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ソウル地域清掃労働者、「全面ストを準備する」

集団交渉決裂...全面ストライキ賛否投票進行

ユン・ジヨン記者 2011.02.21 17:04

公共労組ソウル京畿支部傘下の清掃労働者労組である高麗大分会と延世大分会、 梨花女子大分会など4つのソウル地域清掃労働者が2月21日に争議調整申請を始 め、全面ストライキを含む総力闘争を決意した。

これらの事業場は、昨年10月から用役業者9社と集団賃金団体交渉を実施してき た。集団交渉は、大学清掃労働者たちが事業場と用役会社を越える普遍的な労 働基準を作るためのもので、3大要求案として△時給5180ウォンの生活賃金保障、 △食事代、休憩空間、シャワー室などの雇用環境保障、△本当の使用者である 大学総長が賃金と雇用を責任を取ることを含む要求をし続けてきた。

[出処:チャムセサン資料写真]

だが、昨年10月末から今年2月16日までの約4か月に12回の交渉で、労組と用役 業者は合意できず、交渉が決裂した。これに対して公共労組は「公共労組は4か 月間の交渉期間中に合意を捻出するための最善を尽くした」とし「清掃労働者 の最低の生計維持のために時給5180ウォンを要求したが、用役9社は誠意のない 態度を取り続け、2011年法定最低賃金の4320ウォンを固守し、そのため交渉が 決裂した」と説明した。

また労組は今回の交渉決裂は用役業者だけでなく、学校や病院の責任も重いと 主張している。用役業者が大学との用役契約を提示し続け、誠実交渉を回避す る根拠にした。学校は用役業者に押し付け、清掃労働者の最低限の賃金と労働 条件を保障しないという。

公共労組は「実際に高麗大、延世大は団体交渉が行なわれている間に一方的に 業者変更を強行したり、最低限の生活賃金を考慮しない用役契約で、団体交渉 そのものをおかしくした」とし「弘益大をはじめとするほとんどの清掃労働者 の低賃金と雇用不安、劣悪な労働条件は、まさにこうした用役業者と元請間の 責任回避で作られている」と強調した。

これにより労組は2月21日、争議調整申請を始め、全面ストライキを含む総力闘 争の準備に突入することを明らかにした。彼らは22日から全組合員が集団交渉 の要求を書いたゼッケンを着用し、24日から26日まで争議行為賛否投票を行う 予定だ。また3月の開講前後に学内での宣伝戦を行い、開講後に本格化する闘争 計画を3月2日頃に確定し、発表する計画だ。

労組は「公共労組ソウル京畿支部の3大学分会に所属する800余人の清掃労働者 の集団交渉と共同闘争が今後、全清掃労働者の賃金と労働条件を上向させる試 金石になる」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-22 09:51:48 / Last modified on 2011-02-22 09:51:49 Copyright: Default

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