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警察、青瓦台前の労働者記者会見も妨害、衝突

「青瓦台前座り込みで戻ってきたのは新しい政権の暴力弾圧」

キム・ハンジュ記者 2017.07.06 15:05

警察が青瓦台の前で非正規職と整理解雇撤廃のために闘争した労働者たちの座込場を侵奪したのに続き、 記者会見まで妨害した。

闘争事業場共同闘争委員会(公闘委)は7月6日午前11時に青瓦台噴水台の前で 集会と座り込みを妨害した警察と鍾路区庁を告訴する記者会見をしようとした。 しかし警察は午前10時40分から労働者たちがゼッケンを着用したという理由で記者会見を防いだ。 ゼッケンには「非正規職撤廃、整理解雇撤廃、労働三権争奪」と書かれていた。

公闘委は警察に報道資料を見せて予定された記者会見だと抗議したが、 警察は労働者を阻止して座込場を囲んだ。 この過程で警察と公闘委の間で1時間以上揉み合いになった。

現場にいた警察の指揮関係者は、記者会見を防ぐ法的根拠についての記者の質問に 「ゼッケンは集示法違反で、どの条項に該当するかは確認しなければならない」と答えた。

結局、記者会見は青瓦台の噴水台から離れた 孝子路で進められた。

公闘委は午後12時過ぎにやっと孝子路で記者会見を行って 「労働者たちは記者会見をするのも大変だ」とし 「われわれは路上に追い出されて闘争する労働者への 文在寅(ムン・ジェイン)政権の態度は 李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)政権と違わないことを青瓦台の前で しっかり確認した」と話した。

続いて公闘委は 「16日間、青瓦台前で非正規職、整理解雇法廃棄しろと座り込んだ労働者たちは、 警察に殴られ、踏みつけられ、病院に運ばれた」とし 「正当な集会の権利を踏みにじる政権と警察の態度はもう見過ごせない」と話した。

公闘委はこの日、ソウル地方警察庁長官、 ソウル鍾路区庁長など6人を集会および示威に関する法律違反、 職権乱用権利行使妨害罪でソウル中央地方検察庁に告訴した。

警察と鍾路区庁は6月22日から26日まで、労働者の座込場を5回侵奪した。 22日には陽光を遮る座込場の日よけテントを強制的に奪取し、 23日には警察と公務員が横断幕をナイフで切り、 抵抗する労働者の肩を傷つけた。 24日には雨を避けるためにビニールを準備したが、設置する前に警察が押収した。

その上、労働者たちは警察の人権侵害も頻繁だと明らかにした。 青瓦台が噴水台前の道を開放したが、 公闘委の労働者たちにだけ通行を制限し、 ゼッケンの着用を理由としてトイレも行かせなかった。 トイレに行く時は、警察がトイレの建物の中まで入ってきて監視したと公闘委は伝えた。

公闘委のチャ・ホノ共同代表は 「青瓦台の誰一人、100m前で弾圧される労働者の話を聞きに出てこなかった」とし 「警察は、ビニール、日よけテントを奪い、 労働者たちの権利は一歩も進めなかった。 私たちを街頭に追いやった整理解雇、非正規職悪法は民主党が作った。 だから文在寅大統領は 責任を取って道端に追い出された労働者の手を取らなければならない」と訴えた。

チョン・ジュニョン弁護士は 「公闘委の集会は合法的な手続きを経た。これを警察が妨害した行為は集示法違反」とし 「また、労働者の通行を公務員証を提示せずに制限し、 基本的な権利の行使を妨害したのは刑法の職権乱用」と話した。

公闘委は6月21日から青瓦台の前で、 △非正規職、整理解雇法廃棄、 △労働法全面制定・改正による労働三権保障、 △闘争事業場問題の解決を要求して座り込みをしてきた。

一方、公闘委は青瓦台が労働者たちの座り込みを無視し続けたため、 青瓦台前の座り込みを6日に終わらせ政府ソウル庁舎前で座り込みを再開すると伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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