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釜山は整理解雇自由都市か?

今度は(株)PSMC…6日に77人の整理解雇を申告

ユ・チャンヒョン(金属労組) 2011.10.11 23:03

あちこちで労働者を不当に整理解雇する事態が続出している。(株)PSMC(旧プン サンマイクロテック、釜山市海雲台区盤如洞)は、労働組合の反対にもかかわらず、 10月6日に釜山地方労働庁に労働者77人を『整理』すると申告し、77人は1か月後の 11月7日に整理解雇されると予想される。そして10月7日には慰労金3か月分の賃金を 払う『希望退職公告』も行った。これに金属労組釜山梁山支部とプンサンマイクロ テック支会は12日の午後2時、釜山地方労働庁前での集会の後、西面1番街までデモ 行進を行う計画だ。

PSMCの全労働者数は約250人で、支会の組合員数は186人だ。支会は8月23日に、 会社と△進行中の整理解雇直ちに撤回、△組合員告訴の件を8.24付で撤回、 △8.26までにすべての懸案(営業利益達成、2010年、2011年賃金団体協議)を 終えると合意した。しかし会社は交渉の過程で『基本給15%削減、賞与金200%削減、 年次全て消尽、循環休職20-30%』を実施して、それでもだめなら苦痛の分担が 必要だと主張した。これに対し支会は、50%循環休職と賞与金支給時期を2012年に 先送りしてもいいと提案した。

だが会社がこれを受け入れず、8月31日に交渉が決裂した。その後、会社は9月2日 に整理解雇実施の文書を支会に送った。支会は今週から支会幹部の徹夜座り込みを 始め、今後、集会と座り込みで『決死抗戦』する方針だ。

▲7月22日、プンサンマイクロテック支会組合員と釜山梁山支部幹部など400人が(株)PSMCを糾弾する集会を開いた。[出処:金属労組釜山梁山=ユ・チャンヒョン]

昨年12月29日、プンサングループは、プンサンマイクロテック(リードフレーム 生産)を第三者に奇襲売却した。その後、会社は今年6月から「有償増資をする ので賃金の25%を削減しなければ整理解雇する」と言い放った。これにプンサン マイクロテック支会と金属労組釜山梁山支部は、7月22日に支会のストライキと、 支部幹部などを動員しての『悪質資本投機資本PSMC糾弾金属労組釜山梁山支部 決意大会を開いた。だがその時、会社は『経営上の理由による解雇を断行する と通知する。これに関する労使協議を7月26日に開こう」という文書を支会に送った。

プンサングループとPSMCの会社秘密取り引きと支会の闘争の経過

今年3月、プンサンマイクロテックは株主総会で会社の名前を(株)PSMCに変え、 3月22日の交渉で支会の主要要求事項である△雇用および勤労条件団体協約継承、 △退職金中間精算を受け入れ、支会の経営参加まで要求した。

しかし4月に入ると会社は態度を変え、『有償増資』を拠論して交渉でも消極的 な態度を見せ始めた。これに支会は部分ストで闘争を展開した。会社は6月から 「3年間赤字で、来年も赤字なら上場が廃止され、会社がつぶれる。賃金カット して黒字にし、有償増資で会社を救おう」と主張しはじめた。これに対しムン 支会長は、7月22日の集会闘争発言で「会社の赤字と債務規模も把握せずに会社 を買収して、投資もせず労働者の賃金カットで黒字にして有償増資をしようと いう資本は初めて見た」と会社の経営態度を強く非難した。ムン知会長は「7% の株式を持つ人が会社の経営権を掌握し、27%の株式は所有者がはっきり分から ず、明らかに何か陰謀がある」と主張し「現経営陣は退陣しろ」と強く要求した。

プンサングループは昨年12月29日に支会と協議もせずプンサンマイクロテック の株式57.2%を240億ウォンで売却した。当時の買収者は(株)ハイディスだった。 その後、雇用不安と退職金精算などで危機を感じた非組合員が大挙金属労組に 加入して、組合員が23人から186人になった。支会はこの時から、△雇用継承、 △労組との団体協約継承、△70億ウォンの退職金の中間精算確保などを要求し てきた。支会によれば、2010年12月29日にプンサンマイクロテックをプンサン グループから買収した(株)ハイディスは、PSMC代表理事になったチョン某氏に 金を借り、(株)ハイディスは金を返せず買収した株式をチョン氏に譲渡した。

プンサンマイクロテックは1991年にプンサン金属東莱工場生産部からプンサン 精密に分社し、2000年にはプンサンマイクロテックと商号を変更した会社だ。 この会社は1985年、リードフレーム事業を始めて以来、非鉄金属のうち銅事業 の主力グループであるプンサングループの一員として、グループの半導体部品 産業を担当してきた。そして2010年12月の最後の週に会社は生産物量がないと し、労働者に有給を使わせて会社を売却した。(提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-12 04:46:59 / Last modified on 2011-10-12 04:47:05 Copyright: Default

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