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韓国スリーエム、「もっとマスクを生産しろ」〜裏で労組弾圧?

「韓国スリーエム、マスク需給不安助長」国民請願1千人

キム・ハンジュ記者 2020.03.16 09:18

最近コロナ19の拡散で「特別延長勤労」に突入したマスク製造業者、 韓国スリーエムが労働組合弾圧をしているという主張が提起された。

金属労組光州全南支部韓国スリーエム支会(以下労組)によれば、 3月1日、韓国スリーエムは交渉長期化を理由として一方的に団体協約の解約を通知した。 韓国スリーエムは2018年の団体協約交渉で、 労組活動時間縮小、労組組合費控除中断などの改悪案を提示して労組の反発をかった。 交渉は難航し、労働委員会は調整中止を決定したし、 労組は昨年10月に争議権を得た状態だ。

[出処:韓国スリーエム]

だが最近のコロナ19でマスク不足事態が深刻化し、 労働者は争議行為をせずマスク生産に集中していたと労組の関係者は伝えた。 使用者側は2月1日から4月30日まで特別延長勤労を導入し、 労働者の多くがこれに同意した。 特別延長勤労に入った労働者たちは、週68時間(延長28時間)働いている。 特別延長勤労に同意しない労働者も週52時間(延長12時間)労働をしている。 労組によれば、特別延長勤労を施行した結果、 韓国スリーエムのマスク生産量は平均の月700万枚から現在は月1000万枚へと約40%増加した。

このような状況で使用者側が団体協約を一方的に解約し、 労組無力化に動いているという主張が出て、批判が起きている。 3月5日、青瓦台の国民請願掲示板には 「マスク需給不安を助長する企業韓国※※の処罰を請願します」という文が載った。 作成者は「多くの企業が政府政策に合わせてマスクを生産するために 工場を24時間稼動させ、コロナ拡散防止のために努力している」とし 「しかし韓国※※ マスク会社はこの混乱した時期を労働弾圧に利用している。 誰もが一致協力して克服しなければならない時、 社会の混乱を招き、社会的責任を破る韓国※※企業の処罰を請願する」と書いた。 該当文は3月16日午前9時18分までに1201人が請願に同意した状態だ。 労組は当初、掲示物に「韓国スリーエム」と書かれていたが、 サイトの管理者によって「韓国※※」に修正されたと明らかにした。

労組の関係者はチャムセサンとの通話で 「協約廃止は労組を認めないと宣言する行為」とし 「特に苦しい時期に(労働者たちが)延長勤労に協力し、 スト権があるのに自制している状況で行われた会社の行為は、 労組に対する挑発と見るほかはない。 労組を認めさせるためにさまざまな弾圧に耐え抜いて、5年かけて締結した団体協約だ。 これを否定して『無団体協約』状態に戻す行為は決して容認できない」と話した。

しかし韓国スリーエムの広報チームの関係者は 「団体交渉は2018年8月から始めた。 その後労組が11か月間交渉を中断した。 私たちも(交渉が)進行できないと判断し、昨年4月(団体協約解約)に要請して、 これに伴い(今年の)3月1日に効力が発生した」とし 「現在、マスク生産ラインの労組員は特別延長勤労に同意していない。 会社はマスクラインだけに特別延長勤労を導入したので、 他の(部署の)人員で補完している」と述べた。

韓国スリーエム労働者たちは2009年5月に労組を設立し、 団体協約締結を要求する闘争を行い、当時は670人の労働者が労組に加入した。 その過程で労組と使用者側の用役が衝突する事件が発生し、 その後19人の労働者が解雇され、230人以上が懲戒を受けた。 2010年に解雇された労組支会長は、現在も復職闘争を続けている。 これまでに使用者側の労組弾圧により500人以上の組合員が脱退したと労組の関係者は伝えた。

韓国スリーエムは華城工場でマスクを生産しており、 約500人の労働者が雇用されている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-03-20 05:18:14 / Last modified on 2020-03-20 05:18:15 Copyright: Default

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