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人権委、「座込み場の消防施設溶接封鎖は人権侵害」

「人権委緊急措置、誰にも非難されない無難な選択」

チョ・スビン記者/ 2007年07月18日17時08分

交渉の中断でイーランド-ニューコア事態が長期化する兆しが見られているが、 国家人権委員会は18日、「イーランド座込み場の消防施設溶接封鎖は、重大な 人権侵害」という緊急救済の結果を発表し、事態収拾に乗り出した。

人権委は「放火シャッターなど出入口を遮断した後、溶接封鎖したことは、 ニューコア江南店の場合、施設主体側が被害者たちが占拠座り込みをしている 地下1階の売り場に通じる出入口のうち、正門側1か所を除きすべて(非常口を 含む)を鉄の棒や鎖などで溶接した事実を確認した」とし「人権委が現場を調 査した当日の7. 16. 会社側は午前中に溶接封鎖した部分を酸素溶接で溶かし て解除したが、実地調査の過程でほとんどすべての装置が持続している事実を 確認した」と説明した。

そして人権委は「占拠座込み場に多数の出入口がある点を考慮しても、防火 シャッターなどの出入口を溶接封鎖した措置は、被害者たちの身体の安全を侵 害するものと判断される」とし、また「出入口が遮断されて溶接封鎖措置を直 接目撃することで感じた深刻な侮蔑感などは、韓国の憲法が保障する人間の尊 厳と価値に由来する人格権を侵害したと判断した」と明らかにした。

また人権委は「生活必需品などは検査後に搬入を許していて、緊急な救済措置 が必要な状況ではないと判断するが、戦闘警察による女性用品検査は不適切な ので、婦人警官を配置して実施するように現場で措置した」と明らかにした。 だが、「警察兵力などを配置して、家族との面会を制限するなどの出入統制を していることは事実だが、これは業者側の施設保護要請により関連法令(警察 官職務執行法など)により取られた措置で、緊急な救済措置は必要ではない」 と判断した。

国家人権委員会は、出入口の溶接封鎖措置が警察の指揮の下で行われたという 一部マスコミの報道に注目し、指揮の具体的な内容および主体などについて継 続的な調査を実施することにした。

「国家人権委は無難な選択をした」

一方、国家人権委が事案の緊急性を考慮して緊急救済措置を明らかにしたが、 その緊急の内容を考慮すると、発表内容は不十分だという反応が人権団体から 提起されている。

人権運動サランバンのパク・レグン常任活動家は、「国家人権委が無難な選択 をした」とし「今回の事案は、警察と会社側に人権侵害を要請できることなの に、誰にも非難されない線で妥協した」と語った。パク・レグン活動家は「常 任委員会の認識が反映されたのだろう」とし「イーランド闘争の重要性、現場 の非常な状況、非正規職状況をよく知らないようだ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-21 03:10:16 / Last modified on 2007-07-21 03:10:18 Copyright: Default

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