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現代車、マスクの支給も正規職-非正規職差別

正規職には防塵マスク、下請非正規職には防寒マスク

キム・ハンジュ記者 2020.03.04 10:28

▲左側は元請正規職に支払われた防塵マスク、右側は下請非正規職に支払われた防寒マスク [出処:金属労組現代自動車蔚山非正規職支会]

現代自動車蔚山工場で正規職には防塵マスクを支給したが、 下請非正規職労働者には防寒マスクを支給し、 差別の論議がおきている。

金属労組現代自動車蔚山非正規職支会(労組)によれば、 現代車は元請労働者に2月25日から防塵マスクを支給した。 支給されたマスクのKA110Vは1級産業用で、排気バルブもついた高級製品だ。 だが現代車は下請非正規職労働者にはマスクを支給しなかった。 現代車蔚山工場1、2次下請業者は約27社もあるが、 いくつかの業者だけが「防寒マスク」を支給していた。 防寒マスクはウイルス粒子を遮断する性能がない。 ここの下請労働者は2千人に達する。

2月25日、現代車蔚山工場でコロナ19確診者が発生したため、 マスクをもらえない下請労働者の怒りはさらに大きい。 雇用労働部による2月24日の 「コロナ19予防および拡散防止のための事業場対応指針」は 事業場内に確診患者が発生した場合 「事業場内全労働者の個人衛生管理(マスク着用など)および 作業場での待機または移動禁止などの相互接触を自制」することになっている。 同じ事業場で確診者が発生したのに、 下請労働者にはマスクを支給しない行為は指針違反に該当する。

その上、該当下請業者は事業場内で確診者が発生したのに休業措置を出さなかった。 労働者は個人健康権保障を要求したが、業者は出勤を強要した。 その上、出勤しなければ休業手当てを支払わず、 欠勤による懲戒で処理するという方針を明らかにしたという。 これに伴い、ここの下請労働者たちは2月5日から14日までストライキをして労働者健康権保障を要求した。

労組のキム・ヒョンジェ支会長はチャムセサンとの通話で 「国家医療災害の状況で、マスクで人を差別している」とし 「(下請非正規職)組合員が『下請はウイルスにかかってもいいのか』と怒っている状況だ。 それでストライキまでした。 労働者の健康権はコロナ19事態でも保障されなければならない」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-03-06 22:05:59 / Last modified on 2020-03-06 22:06:00 Copyright: Default

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