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現代車1000億の損失?...「正規職転換費用は1300億」

非正規職労組、「交渉を回避して生産支障うんぬんは欺瞞」

合同取材チーム 2010.11.22 13:21

11月21日、現代自動車は非正規職のストライキ座り込みで生産に903億ウォンの 支障が発生したと発表した。また、ストライキ座り込み7日目を迎える22日には、 約1000億ウォンの売り上げの損失が発生すると展望している。

21日までに蔚山第1工場だけで車両7732台が生産できず、特に新型アクセントは 新しく市場に発表される時点であり、工場占拠ストライキで少なからぬ損失を 受けているという主張だ。事態が長期化すると、年末をむかえて売り上げの損 失はさらに増えると見られ、使用者側は天文学的な損失を甘受しなければなら ない状況だ。だがこうした損失にもかかわらず、使用者側は非正規職支会との 直接交渉には絶対に出られないという立場をとり続けている。

そのため天文学的な損失にもかかわらず交渉に出ない使用者側に対し、労組は 「このすべての責任は現代自動車にある」と主張している。実際に現代自動車 非正規職を正規職に転換するために必要な予算は1300億ウォンと推定されてい る。今までの損失費用は非正規職の正規職転換費用とほぼ同じだが、使用者側 は頑強にこれを否定している状況だ。

現代自動車が2010年8月26日、大韓商工会議所に提出した人件費比較資料によれ ば、4年勤続正規職の年俸は5180万ウォン、非正規職は3700万ウォンで、正規職 の73%に過ぎない。この資料に基づいて非正規職労働者1万人全体を正規職に転 換する費用を計算すれば、1300億ウォンが必要になる。

そのため現代車非正規職支会は「交渉を回避して生産の支障を云々するのは、 明白な欺瞞」と批判した。現代自動車側の生産支障額1000億ウォンの主張は、 本当に損失を憂慮しているのなら、その費用で非正規職を正規職に転換しない 理由はないという説明だ。

また支会は「だが使用者側は1000億ウォンの生産支障を甘受しながらも、交渉 の要求を握りつぶしている」とし「むしろ数十億ウォンの費用をかけて労組を 弾圧し、工場内の労働者の人権を蹂躙している」と主張した。続いて「売り上 げの損失を減らしたければ、今すぐ無条件の交渉に応じろ」と付け加えた。

現代車非正規職支会は15日から、7月の大法院の不法派遣判決により非正規職を 正規職に転換しろとし、7日間工場占拠座り込みを続けている。だが使用者側は 大法院の不法派遣の判決はまだ確定していないので、交渉と使用者性の認定を 全面的に否定している。(蔚山=蔚山労働ニュース、チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-22 22:28:59 / Last modified on 2010-11-22 22:28:59 Copyright: Default

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