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ヴァレオ労組、「フランス製品不買運動」

解雇闘争550日... ヴァレオ、ルノー・サムスン、フランス、韓国政府はまだ沈黙

ユン・ジヨン記者 2011.04.28 05:58

『食い逃げ』資本により、路上に追い出されたヴァレオ空調コリアの労働者の 闘争が550日を越えた。フランス企業のヴァレオの食い逃げ解決を要求し、 フランス大使館前で野宿闘争を始めてからも185日になる。

だが労働者の要求にもまだフランス政府とヴァレオ資本は沈黙を守っており、 結局ヴァレオ労組は『フランス製品不買運動を含む反フランス闘争』を決意した。

「フランスへの期待は消えた... 反フランス闘争に突入する」

ヴァレオ空調コリアは2009年10月、一方的に工場清算を通知した後、韓国から 離れた。労働者たちは突然路上に追い出されたが、突然の解雇によるいかなる 対策も補償も受けられなかった。だがまだルノー・サムスン自動車工場には、 中国工場で生産したヴァレオのエアコンのコンプレッサという部品が国内版権 を維持したままで納品されている。

そのためヴァレオ労働者たちは、正当性のない廃業を強行して労働者を大量に 解雇したヴァレオ資本と共に、低価格部品を使い企業の利益をあげ、ヴァレオ 資本を保護するルノー・サムスン資本にも批判の声をあげている。

ヴァレオ空調コリア支会をはじめ、ソウル上京闘争をしている現代自動車蔚山 工場の非正規職労働者と忠南支部の拡大幹部など200余人は27日午後、ソウル のルノー・サムスン自動車事務所の前で集会を開き、ヴァレオ資本を保護する ルノー・サムスンを糾弾した。

この席でヴァレオ空調のイ・テクホ支会長は「ルノー・サムスンが国産部品を 中国産に変えて自動車を作るのは、韓国の消費者を愚弄するもの」とし「また ヴァレオ資本は工場を清算して機械を売却すると騒いでいるがね実際には主要 機械を売却せず、また韓国でコンプレッサを生産する意図を明らかにしている」 と主張した。

ルノー・サムスンは、フランスの自動車企業であるルノーが80%の株式を所有す る会社で、ヴァレオ企業はルノーに一番多く部品を納品してきた。だがルノー はヴァレオが韓国工場を清算した後、天安工場で生産、納品したコンプレッサー を中国で生産する低価格コンプレッサーに交換した。そのためルノー・サムスン の低価格部品の投入をめぐり、一部ではSM3リコール事態が再発するという憂慮を 示している。

一方、韓国政府をはじめ、フランス政府、ヴァレオ、ルノー・サムスンなどは、 労働者たちによる問題解決のいかなる要求にも無返答を続け、労働者たちは反 フランス闘争まで運動を拡大し、突破口を作る計画だ。

イ・テクホ支会長は「もうフランスへの何の意識も期待も同情心もなくなった」 とし「問題を解決する意志がない韓国政府の代わりに、私たちがフランス製品 の不買運動を展開する」と明らかにした。

これにより労組は、ルノー・サムスン製品の不買運動を始め、フランス製品の 不買運動を展開し、活動を反フランス闘争に拡大する予定だ。イ・テクホ支会 長は、「不買運動の内部的な議論は終わった状態で、地域対策委と市民団体、 中央に意見を伝えた」とし「まずルノー自動車営業店での1人デモと地域単位の 宣伝戦を始め、フランス企業と製品の不買運動に拡大させる」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-04-30 06:36:30 / Last modified on 2011-04-30 06:36:31 Copyright: Default

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