本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:クーパン労働者死亡「宅配産業の労働強度が高まり安全を威嚇」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1603229120281St...
Status: published
View


クーパン労働者死亡「宅配産業の労働強度が高まり安全を威嚇」

非対面経済活動の増加で宅配産業特需、「全数調査、勤労監督を」

ユン・ジヨン記者 2020.10.16 16:17

10月12日、クーパン物流センターで夜間分類作業をしていた20代の青年が死亡し、 物流労働者の安全に関する政府の対策を要求する声が高まっている。 コロナ19による非対面経済活動の増加で労働強度が高まり、 物流労働者の安全が脅かされているという指摘だ。

[出処:クーパン]

10月12日午前6時頃、慶北道漆谷のクーパン物流センターで夜間分類作業をした 20代の青年A氏が退勤後に死亡する事件が発生した。 解剖検査の結果、死因は「原因不明の内因性急死」だった。 彼は漆谷センターで1年以上働いてきた日雇い労働者で、 夜間宅配物流の分類作業をしてきた。 普段、A氏は持病がなく、酒やタバコもしなかったという。

クーパン発コロナ19被害者の会とクーパン発コロナ19被害者支援対策委は10月16日に声明を発表し 「コロナ19集団感染に対するクーパンの謝罪と再発防止約束を受けられないまま、 漆谷センター労働者の死亡の報せに接し、深い遺憾を表わす」とし 「政府と社会はクーパン労働者を共に守らなければならない」と強調した。

対策委は日雇いで夜間宅配の分類をしたA氏には、事実上勤務選択の自由がなかったと主張している。 大部分のセンターがシャトルバスに乗って行かなければならない郊外にあり、 延長勤務がある日はシャトルバスが運行せず、 夜間勤務者が動けずに会社に閉じ込められ、 延長勤務をしなければならないということだ。 A氏も1日8時間、週5日働き、物量が多い日は30分〜1時間30分まで延長勤務をしたという。

クーパン内での高い労働強度と業務ストレスに対する指摘も着実に提起されてきた。 対策委は「クーパンにだけある時間当り生産量(UPH)基準が日々上がっている。検修、家品、包装、分類、上車などすべての公正で個人別UPHがリアルタイムで管理者に監視されて10分だけUPHが止まっていても指摘にあうからトイレも簡単に行くことができない」として「UPHは昼休みを含んだ休み時間にも測定を止めないために休み時間でも食事を抜かす労働者もいる。UPHが平均以下に落ちれば管理者は放送で呼んで叱り飛ばしながら、恥を与える。労働強度が高まりながら、契約職より痛い時休める日雇いを自ら選んだりもする」と明らかにした。

合わせて対策委は「コロナ19で非対面経済活動が増えたし、宅配産業が特殊をむかえた。普段労働強度以上の業務を耐えられなければならない物流労働者たちの安全が脅かされている」として「政府は宅配産業作業現場全般に対する勤労監督と全数調査を早く実施しなさい」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-10-21 06:25:20 / Last modified on 2020-10-21 06:25:21 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について