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イ・サンス支会長、「2次闘争のために曹渓寺に入った」

[インタビュー]イ・サンス現代自動車非正規職支会支会長

ユン・ジヨン記者 2011.02.09 22:16

2月9日午後4時頃から、ソウルの曹渓寺で無期限ハンストに突入したイ・サンス 現代自動車非正規職支会支会長と会った。彼は今回の座り込みについて「少な くとも、現代自動車の不当性と非正規職闘争の正当性を知らせるために選択し た」と説明し、2次闘争と交渉計画を明らかにした。

曹渓寺の座込場では、イ・サンス支会長を含む現代車非正規職解雇者2人が座り 込みに参加している。イ・サンス支会長は前の工場占拠ストライキにより蔚山 地方裁判所から逮捕令状が出され、現在手配中だ。

彼らは、△告訴告発の取り下げ、△解雇ない懲戒最小化、△仮差押さえの解除、 △懲戒解雇と損害賠償は不法派遣交渉で議論、△ドンソン企業、第2工場解雇者 を2月末までに全員就職を斡旋、△役員の社内の労組活動と身辺保障、△2月14日 までに不法派遣交渉団構成を含む非正規職3支会の八項目の要求を争奪するために 座り込みを続けるという立場だ。

[出処:キム・ヨンウク記者]

曹渓寺座り込みに突入した背景は?

午後から断食を始めた。旧正月連休前後に何をするのか悩み、旧正月連休の間 に構想して、選んだのがこれだ。それで旧正月連休の潜伏説は当惑させられた。 手配されていたので蔚山で現場を陣頭指揮する空間が閉鎖された。また、交渉 の決裂を宣言すると、指導部が侵奪される恐れもあった。工場の中でできるこ ともない。特に、2次闘争を展開するには新しい拠点が必要だと思った。だから 新しい拠点としてソウルを選び、曹渓寺に入ることになった。

これまでの交渉をどう評価しているか

実は今日、交渉の決裂を宣言しようとした。現代車支部(正規職労組)の合意案 は、正規職の立場で突然出てきた案だ。私たちの非正規職の案ではない。だか ら支部が出した最終案について、いくら私たちが修正して手を加えても、交渉 決裂を宣言するのが正しい。特に、現代車労使の実務交渉合意書の内容はすべ て問題があった。対策についての内容はなく、選別的な復職や、新規人員募集 のような1回性のイベントでしかない。特に正規職化に関する案が、正規職化の 窓口なるかもしれないのに、後で協議しようという。残りも法的な判決を見届 けようと言って、判決を先送りしている。

事実上、交渉が決裂したと見なければならないのか

交渉の決裂は蔚山だけでなく、牙山と全州工場の問題でもある。だから3支会が 集まって議論しなければならない。今週末に3支会の共同集会がある。それまで に交渉決裂宣言をするかどうかが決定されると見る。

明日の高裁決審による交渉の可能性は?

それは会社が判断することだ。最高裁の判決で会社が新しい案を出せば良い。 だがその修正案がなければ私たちも交渉をする理由はない。特に会社は昨年7月 22日の大法院判決以後、違憲申請をして『チェ・ビョンスン個人の判決』と言っ ている。何よりも会社に強制する法的、政治的、社会的な装置が必要だ。

現場の雰囲気はどうか

[出処:キム・ヨンウク記者]
良くない。これまで私たちが戦わず交渉だけに期待していたからだと思う。 組合員は会社の弾圧への適応力が落ちた。私も工場から出てきた後、12月末まで ぼんやりしていた。何をどこから手を付けていいのかもわからなかったためだ。 幹部陣の中でも疲れが歴然としていた。活動が萎縮し、事がごちゃごちゃ混乱した。 1か月は守勢的に追い詰められたとおもう。

だがまだ現場には戦う動力が残っている。私をはじめ仲間たちは『仲間を信じ、 私を信じ、正規職化を勝ち取ろう』というスローガンが一番好きだ。今は互い を信じるほかはない状況だ。おそらく会社は正規職化を守ってやるなど、組合員 にさまざまな懐柔カードを持ち出すだろう。互いを信じ、これを越えることが必要だ。

2派ストライキの計画は

2次闘争の時期をいつにするかという時期の問題が重要だ。争対委では旧正月の 連休までは交渉局面を続けるべきだと議論した。もちろん前に言ったように、 これまで私たちは守勢的に対応してきたので、2次闘争が難しいかもしれないが、 昨日また幹部に決断を要求、注文したので結果が出ると思う。特に、指導部の 判断により闘争の議論が始まったので、闘争の時点まで長くないだろう。

前の闘争で正規職との連帯が関心になった。どう評価するか

非正規職組合員の多くが正規職の父を持っている。特に一工場で一緒に働いて いる人もいる。代表的には第4工場代表がそんなケースだ。事実、闘争をしなが ら、こうした環境が変数になるのではないかとも考えた。だが変数は起きず、 組合員は胸を痛めただけだ。これを突破するには闘争主体が戦うしかない。 正規職に助けてもらうだけでは現代資本を変えることはできない。

曹渓寺座り込みと共に以後の闘争計画は?

2月12日、全組合員の上京集中闘争を行う予定だ。ここで組合員が力をつけるだ ろう。また来週から現場闘争に配置させる予定だ。この過程から自然に2次闘争 につながると見る。先月、組合員たちが瑞草署で上京闘争を繰り広げた結果、 25日から5日間、良才洞現代起亜車本社前の集会申告を勝ち取った。千人の隊伍 が集まり、5日間の本社前徹夜集会を行うので、そこで最後まで見届けたい。 組合員が最初の自信を失わず、私たちの生が後退しないように最後まで頑張って ほしい。

[出処:キム・ヨンウク記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-09 23:56:21 / Last modified on 2011-02-09 23:56:28 Copyright: Default


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