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双竜車リストラ労働者15人目の死

10日午前発見...労組「道徳的責任の主体は双竜車」

ペク・イルジャ(現場記者) 2011.05.11 09:04

双竜自動車のリストラで希望退職した労働者がまた死亡した。

2009年に双竜車を希望退職したカン某(45歳)氏が5月10日午前10時45分頃、京畿 道平沢市松炭工団にある双竜車下請業者のH精工休憩室で死んでいるのが発見さ れた。

金属労組双竜車支部は報道資料で「双竜車希望退職者約2200人が退社を決めた のは、会社が正常化すれば優先採用するという約束があったから」とし「カン 氏は会社の甘い約束だけを信じて苦しい生活に耐えて被害に遭った」と明らか にした。カン氏が亡くなったことで、2009年に双竜自動車からリストラされた 労働者と家族の死亡者は15人に増えた。

また双竜車支部は「今回の事件は単なる死亡事件ではない」とし「15人目の死 亡事件で、死が続いているのに道徳的・法的な責任の主体である双竜自動車の 使用者は、新車を売ることだけに余念がない」と糾弾した。

亡くなったカン氏は双竜車退職後、2009年5月に人材派遣業者のA産業に入社、 2011年3月に人材派遣業者のB企業へと転々とする、亡くなるまで双竜車にアク セルを納品するH精工で働いてきた。しかし双竜車を退職して、今まで生活に 苦しんできたと知らされた。

双竜車支部のある関係者は「これはただの死ではなく、くやしく追い出された 労働者が、生きるために1か月に休日もなく働かなければ暮せないようにした、 この社会の奇形性と、希望退職してもまた復職できると言った双竜車の破廉恥 によるくやしい死」とし、言葉をつなぐことができなかった。

故人の死についてFaceBookとツイッターには「いつまで双竜車の労働者が死な なければいけないのですか? 政府とハンナラ党は一日も早く双竜車労働者死亡 事件の真相調査をすべきだ」、「双竜車労働者だった1人がまた死亡したという 消息を聞いた。このかわいそうな労働者たちをどうするのか.. 同僚の死の知 らせに、生きている労働者の気持ちはどうなのだろう」など哀悼の文が書き込 まれている。

一方、11日、遺族は正確な死因を知るために国立科学捜査研究院に解剖検査を 依頼した。現在、双竜車支部は遺族の意により平沢中央葬儀場に遺体安置所を 準備しており、解剖検査後に故郷の全州で葬儀を行う予定だ。(記事提携= メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-12 05:30:34 / Last modified on 2011-05-12 05:30:36 Copyright: Default

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