錦湖タイヤ労組、「請負・転換配置を阻止する」

錦湖タイヤ労働者、リフト車の下に横たわる...使用者側「債権団と相談しなければ」と交渉に出ず

錦湖タイヤ光州工場が請負化問題をめぐり、労使が鋭く対立している。使用者 側は、光州工場の定年退職による欠員に外注社請負人員を投入していることに、 支会は強く反発している。

支会によれば、3月9日に光州工場長が直接スプレー工程に請負人材を投入しよ うとした。使用者側はこの日、該当工程で働く労働者に携帯メールを送り、 転換配置対象者だと伝えて自宅待機発令を出した。

▲3月9日錦湖タイヤ支会幹部が使用者側の一方的な請負化を阻止しようとリフト車の前に横たわり、物流の移動を阻止した。［出処:金属錦湖タイヤ支会］

支会幹部と転換配置対象者は、工場の中の床に横たわり、物流の移動を阻止す るなど、使用者側の一方的な請負化を全身で防いでいる。「会社が現場に不法 請負を導入し、非正規職を拡散することは差別と雇用不安を深めることになる ので、使用者側は即刻中断しろ」というのが支会の一貫した立場だ。

現在、錦湖タイヤ支会は争議中だ。支会は昨年9月から四回にわたり、団体交渉 を要求したが、使用者側は「決定の権限がない」、「債権団と相談しなければ ならない」といった言葉を繰り返すだけで、交渉に出てこずにいる。そのため 支会は3月11日、使用者側に交渉決裂を宣言し、全南地方労働委員会に争議調整 を申請した。

支会の交渉要求案は、△退職金保全方案、△騒音性難聴の判決による作業環境 の改善、△食事交代手当、△最低賃金法違反による号俸再調整、△タイムオフ 制専従者議論、△2010年賃金および団体協約再交渉だ。

▲3月9日、錦湖タイヤ支会の幹部が請負人員を投入しようとする光州工場管理者を防いだ。［出処:錦湖タイヤ支会］

支会のカン・ジョンホ事務長は、「9日から休日延長勤務の全面中断と、闘争 チョッキの着用などを始めた」とし「特に転換配置は整理解雇と違わないので、 必ず阻止する」と話した。カン事務長は「6つの交渉要求案の争奪と不法請負を 阻止するために、3月17日に争議行為賛否投票を実施する」とし「破局を望まな いのなら経営陣と債権団は責任を持って交渉に臨め」と要求した。

またカン事務長は「ウォークアウト事態を起こしたパク・サムグ会長は、たっ た一言の謝罪もなく、上手く経営に復帰した」とし「錦湖アシアナの労働者は 経営失敗の責任を労働者に押し付けた経営陣に対し、徹底的に責任を問う」と 明らかにした。支会は運輸労組アシアナ航空支部、錦湖高速支会と共に15日に 光化門錦湖グループ本社前でパク・サムグ会長辞任要求および糾弾記者会見を 行う。(提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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