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弘益大清掃労働者、交渉妥結...現場復帰

学校側の告訴告発と労組認定など未解決の問題が残る

ユン・ジヨン記者 2011.02.20 13:49

弘益大学校清掃、警備、施設労働者たちが49日間の座り込みを終え、現場に 戻ることになった。

労組、用役3社と暫定合意

労組はこの一週間、用役業者との交渉を実現し、対話の糸口を開き、19日午後、 美化(IBSインダストリ)、警備(ヨンジン実業)、施設管理(ベクサン企業)との間 で集団雇用継承および勤労条件に関する暫定合意を導き出した。

彼らは、△全員の雇用継承、△1日8時間勤務および週5日制、△時給4450ウォン、 △食費月5万ウォン、△名節賞与金5万ウォン、△専従美化1人と警備0.5人、 △ソウル京畿支部の集団交渉妥協案準用などの労組側の要求条件に合意した。

そのため労組は2月20日午前10時、弘益大学校座込場で組合員総会を開き、暫定 合意案の説明と賛否投票を行った。この場で112人の組合員中86人が投票に参加 し、89.5%の賛成意見(賛成77、反対8、無効1)を引き出した。

労組は組合員総会の結果により、暫定合意案を可決宣布した後、20日に座り込 みを解除し、21日からの現場復帰を宣言した。

学校側の告訴告発と労組認定など、未解決の問題が残される

労組は用役業者と合意案を導出して現場への復帰は実現したが、まだ学校側と の未解決の問題が残っている。

学校側は1月11日頃、公共労組ソウル京畿支部の幹部と弘益大分会長など7人に 業務妨害と建造物侵入、総長監禁などを理由に麻浦警察署に告訴・告発措置を 取った。これに対して労組は、告訴告発の取り下げと交渉テーブル用意、労組 認定などを要求してきたが、学校はまだ告訴告発の取り下げに応じず、公式な 対話テーブルも拒否している。

また2月10日、学校は公示を通じて「本校はこれまで用役会社の勤労者に対して 実質的な使用者の地位になかった。したがって労働関係法に違反した事実はな い」とし「まさに民主労総が不当に介入したことで従来の用役会社の勤労者を 困難に陥れている」と元請使用者性の否定、交渉不可などの立場を明確にした。

学校側の労組認定と元請使用者性認定、雇用環境に対する議論を引き出せない ため、以後、労働者の雇用継承の問題と労組活動の問題は続かざるを得ないと いう限界を持つことになった。また学校が労組活動を認めず、業者と労組瓦解 工作に着手すれば、労働者の雇用条件はさらに悪化する。

これについて公共労組ソウル京畿支部の関係者は「弘益大に対し最後まで責任 を問うという基調は変わらない」とし「今後、最低賃金、不当労働行為に対す る法律闘争をしていく。弘益大が本当の使用者だという元請使用者性認定闘争 のために証拠資料の収集に努める」と明らかにした。

また、弘益大労組は「ソウル京畿支部と共に延世大、高麗大、梨花女子大分会 をまとめた集団交渉が進められているので、単位事業場を越えて元請使用者の 責任を問う闘争をする」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-20 20:51:07 / Last modified on 2011-02-20 20:51:14 Copyright: Default

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