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キリュン電子前ゴリアテ、警察強制鎮圧完了

キム・ソヨン分会長は病院に送られ、最後まで「非正規職撤廃」を叫ぶ

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2008年10月21日13時10分

結局、非正規職の雇用保障を要求する切迫した心が崩れた。警察が午後1時20分 頃、キリュン電子前のゴリアテに上がっていたキリュン電子のキム・ソヨン分 会長と民主労働党ソウル市党のイ・サンギュ委員長を強制的に引き降ろした。

消防のはしご車と警察特攻隊まで投入した作戦により、キム・ソヨン分会長と イ・サンギュ委員長が手足を持たれて強制的に引き降ろされ、5分もたたずに、 用役職員によりゴリアテは撤去された。キム・ソヨン分会長は「死にそうだ、 なぜお前たちが強制的に私を引き下ろそうとするのか」と泣き叫び、イ・サン ギュ委員長は「非正規職撤廃しろ」と大声で叫んだ。

警察はゴリアテに行こうとする組合員と市民をすみに追い詰めて動けないよう にした。引き降ろされてきたイ・サンギュ委員長は金川警察署に連行され、失 神状態だったキム・ソヨン分会長は始興のヒミョン病院で運ばれた。

同じ時刻、キリュン電子工場の中では使用者側が準備した録音テープが流され た。キリュン電子分会組合員はキリュン資本を粉砕しようという支持されない 主張をしており、公権力投入は正当だという内容だった。またキリュン電子は 労使和合で頑張って働く会社になるとも言っていた。

こうした強制鎮圧に茫然自失とするキリュン電子分会のユン・ジョンヒ組合員 は、「私たちに暴力を行使して、その上の人が死にそうだというのに笑ってい る救社隊と用役職員には何も制止せず、法執行だ何だと言う警察が公権力か」 とし「大韓民国は労働者と市民、国民のための国ではない」と怒った。

一方、ゴリアテの撤去が完了し、キリュン電子使用者側は引っ越しトラック6台 を投入した。キリュン電子は25日に会社の移転を完了する計画だ。そのため、 米国遠征闘争に行ったキリュン電子分会組合員たちは、25日まで延長して米国 で闘争を続ける予定だ。

▲キム・ソヨン分会長が連行され茫然自失で座るキリュン分会のユン・ジョンヒ組合員

[12:00]キリュン電子前のゴリアテ、警察強制鎮圧切迫
強制連行相次いで発生、「強制的に引き下ろして解決しない」

昨日(10月20日)に暴力事態が発生したキリュン電子の前では、鉄製構造物のゴ リアテを撤去しようとする警察の作戦が始まっている。今日(21日)午後12時現 在、ゴリアテの下には墜落の危険を防止するマットが敷かれており、ゴリアテ に上がっているキリュン電子分会のキム・ソヨン分会長と民主労働党ソウル市 党のイ・サンギュ委員長を引き下ろそうとするはしご車が待機している。また、 警察の特攻隊も投入されている状態で、さらに緊張が高まっている。

▲キリュン電子前のゴリアテにはキリュン電子キム・ソヨン分会長と民主労働党ソウル市党イ・サンギュ委員長が上がっている。

マットは警察の指揮下にキリュン電子使用者側が雇った用役職員たちにより敷 かれた。この過程で警察の車がバックしてゴリアテに接触、ゴリアテがひどく 揺れるという危険な状況が発生した。

そのため民主労働党ソウル市党のイ・サンギュ委員長は、「この事態は私たち を強制的に引き下ろして解決する問題ではない」とし「警察は強制鎮圧に固執 せず、キリュン電子使用者側が前向きな案を持って交渉に出てくるように仲裁 すべきだ」と話した。イ・サンギュ委員長が話しても、声が聞こえないように キリュン電子工場の中の救社隊は大声で歌を流した。

昨日の暴力事態以後、市民社会団体の活動家とネチズン、キリュン電子分会組 合員など20数人が夜中にゴリアテ座込み場の前を守った。昨日の事態でキリュ ン電子使用者側が労組側に交渉を提案したりもしたが、既存の立場から変化が なく、労組側は雇用保障に対する前向きな案を持って来なければ交渉に応じら れないとし、使用者側の態度変化をまた要求した。

使用者側が対話を要請し、労組側も提案を持って対話することを望んでいるが、 警察側の強制鎮圧一辺倒の態度がむしろ事態解決を難しくしている実情だ。警 察は今日もゴリアテを守っていた市民の手足を持って強制的に引き出した。ゴ リアテを守っていた20人のうち10数人が引きずられて行き、現在は組合員3人と 市民4人だけがゴリアテの下に残っている状況だ。組合員の1人は妊娠中でもあ る。また警察は、キリュン電子に通じる二本の道をすべて塞ぎ、連帯に来た市 民の足を防ぎ、強い抗議を受けている。

一方、昨日夜連行された11人は金川警察署で調査されており、このうち1人は病 院での治療を要求している。また昨日の夜、怪我をして高麗大九老病院で治療 を受けている市民1人は、左目に出血と激しいむくみで検査も難しい状態だ。病 院では腫れが引かなければ検査と治療ができないと言っている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-10-22 10:07:02 / Last modified on 2008-10-22 10:07:03 Copyright: Default

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