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「幽霊労組も労組だという労働部長官はダメ」

金属労組「エバーランド御用労組認定発言…掌管されれば繰り返される」

ウン・ヘジン記者 2021.05.04 11:11

2011年にサムスン・エバーランドに御用労組が設立された当時、 中部地方雇用労働庁長として働き、 使用者側の肩を持って問題になった雇用労働部アン・ギョンドク長官候補に 労働界が反対し始めた。

5月4日、アン・ギョンドク雇用労働部長官候補者に対する人事聴聞会が予定されている中、 金属労組が国会の正門の前で記者会見を行って安候補の任命を撤回しろと要求した。 金属労組が安候補に反対し始めた理由は、 彼が2011年に中部雇用労働庁長として働いていた当時、 サムスン・エバーランド御用労組問題に 「使用者側の不法に協力」すると言って民主労組を弾圧したと見ているためだ。

安候補は2011年の国政監査で環境労働委員会の洪永杓(ホン・ヨンピョ)委員が サムスン・エバーランド御用労組には労組としての活動がない点と、 委員長、幹部が誰かわからないという根拠をあげて非正常な労組ではないかと質問すると、 「一般的場合なら問題になる」と曖昧に答えた。 その後、総合監査の時に安候補はエバーランド企業労組について 「労働組合活動をしていると把握される」と答え、さらに大きな議論を生んだ。

金属労組は「国政監査以後に調査をしたアン・ギョンドク前庁長の答弁書は、 明らかにエバーランド御用労組を労組と認める発言」だとし、 「地域の労働庁長だった時もあった不法を擁護する認識が、 労働部長官になって繰り返されることはないと誰が大言壮語できるだろうか」とし、 アン・ギョンドク労働部長官候補者任命の撤回を要求した。

また彼らはアン・ギョンドク候補にも当時の庁長の立場により 「この10年間、合法的な団体交渉権を剥奪されて弾圧された 金属労組サムスン支会の組合員たちに真心から謝罪して 即刻候補者から降りろ」と要求した。

金属労組サムスン支会のチョ・ジャンヒ副支会長は記者会見で 「当時、アン・ギョンドク労働庁長がきちんと御用労組を調査して、 実体を把握していれば、 10年間交渉権を剥奪されるサムスンの労組瓦解戦略は実行できなかった」と指摘した。

労組瓦解戦略にもかかわらず、サムスン支会は今年交渉代表労組になった。 しかし労組は御用労組の民主労組無力化の態度は相変わらずだと見ている。 チョ副支会長は 「サムスンの労組破壊事件が天下にあらわれて、 裁判が3〜4年進められている間にも御用労組はずっとこれまでどおりの活動をしている」とし 「10年で初めて今年サムスン支会が交渉代表労組になると、 御用労組は雇用労働部に異議申請をした。 最後までサムスン支会を無力化しようとする姿を見せている」と説明した。

金属労組法律院のソ・ポムジン弁護士は 「2011年6月に設立したエバーランド労組は使用者の支配介入で作られた労組という裁判所の判決がある。 これに対して2019年に刑事判決があり、 当時の御用労組委員長だけでなく、企業関連の使用者側の人はすべて 会社側の文書によって組織的に動いていたことが認められた。 不当労働行為だったということだ」とし、 これにより「雇用労働部と龍仁市庁は該当労組の設立を取り消すのが当然。 しかし支会の設立取り消し要求陳情にもかかわらず、 両行政庁は責任がないと互いに責任転嫁し、 4月末に文書を送ってさらに証拠を提出するよう要求している状況」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2021-05-08 01:25:30 / Last modified on 2021-05-08 01:25:33 Copyright: Default

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