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ソウル大病院、マスクで身分差別議論...介護人に「直接購入しろ」

教授は数枚のマスク支給、職員は3日に1つ、介護人は自分で購買

ウン・ヘジン記者 2020.03.06 13:50

ソウル大病院の教授には数枚のマスクを支給したが、 職員には3日に1つ、介護人には自分で購入するように要求し、 身分差別の論議がおきている。 また看護師には使い捨て保護具の入手が難しいとし、再消毒して使えという指針を出した。

医療連帯本部ソウル地域支部ソウル大病院分会は3月6日午前11時、 ソウル大病院時計塔の向かい側で記者会見を行って、 労働者が安全でいる権利を要求した。 彼らは(病院側が)保護具4種セット (N95マスク、手袋、ビニールガウン、ゴーグル)が不足しており、 使い捨ての品物を消毒して再使用しろと指示し、 その上、有効期間が8時間のマスクを3日間使えという指針も出したと指摘した。

匿名のソウル大病院看護師は記者会見で 「ソウル大病院の確診患者病棟で働く医師・看護師は、 いつでも感染するかもしれないと考えている。 そして感染から守るものはただ保護具しかない。 しかし病院は使い捨てゴーグルとPAPRフードを消毒液で拭いて包装し、 EOガスで消毒した後に再使用している」とし 「5年前のMERSの時と違わない」と伝えた。 その上、病院は看護師に全身保護服をビニールガウンに変更して使わせていた。

労組によれば、病院はマスクの支給を要求する看病労働者に 「職員ではないので買って使え」と言った。 また2月末、看護行政課にマスクを受け取りに行った看病労働者たちは 「医療スタッフもマスクが不足しているので、介護士は買って使え」という話を聞いた。

希望看病分会のムン・ミョンスン事務長は 「介護士は感染しなければ国民として保護されない存在か」とし 「MERSの時も介護士は動く感染時限爆弾という視線を受けた。 介護士が安全だという記事は一つも見つからなかった。 こうした感染事態が私たちに与えるのは、からだと心の傷だけだ。 働いて差別され、感染するかと恐ろしいが、 仕事を止めることもできない」と吐露した。

ソウル大病院分会のキム・テヨプ分会長は 「労組がコロナ19が発生するとすぐ、 MERSの誤りを繰り返すことなく労使が共に解決しようと何度も話した」とし 「専門家の意見も重要だが、 それと同じほど重要なのは現場の意見だ。 現場の意見をよく聞くことで、ソウル大病院はきちんと役割を果たせる」と伝えた。

この日の記者会見では発電非正規職労働者たちが看病労働者たちに マスク500枚を寄贈した。 発電非正規職連帯会議のイ・テソン幹事は 「キム・ヨンギュン労働者の死に発電社が初めて言ったことが、 まさにうちの職員ではないのに、なぜ私たちが責任を取らなければならないかということだった。 国家公共機関病院で死ぬほど死闘している看病労働者、 彼らの労働が影労働だという話か」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-03-15 18:22:52 / Last modified on 2020-03-15 18:22:54 Copyright: Default

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