が 増え、雇用が増える共生経済をぜひ実現しなければならない」と明らかにした。

政府はストライキに強硬に対処するとも語った。李大統領は「労組の不法スト ライキだけでなく、勤労者の権益を侵害する不公正な事例にも厳正に対処する」 と警告した。

こうした大統領の演説について民主労総は『ユソン企業の年俸7千万ウォンとい う議論について、MBが情けない空騒ぎをしている』と強い調子で批判した。

民主労総は声明書で「歪曲された誇張報道だということがすでに社会的に判明 している7千万ウォンの議論を無理にする大統領の態度は情けない」とし「レイ ムダック大統領、李明博はもうまともな報告も受けられないのか」と反論した。

ユソン企業労働者の『7千万ウォン』年俸の議論にはマスコミ内部でも反省の声 が上がっているのに、大統領をはじめ客観的な情報で大統領を補佐する集団が この事実を知らない、または意図的に偏向した情報しか大統領に伝わっていな いということだ。また民主労総は「大統領なら年俸がいくらと言って国民感情 を刺激するな、憲法の労働基本権が年俸と無関係に全労働者の権利だというこ とぐらい知っているのが大統領だ」とし「また破局を誘導した攻撃的職場閉鎖 が不法だという認識ぐらいはなければならない」と批判した。

また民主労総は、「大統領は恥ずかしいと思え。恥ずかしければ静かに離れに 退く準備でもすることを望む」とし「今日のような情けない空騒ぎで労働者を 弾圧し、仲違いさせる旧態を捨てなければ、もう容認しないのはまさに大統領 自身」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-31 18:49:53 / Last modified on 2011-05-31 18:49:56 Copyright: Default

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